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久保山くん

初投稿となりますが、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。

※誤字帝政のご指摘、ありがとうございます。 誤字・脱字が無くなる様に、精進します。


・変なことに巻き込まれ、気が付いたら牢みたいな部屋の中。 魔道具を改造出来る、新しい技術を手に入れる。 魔道具と研究室を頂いたのだが、まだ未稼働。 過去の知識を探す途中で、120年後の予想を聞いて軽く絶望。 やっと遠征組が帰還してきた。



|||||



指定された場所で待っていると、遠征から帰ってきた2人と騎士達が訓練場に入って来た。

2人とも、ちょっぴり汚れてる。 遠征先だから、風呂は毎日入れないからな


 「 お帰り。 白川さん、河原君。 」


 「 ただいま、戻りました。 」


 「 ただいまっす。 」


 「 無事で良かった。 」



白川さんは実の娘より若いから、余計に心配したんだよ。

河原君は---頑張ったな、良くやったぞ。



 「 それより波乱さん、先にやってしまいましょう。 」


 「 やる? 何を? 」


白川さんに手を引かれ、訓練場に入って来たカバーが掛けられた馬車の元へ移動。


 「 ちょっと、待ってて下さいっす。 」


河原君が、槍を持ってカバーの中に入ってく。

入る時にチラッと見えたんだが、馬車じゃなくて檻だこれ。


 「 養殖か。 」


 「 そうですよ。 まだ生きてる魔物ですからね、早めに処分しないと。 」


 「 そりゃそうか。 」


よく見ると、帰還組の騎士さん達も、馬車の周りで待機中。

魔物を退治するまでが遠征、って事なのかな。



 「 波乱さん、この槍を押して下さい。 」


 「 おう、了解。 」


皆さんを待たせてるんだ、ノンビリなんかしてられない。

さっさと終わらせないと。





まぁ、あれだ。 魔物が、あんなに固いとは思わなかった。


檻3台分の魔物を処理するだけで、もの凄く疲れた。 手には、嫌な感覚が残ってるし。

虫以外の命を、自分の手で奪ったのってこれが初めて。

あんまり、気持ちの良いもんじゃ無い。

血が、青色とか緑色だったから、何とか我慢出来たけど。



こんなんと戦うなんて、おじさんには無理だ。

専門家に任せよう。



|||||



 「 波乱さん。 王都の1/3位は、空き家です。 」


白川さんと河原君が、休憩もそこそこにして、俺の部屋にやってきた。

もっと、ユックリすれば良いのに。


 「 回復が遅いな。 前回から、360年経ってるのにガラガラか。 」


 「 知っていたんですか!? 」


 「 情報収集はしてたよ。 1人だけ、ノンビリなんてしてられない。 」


 「 他には、なんか情報あるっすか? 」



王家保有の蔵書、その中には色々書かれてあった。

日記騒ぎで慌てたのか、特に追求されなかったんで全部読んだ。

おじさんの速読術を、甘く見ないで貰おうか。(フッ)



 「 王家保有の蔵書を、ほぼ全て閲覧した。 色々在るけど。 氾濫の度に、魔物が強くなってるらしいけど、今は魔法使いがほとんど居ないし、育ててもいない。 育てたくても、資料が無いらしい。 戦士系も同じ。 武器も足りない。 現状、次回の魔物氾濫に備えた戦力が、全く足りてない。 絶望的に。 」



 「 ・・・・・・酷いっすね。 王家は、何もやってないいんすか? 」


部屋の、盗聴用魔道具は停止中。 念のため、魔法妨害装置(MCM)も動作済み。

何を言っても、王家や貴族には伝わらないだろう。

つまり、言いたい放題の本音トークだ。




 「 でだ、俺も聞きたい。 あれは、何なんだ? 」


 「 魔物って聞いてますけど、良く判りません。 体内に、魔石が在るのは確認しましたから、魔物で間違い無いと思います。」


体内で魔石を確認って、解剖したのか。

白川さんは看護婦だから、血には耐性が在る---のか?



 「 ちなみに、あれは1匹ずつ捕まえたのか? 」


 「 いいえ。 一つの群れを、一網打尽でしたよ。 」


 「 犬、猪、狸。 どれにも似てるし、どれにも似てない。 ゴブリンとかコボルトとかを、捕まえて来ると思ったんだが。 」


 「 見かけた魔物の姿は、全部バラバラっした。 同じ姿の魔物は、一匹も居なかったっす。 」


 「 それは、変だと思いました。 魔物の姿に、統一性が無いんです。 でも、群れで行動してるし、生態系がおかしいですよね? 」



 「 王家の資料によるとだな、魔物はこの大陸の中で発生して、ディスタンドの王都を目指して移動するみたいだ。 1番魔力が濃いからな。 で、移動の途中で、進化して強くなるんだそうだ。 それは大昔、数千年前から変わっていないみたいらしい。 」


 「 進化の途中、って事なんでしょうか? 」


 「 あれは魔物って言うより、化け物っすよ。 最初見たときなんか、飛び上がったっす。 」


 「 魔物じゃ無くて化け物、進化じゃ無くて突然変異(ミューテーション)ってことか。 魔物は、突然変異(ミューテーション)で強くなると。 面倒だな。 」


 「 進化を待たないで、弱い時にやっちまえば良いじゃないっすか! 強くなるまで、待つ必要なんて無いっすよ! 」


 「 過去に何度か、試した事があったけど、全て失敗してる。 出現場所を特定出来無いのが、原因らしい。 それに、数が多いんで各個撃破は無駄が多い。 どこかで待ち構えて、一気に叩く方が効果的だ。 」



 「 他の国から、援軍は来ないんでしょうか? 」


 「 魔物の移動の途中にある、町や村も守らなきゃいけないから、どの国も戦力に余裕は無い。 それに、戦力の移動手段が馬と徒歩だけなのが痛い。 戦力の再配置に時間が掛かり過ぎるから、配置を間違えたらそれで終わりだ。 」


 「「 ・・・・・・。 」」


 「 そこで、召喚者の出番だ。 1箇所にまとめて勇者達が撃破、ってのが今までのパターン。 前回は、失敗したみたいだけど。 」


 「 それなんですが・・・・・・、魔物に、陣地の野営地まで攻め込まれたんで、勇者が自爆魔法を使ったみたいなんです。 」


 「 自爆魔法。 随分と物騒な魔法だな。 」




魔物が、予想以上に強くて数が多く、連敗に次ぐ連敗。

陣を敷いて破られて撤退、新たな陣を敷いて破られて撤退を繰り返したと。


勇者達と少数の騎士達は、何とか逃げ延びた。

武器や防具の補修、身の回りの世話をしている人々は逃げ遅れた、徒歩か馬車だしな。

敗走する度に人的被害が拡大、鍛冶屋や魔道具師も足りなくなり、見習い職人が駆り出される。

剣や鎧の補修は、弾薬だけ運べば何とかなる現代戦とは違い、野営地で実施する必要がある。



最終決戦では、戦えそうなエルフ(人も)、資料を参考にすれば補修が出来そうなエルフ(人)も、参戦。 その時、参考書や資料を持ってったんだな。

んでも、王都に逃げるほど魔物は進化して強くなり、勝てる可能性が減ってく。


 「 それで、自爆魔法か。 勇者を責められんな。 」


 「 何とか王都は守れたんですが、被害が凄かったそうです。 」


 「 全人口の半分が、犠牲になったって聞いてる。 」   じいちゃんに。



 「 ・・・・・・不確実なんすけど。 魔物の中に、久保山さんを見たような気がするっす。 」


久保山って誰?


 「 波乱さんは、知らなかったすか。 もう一人の、救急隊員っす。 」


彼ね。 忘れた訳じゃ無いけど、居たな。

んでも、魔物の中に居たってどう言う事だろな。



気付かれた点など、読後の感想をお待ちしています。

独自の理論を展開していますが、ファンタジーの世界観を壊さない範囲に留めているつもりです。

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