第5話
いわゆる『ゾンビ』に噛まれた・傷を負わされた人の中から一定数にはなるが、『変異体』となり、見た目こそ『ゾンビ』では有るが、知性も言語能力も『人間』のままである。
この『変異体』は人間ともゾンビとも共存は無理そうなので、独自の生活・生存をしている。
『変異体』チーム
私達は見た目はゾンビでも足腰は強く、屋根の上に上れたり、変化能力(身体の一部の変化)や、陣営統率が強かったりする。
生活圏は人間の来ない場所を選んではいるが、物資の探索で倒される事も有るようだ。
アネット視点
アネットチームがロスに向かって移動している。それでも探索等をしていると被害も出てしまう。
悩み事をしつつ運転していると、ビルのドアを開けて入っていくゾンビ(変異体)を発見。アネット達は追っていこうとすると、『変異体』の側がビルの前に数体出てくる。
アネット達は銃を構えるも、襲う気配が無いので、銃口を下げ、話しかける。
『変異体』リーダー視点
急に乗り物が止まり、こちらに向かってくる。武器も持ってるし、敵視してる?とも思ったが、相手のリーダーが銃口を下げさせた。
『ここまで来た人間は初めてだ。忠告しておく。このビルの奥には強いゾンビがいる。これ以上刺激しないで欲しい』と伝える。
相手のメンバー達に動揺が有るが、リーダーは「そう。警告ありがとう。」と言い、その場に乗り物から箱3つ程の物資を置いて去る。
アネット視点
先程のゾンビ『変異体』は会話が出来た。物資を置いて来たので、わかるだろう。
その事をイーサンに連絡する為にメッセージ(メール)を使う。
内容は【ゾンビに似た生命体発見。言語の理解・使用が可能で自我あり】と短文で書いて送る。
20XX年 5月 12日 朝1時過ぎ
イーサン達がロスの州軍基地に到着した。イーサン達も被害を出しつつ移動してきた。ここの弾薬庫は地下に有るので、無事なようだが、地上は見るも無残な状態である。
機能が一部落ちてるとはいえ、使える設備等も有るので、【この州軍基地を仮拠点とする】旨をアネットに返信する。
その間もキャノン姉弟をはじめ、皆が基地を使えるように改修していく。
アネットチーム 同日 6時30分
アネット達はイーサン達からの通知音で起きる。そのままロスへと向かう。(現在地アフリカ大陸のモロッコ)
モロッコから船でワシントン→ロスに向かう行路だ。貨物港に大型船が留まってれば良いなと若干の期待を持っていた。
同時刻 アルバート
アルバートは別荘の有る町の周囲から人間とゾンビを捕獲し、自らの手で変異体を作り出そうとしている。
変異体が生まれればその変異体を数体研究の材料(生け贄)にして、もっと強いゾンビの亜種を作り出すようだ。
その結果を上層部へ報告。その結果が新たなBOWやBC兵器として利用される。
現在のシナリオはまだここまでなので、この先はどのようになるか不明です。気長に待っていただけると幸いです。