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変化無し

初投稿となりますが、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。


・変なことに巻き込まれ、気が付いたら牢みたいな部屋の中。 魔道具を改造出来る、新しい技術を手に入れる。 過去の知識を探す途中で、120年後の予想を聞いて軽く絶望。 やっと遠征組が帰還した。 


|||||



遠征組が戻ってきて、ホッとしている自分が居る。 やっぱりここは異世界、同じ世界の人がいると安心できる。

敵か味方か、その辺は注意する必要はあるんだが。



   名 前:波乱万丈(はらん ばんじょう)

   年 齢:55

   称 号:巻き込まれた病人

   職 業:ENGINEER

   レベル: 11

   H P:28/30

   M P:80/80

   筋 力:12/12

   知 力:50/50

   素早さ:13/13

   器用さ:60/60

   技 能:エンジニアリング

   技 術:魔道具操作 ≪ 魔道具破壊 ≫ ≪ 魔道具解析4 ≫ ≪ 遠隔操作5 ≫

             ≪ 魔道具改造9 ≫


レベルが上がって、だいぶステータスがアップした。

減り始めたHPも、”20%”じゃ無くて ”2”だったらしい。

ちょっとホッとした。


 「 波乱様。 今日は顔色がよろしいですね。 レベルが上がったのが、良かったんでしょうか? 」


 「 そうだね。 少し楽になったよ。 」


ラナに言わせると、やっと人族に見える肌色になったらしい。

じゃ前は、何に見えてたんだろう。 ゾンビとか?





 「 波乱様。 白川様がいらっしゃいました。 」


べランで一服していると、朝から来訪者だ。 何か在ったのか。



 「 お早うございます、波乱さん。 」


 「 お早うございます、白川さん。 何か在りましたか? 」


 「 約束を守りに来ました。 」  約束?


 「 ハイヒールを、使える様になりました! 」


 「 おお。 そいつは凄い! 」


腰に手を当ててピースしているけど、プルプルと色々凄い。




 「 昨日は、MPが少なくて使えなかったんですよね。 ゆっくり休んだら回復したんで、早速来ちゃいました。 」


 「 ありがとうございます。 助かります。 よろしく、お願い致します。 」


 「 判りました。 ちょっと確認しますね、【 鑑定 】 ・・・・・・波乱さん? 」


 「 いやぁ、ちょっと。 今は、かなり楽になりましたけど。 」


おじさんは、若い娘には見栄を張るんだよ。 特に、体調に関してはね。



 「 波乱さん。 ひょっとしたら、治らないかもしれませんが・・・・・・。 」


 「 インフォームドコンセント、ですね。 もちろん判っています。 治ったら儲け物、程度で考えてれば良いですかね? 」


 「 申し訳ありません。 」


 「 むしろ、あっしが謝らなくては。 余分な気を遣わせてしまって、申し訳ない。 無理はしてないですよね? 無理、無茶、無駄は厳禁ですからね! 」


 「 はい。 ・・・・・・じゃあ行きます、ハイヒール! 」


白川さんの全身が眩しく光ったともったら、俺の身体に温かい物が流れてくる。

治ってくれると良いんだが。



|||||



みんなで朝ご飯。 みんなで食べる食事は、楽しい。

もうね、勢いでラナ&メイドさんズも一緒の食卓で食べてる。


白川さんも河原君も、気にしないって言ってるし。

2人の、担当メイドさんも一緒だ。


もっとも、俺の食べる分はラナが毒見してから。

これは、譲れないんだって。



 「 これが、ライトアロー(改良版)。 貫通力が改良されてて、盾と鎧2体分を貫通できる。 2人とも光属性持ってるから、使えるだろ。 」


 「 助かるっす。 」


 「 ありがとうございます。 」


結局、治らなかった。 白川さんが頑張ってくれたんで、意地でも治りたかったんだが。

鑑定持ちは、誤魔化せませんな。


ヒール系はケガを治す呪文だし、次はキュア系を極めるって言ってくれた。

何処までも前向きな白川さんだ、頭が下がります。


で、必要以上に思い詰めて、ストレスにならない様にとお願いはした。



 「 後で、ライトアロー(改良版)を100倍に改造した魔道具も届けるよ。 緊急時にでも、使ってくれ。 」


緊急時には、通常版100発より、100倍1発の方が使い道在るだろ。

1発外したら終わりなのか---不味いか?


んでも、秘密兵器ってそんなもんだって、おじさんは思うのだよ。



 「 100倍って、どんな魔物を倒すつもりなんすか! 」


 「 それは任せる。 あくまでも、当社比100倍なんでノークレームで。 」


 「 なんすか、それは! 通販じゃないんすよ! 」


 「 返品も不可だからな! 」


 「 ハハッ! 」

 「 フフッ! 」


近頃は、暗い情報ばかり。 少しでも、笑いあえる時間は重要だ。


この後、戦略的撤退について再度提案、2人に了承された。



|||||



朝ご飯の後は、一服タイム。

もっとも直ぐに3人娘が来るんで、そんなにノンビリも出来なかったりする。


MPが大幅に増えたんで、改造作業は1時間で終わった。

ビバ! レベルアップ!



その後は、ライトアロー(改良版)の改造。

最初だから、外観は例によって箱だ。 楽なんだよ、作り置きできるし、置く時安定するし。


≪ ライトアローの魔道具 : 並,10倍,100倍 ≫



5台作って、2台を持ってく。 

さて、宰相と女王様にお願いに行きましょうかね。



気付かれた点など、読後の感想をお待ちしています。


独自の理論を展開していますが、ファンタジーの世界観を壊さない範囲に留めているつもりです。

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