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君色  作者: 小狼
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始まり

作者の体験談を少し含めてみました。


少しでも共感して頂けたらと思います。



入学式。



私は期待で胸を膨らませながら今日から通う高校へ向かった。





眠くなる様な校長先生の話を聞き




これから何度も歌う校歌を先輩達が歌い




何事もなく入学式は終わった。






まだ体に合ってない制服



くたくたになっていた中学校の制服とは全く違っていた。





「これから…ここに通うんだ」



校舎を見渡す





同じ中学校出身の人がいなくて全員知らない人。



友達が出来るかなどの不安でいっぱいだった。



家に帰ってベッドに倒れたまま眠ってしまった。










入学式から1ヶ月。



今までと全く違う環境に慣れるだけでいっぱいいっぱいだった。


でも友達ができた。



「みさーー!!」



「ナミちゃん!!」





ナミちゃんは席が近くて、私が勇気を出してしゃべりかけたら明るく対応してくれて




コロコロと表情が変わって楽しくて




親友と呼べる仲まできた。





「みさ?」



「え?あっ!ごめん…。」





「みさはいつもボーっとしてるな!」


ニャハハと笑いながら言う。


そんな他愛のない話をしてた。





ふと

部活動をしている先輩達が見えた。




ナミちゃんはそれを見つけ、駆け寄った。



「お~。やっぱバスケやってるのってカッコイいよな!」



「うん!ドリブルうまい人いると、ついつい見入っちゃうよね。」




「それわかる!たとえ敵でも誉めちゃうよなぁ」




「ナミちゃんはさー」


「ん?」




「部活…何に入るか決めた?」




「んー…。」



ナミちゃんに聞いてから自分も何に入ろうか迷った。



「そうだなぁ~」




私はナミちゃんは運動部に入りそうだなぁと思っていた。



運動神経が良くて、本人も体を動かすのが気持ち良いって言ってたから陸上部やバスケ部、バレー部もいいんじゃないかと勝手に思っていたら




「私は弓道部に入る!」



意外な答えだった。




「えっ!?」



なんで?と聞く前に話してくれた。




「バスケとかバレーとかは授業とかでも出来るし、大人になってやろうと思えばいつだってできるじゃん?」




「うん…」


ナミちゃんが言いたい事はなんとなくわかった。





「でもさ…弓道なんて今しかできない気がするんだよね。大人になって『さぁやろう』と思って出来るものじゃなさそうだし」




「そっか…」



少し考えたけど、その観点から見てしまったら



弓道部しかないと思えてしまう。



「じゃあ…一緒に入ろう!!」





「がんばろうね!!」



こうして

私達は弓道部に入る事にした。



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