女子アナもねのロックな小説8
掲載日:2024/01/06
〇夜歩く の巻
音楽評論家のマサ斉藤センセイは、週末の深夜に生放送のラジオ番組を持っていた。
番組のエンディング曲が流れたごろ番組のスタッフが、
「センセイ、お電話です。女子アナの平もね、と名乗っています。うちの番組は、女性リスナーがほとんどいないので本物でしょうか?」
「ニセ者でも女子なら電話出るから」
先生は固定電話の受話器を思い切り引っ張って、
「私だが、本物かね?」
「センセイ、おはようございますう」
「おおモネタン!今夜は生で聴いてくれてたのか。声に元気がないけどどうしたの?」
「センセイが87年ころやってた洋楽番組のお人形が夜歩くんです!」
「このまえ探し出したと言ってたのか・・・あれは操り人形だから。モネタン、疲れてるんだよ。部長さんに相談してみたら」
後日・・・
「モネタンいる?」
センセイは、アナウンス部の部屋に来て、
「いた!ボクのラジオで、人形が夜歩く話をしたら中高年の野郎リスナーから御守りとかお札とか大量にとどいて」
「わっ!すごい数。安産の御守りもある」
「モネタン元気になったみたいだね」
「通販で買った布団圧縮袋に入れて圧縮したら、おばけ人形、歩かなくなりました。科学の勝利ですね」
(そのことラジオでしゃべっていい?)




