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Daily  作者: 斎藤一樹
11/31

第三話 その1


どうも、松屋で昼ご飯にビビン丼食べてたときに物理のA先生そっくりな横顔の男性が入って来て一瞬ビクッとなった一樹です。


 いや、別に私がその先生の事が嫌いとかそういう事じゃ無いんですよ……?ただ、ちょっと苦手なだけで……。好き嫌いで言えば、間違いなく好きなのですが。


 まあさておき、第三話です。……書き下ろし、出来ませんでした!予告通り新キャラ登場です。


 最後に。今日であの東日本大震災から丁度半年が経過しました。改めて、亡くなった方々への哀悼と、一日も早い復興をお祈りします。


 四月の終わりのある日のこと、担任の先生に呼び出され、部活に遅れた僕は、小走りで部室棟内に入り、部室のある階へと登り、階段から廊下に出て。

 不審な人物を発見した。

 コソコソと窓から演劇部室を覗いている。警察とか呼んだほうがいいんだろうか。それとも、この場合は誰か先生を呼ぶべきか?

 ちなみにそいつは、外見で判断すると小・中学生といったところだが、おかしなことにこの学校の制服を着ている。…いや、本当にここの生徒なのだろうけど。

 と、その不審人物がとてとてと歩いてきて、こういった。

「ん?あなた誰ですか?」

「こっちの台詞だ!こののぞき野郎!」

「あたしはただの見学者で、のぞきじゃないですっ!後、女なので野郎ではありません!」

「嘘だ!あれは覗きとしか言わねえ!」

 まぁ、野郎云々については認めるけど。

「つーかお前、誰だ?」

「あたしは猫島美玖といいますっ!」

「お嬢ちゃんいくつ?小学何年生?」

「高校一年生ですっ!そしてあなたは誰ですか?」

「あぁ、僕は鈴木竜也。演劇部所属の二年生だ」

「よろしくお願いします、すすき先輩」

「濁点が足りねぇよ」

 秋の七草じゃあるまいし。

 っていうか。

「普通に部室に入って見学すりゃいいじゃねえか」

 すると猫島がにやりと笑ってこういった。

「こうやって覗いていたほうが、ありのままの姿を見ることが出来る、とは思いませんか?」 

「うわ、何か無駄に正論っぽい!」

 実際やってることはただの覗きなのだが。

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