Daily SS! 02
本編を補完したりしなかったりする番外短編、第二回です。
今回はDailyの舞台裏を描いてみました。設定としては、今回のこの話はDaily本編の約一年前、竜也や蘭はまだ高校一年生です。
竜也による一人称で話が進んでいく本編と異なり、SSはそういう決まりも何も無いので、これからもSSで舞台裏を描いていくことがあると思います。
ある日の放課後。部室には、まだ華と蘭しかいない。
「ねぇ部長」
「どうしたの、蘭?」
「部長って鈴木のことが好きなんですか?」
「な、何よ突然」
「いえ、別になんとなくです」
「……それ、答えなきゃダメかしら?」
「はい」
「…どうしても?」
「どうしても、です」
蘭の真剣なまなざしに、思わずたじろぐ華。華は諦めたようにため息をつくと、
「わかったわよ、答えればいいんでしょ、答えれば」
と少し自棄になって言った。
「ええそうよ、私は竜のことが好きよ。悪い!?」
「いえ、そうじゃなくて…。いや、やっぱり悪いかなぁ…」
「何なのよ!」
「この際だから、はっきり言います。私も鈴木の事が好きなんです」
「な、何が言いたいのよ…」
「これは部長への宣戦布告です」
「な、な……。」
「部長、貴女に鈴木は渡しません!」
二人はバチバチと火花が散りそうな勢いで睨み合う。
これが、初めて相沢華と春原蘭が鈴木竜也を巡りお互いをライバルとして認識した瞬間だった。
どうも、「宿題の山が倒せない」、斎藤一樹です。皆さん、宿題は終わりましたか?
…いや、夏休み最終日にする質問じゃあないことは分かってますとも。因みに私はまだ終わってません。この短編も以前書いたやつのコピペです。新規作成してる余裕がありません……。
さて、二学期が始まります。色々忙しくなってくるので、更新は今までと違い完全に不定期となります。それでは、なるべく早くまたお会いできることを願います。