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day 5  さすがは賢者

初投稿となりますが、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。※投稿方法を勘違いしていましたので、修正しました。


・変なことに巻き込まれ、気が付いたら牢みたいな部屋の中。 何とか出所してドクターと看護婦さんに再会。 3人で能力値を確認したのだが、盗聴している奴がいる。



|||||



ドクターと白川さんは、鑑定が使える。 使いまくったそうだ。


で、見かけた兵士の中では、レベル30で筋力35が最高の数値だったらしい。

こちらでは、筋力が35程度なら、王城の兵士になれると。


剣術とか馬術とかは、別に必要なのだろうが、そこまでは見られなかったって。


メイドさん達は、レベル5前後で数値は平均10程度。 適正で、各数値にバラツキが在るらしいが。


そこから、レベル1で初期値が5。 レベルが1上がれば、各数値が1づつ上がる、、、のではないかと推測できるらしい。 私は、鑑定が使えないから判らんけど。 


我々の初期値は、こちら人の倍以上。 ドクターと白川さんだけなら、最高で4倍だ。

どの程度伸びしろが在るかは不明だが。


 「 直ぐ役立てるように、準備は進めています。 」


ドクターの発案で、2人は魔力コントロールの訓練を始めたらしい。 一部の初級魔法は、使用可能。 浴室で、水魔法なんかを練習しているらしい。


初期値は上でもレベルが1だから、戦えばメイドさんにも負ける。 数値上は。

それで自主トレか、さすがは賢者。 


 「 波乱さんも、トレーニングを初めることをお勧めします。 」


 「 そうですね。 それでは、早速。 」


灯りの魔道具に手を伸ばし、オンオフを始める。 もちろん、明るさ控えめだ。


 「「 ・・・・・・ 」」


2人ともちょっと眩しそうだ。 もう少し暗くして、点滅速度を速める。


 「 それでドクター、訓練方法なんですが、、、 」


 「 波乱さん、少し眩し 『 そうですか。 では、机の下で 』 いですね。 」


灯りの魔道具を、机の下の床に移動させる。 盗聴なら、これで聞こえないだろう。


2人が、変な目で見ているので、一応説明しておく。


 「 私には作動中の魔道具が、うっすら光って見えるようです。 さっきの魔道具は、触る前から光っていました。 座る場所を指定されているなら、恐らく盗聴かと。 」


 「 そんなことまで・・・・・・しているかも知れませんね。 召喚されてから、しばらく経ちますが、ノンビリし過ぎです。 メイド以外の見張も付いているみたいです。 」


 「 ドクター、は気が付きませんでした。 それと、救急隊員の2人も気になります。 」


 「 私たち、これからどうなってしまうんでしょう。 テンプレから外れ過ぎです。 」

白川さんも、心配しているようだ。 てか、読んでたんだ異世界物。


 「 過去に召喚した勇者が暴れた、と言っていましたが、彼らの行方も気になります。 彼らはどうなったのか、何と戦ったのか。 」


その通りだね、ドクター。 


 「 それはそうと、誰から情報を仕入れているんですか? 」


 「 連絡は、すべてクリスさんから聞いています。 メイドさんと兵士以外、見ていませんね。 」


 「 クリスって誰です? 」


 「 私付のメイドさんですよ、一番入り口に近い金髪の・・・・・・ 」


ドクターはそう言って、金髪両耳エルフ少女の右側の少女を示す。 クリス確認。

こちらも金髪両耳エルフだ。


 「 私付のメイドさんは、リナって言うんですよ。 ラナさんの妹だそうです。 」


 「 ほ~。 」


白川さん付のメイドさんが、いつも私を睨んでるリナ。 真ん中だね了解。

金髪多いな、エルフ。


 「 ラナさんは半エルフ、リナさんはハーフエルフだそうですよ。 」


 「 半エルフ? ハーフエルフ? 同じじゃ無いんですか? 」


 「 ハーフエルフはエルフと人のハーフ。 半エルフも同じですが、どっちかの耳が人と同じ場合、半エルフと呼ばれるみたいです。 その・・・・・・言い難いんですが、人でもエルフでも無い扱いだそうです。 」


エルフ差別か。 ハーフエルフでも差別対象だったかな、そうすると半エルフって。


 「 半エルフは、ハーフエルフより扱いが下なんだそうです。 」


悲しそうな白川さん。 だから、ラナはガリガリに痩せていたんだ。 

そうすると、耳を見せているのは、エルフだよ~って言うアピールか。 気にいらんな。



 「 とにかく、各自トレーニングを続けて、何が起きても対処できるように備えましょう。 最悪の場合、逃げ出すことも覚悟しておいて下さい。 今のままでは、メイドさんにも負けますので、トレーニングは必須です。 」


 「 了解。 ドクター。 それと、奴隷の首輪以外に、腕輪とイヤリングの魔道具が在りました。 アクセサリー類には、十分注意して下さい。 奴隷にならないようにね。 」


頷く2人。 


あ、灯りの魔道具が壊れた。 お、何か音がした。

変化無しか。 でも、魔道具の文字色が明るく反転している。 押せるか?



   名 前:波乱万丈(はらん ばんじょう)

   年 齢:55

   称 号:巻き込まれた病人

   職 業:ENGINEER

   成長度: 1

   生命力: 9/10

   魔 力:10/10

   筋 力: 7/ 7

   知 力:14/14

   素早さ: 8/ 8

   器用さ:14/14

   技 能:エンジニアリング

   技 術:魔道具操作 ≪ 魔道具破壊 ≫


おい。 《 魔道具破壊 》 って何なの。

魔道具って、床に叩きつけても壊れるよね、多分。 そっちの方が簡単じゃ無いのか。

気が付かれた点など在りましたら、読後の感想をお待ちしています。 

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