day29 ごたごた
初投稿となりますが、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。 ※投稿方法を勘違いしていましたので、修正しました。
・変なことに巻き込まれ、気が付いたら牢みたいな部屋の中。 魔道具の改造で、新しい技術を手に入れる。 いつの間にか命を狙われたんで、ラナを専属護衛に。 舞踏会まで後2日の時点で、マーガレット様が影武者の告白。 聖女は診療所の手伝いしてるのに、賢者はだんまりだった。
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「 おいーっす。 」
いつもの食堂、いつもの時間。 んでも、昨夜のあれで雰囲気が悪い。
やっぱし、報連相は重要だとおじさんは思う。 さっさと食べて部屋に帰ろう。
「 波乱様。 依頼されていた魔道具は、お部屋に届けておきました。 」
「 ありがとうございます、マーガレット様。 」
「 それで、ご相談なのですが--- 」
魔道具を用意するから、必要分以外は渡せと。 まだ、体調が不完全なんで、1日で50個で何とか納得してもらった。 不服そうだったけどな。 1日で作れる数は100個なんだが、お姉さんのアリウムから聞いて無いのか? だから報連相は大切だと--- 以下略
昨夜夕食後に、白川さんと河原君と一緒にドクターの部屋を訪問。 影武者の件を、詳しく聞こうかなと。
んでも、ドクターは " マーガレット様から聞いた " とだけ。 それ以上は、聞き出せなかった。
白川さんは目が笑ってなかった、河原君は何も語らず。 俺も疑ってる。
メイドさんが無くなったのは、代理を立てた後だ。 賢者と聖女は、最初から危険視されてなかった。 王女様が代理を立てる必要性が、全く理解出来ない。
ドクターが嘘をついているのか、誰かが我々の分裂を狙ってるのか。
盗聴用魔道具を停止させたら、マーガレットがメイドさんと一緒に部屋に飛び込んで来た。
盗聴してたんだね、やっぱし。 つまり、喋られては不味い事を、ドクターが知ってると。
ちなみに、魔道具の停止は棒を使った。 遠隔操作の能力は切り札だ、誰にも教えるつもりは無い。
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「 こんにちは。 追加分をお持ちしました。 」
「 早いですの。 助かりますじゃ。 」
「 んでは、病室に設置して来ますね。 」
昨日設置できなかった部屋に、2台ずつ設置していく。 配置は、最初の部屋で試験済み。 2台有れば、それなりに冷える。
入院患者の評判は良いようだ。 んでも、女性の病室に入ったら睨まれた。 設置はしたけどな。 設置が済んだら、お礼を言われたんで問題無し。 女性の笑顔は良いものだな、ちょっとケガが痛々しいけど。
「 君は、お城の使用人かな。 」
片足の膝下が無い入院患者に、話し掛けられた。
「 まぁ、そんなもんですよ。 」
「 この魔道具は、王都で買えるのかな? 」
「 難しいですね。 まだ、生産台数が少ないので。 」
「 そうか、ぜひ我が国に買って帰りたかったのだが・・・・・・。 」
「 そう言えば、舞踏会のお土産に、何台か用意したと聞いていますけど。 」
「 ほぅ。 それは、良いことを聞いた。 」
スリスターから来たらしい、途中魔物に襲われたと。 でも、強い魔物は王都付近だけなんで、そのまま王都の結界まで走り抜けて助かったと。 そんなこんなで、しばし雑談。
来る方は、大変だな。 んでも、色々話が聞けた。
今回の召喚、イレギュラーだったのか。 それにしても、下働きの服が、こんな所で役に立つとは皮肉なものだ。
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前日なんで、何となく城内が慌ただしい。 メイドさんたちの目が、血走ってるのは気のせいだ。
「 波乱様。 よろしいでしょうか。 」
「 何でしょう、マーガレット様。 」
又ですか。 この姉妹は、面倒な話ばかり持ってくるんだよな。
血か? 血が面倒な事を引き寄せるのか?
「 ・・・・・・少し、相談があるのですが。 」
また、舞踏会用で使う魔道具を造れだと。 このタイミングで言うかね。
「 料理長、困ってるって聞いたんだけど。 」 トラブル姉妹の妹から。
料理長とは顔なじみだ。 色々、リクエストしてるからな。
「 料理が、冷めてしまうんだ。 今までは、こんなこと無かったんだが。 」
「 あ~、冷房か。 」
「 それそれ。 あれは涼しくて助かるんだが。 舞踏会に出した料理が、冷めちゃってね。 」
「 コンロの魔道具で、暖めたら良いんじゃないか。 」
「 火が強過ぎてね、焦げちゃうんだよ。 かき回し続ければ焦げないんだが、味が変わるしな。 」
そりゃそうか。 んでも、味にこだわるのは嫌いじゃない。 おじさんは、こんなこだわりが大好きだ。 わがままじゃなくて、プロフェッショナルな思いだからな。
んでは、と、舞踏会で使用するコンロの魔道具、とろ火モードを追加した。 15台だったんで、休憩をしながら作業。 おやつと味見でお腹は一杯、ラナも大喜びだ。
「 こりゃあ良い。 これが在れば、料理はいつまでも温かいままだ。 」
「 困りごとは解決かな。 」
「 ああ! これからも、夜食には期待して良いぞ。 夜番の奴には、俺から言っとくからな!
」
「 普段の料理にも使えるから、たまには使ってくれよ。 」
包丁を持った腕を、笑顔で叩く料理長。 楽しみにさせて頂こう。
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今夜も、デザートパーティー。 ベランダに居ても、少しずつ暑くなってるのが分かる。
メイドさんと護衛が、良い雰囲気になってるのは、多分関係無い。 多分。
舞踏会前日に、冷房とコンロの魔道具の改造。 マーガレットの、嫌がらせじゃないのか。
体調がほぼ戻ったお蔭で、何とかなったけど。
俺が巻き込まれた召喚、予定外のイレギュラーだったんだな。 2人には、こっそり伝えた。
盛大に驚いて、周りが注目したけど誤魔化したさ。
ドクターは知らん。 マーガレットから聞いてるだろ。 多分。
イレギュラーか、また面倒なことになりそうだ。
気が付かれた点など在りましたら、読後の感想をお待ちしています。




