君と桜の木の下で
[季節は巡るが君は来ず]
高校生の頃、約束をしたんだ。
「十年後の桜の木の下また会おうね」
僕は十年後の卒業式の日。
桜の木の下僕は待っていた、けど君は来なかったなー。
綺麗に満開の桜に目を奪われた君の横顔はとても素敵だったよ。大きな青いビー玉のような瞳一杯に映った桜が綺麗だった。
十年前は君と話していたのに、今は君がいないんだよ。あぁ、なんでだよ。
僕は来たのに、君は来れただろう?
君が寂しそうだったから約束くらい守ってやろうと思ったに……。
君が寂しそうな手紙を置いてくから、きてやったのに。
今日も桜が綺麗だけど、もうすぐ散りそうだよ。だからさ…早く来なよ。
ほら、僕はもうここに居るから。
もう飲めないラムネを良くくれた君。
シュワシュワした感覚が好きでさ、ビー玉を落とすのが大好きだ!
いつもビー玉を取るのを頑張るんだけどさ、結局取れないだよね。あれさ取れる裏技あるらしいね〜。
もっと前に知りたかったかな。
帰り道でよく買って溢してたわ。
桜見ながらまた飲んでみたいな。
だからさ遠くから見て、諦めんじゃないよ。
分かっててもきてくれた方が嬉しかったな。
「なんでだろう?視界が霞むよ」
僕が死だからってそんな悲しい顔をしないでくれよ。また桜の下にきてくれよ。
僕はここで待ってるからさ。
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