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day27-3   万が一

初投稿となりますが、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。 ※投稿方法を勘違いしていましたので、修正しました。


・変なことに巻き込まれ、気が付いたら牢みたいな部屋の中。 魔道具の改造で、新しい技術を手に入れる。 いつの間にか命を狙われたんで、ラナを専属護衛に。  壮行会の準備は順調だったのだが、気が付かないうちに倒れる。 復帰の目処が立ったんで、予行練習を実施。



|||||



 「 スポットライトで、きっちりライトアップしますからね。 ステップ間違えないで下さいよ。 」


 「 それは、緊張しますね。 」


 「 う~~~~。 」


ドクターは気にして無い、白川さんは唸ってる。 河原君は、夕飯食べてる。


舞踏会当日、俺たち8人は夕方からキャットウォークで待機する。 食事や休憩がどうなるのか、連絡は来て無い。 自分たちで何とかしろ、と言うことだろう。 メイドさん達の食べてる食事、ちょっと興味は在る。


念のため食堂のおばちゃんに、人数分のお弁当をお願いしてる。 後は適当につまみ食いする予定。 舞踏会には、美味しいものが一杯在るんだろうし。 今から楽しみだ。 



 「 ダンスホールは、冷房効いてますから。 そんなに、暑くないと思いますよ。 」


 「 冷房ですか! ドレス着ると、暑いんで助かります。 」


 「 白川さんのドレス、ヒラヒラが多くて暑そうですからね。 」


河原君はまだ食べてる、健康な胃が羨ましい。 



|||||



 「 波乱様どうぞ。 」


 「 ありがとラナ。 」


今夜は、デザートパーティーを再開。

ブルーのカチューシャしたメイドさんが、2人食堂に居たんで荷物運びをお願いした。 食べ物なのに荷物扱いなのは、量が多いから。 少し人数が減ったけど、みんな楽しそうだから問題無し。


可愛い()の笑顔には、おじさんを元気にする成分が入っている。 体調が悪い時には、元気成分が必要なのだよ。 んでも、外見で選ぶと大変なことになるんで、注意が必要だ。 重要なのは中身( 遠い目 )。


公的には、荷物運びのお手伝い。 んで、メイドさん達はちょっとした休憩。 ラナも似た様な立場の娘と話すことで、ストレス解消になるだろう。 俺的には、元気成分補充。 完璧なALL WINだ。



 「 波乱様、お加減はいかがですか? 」


 「 まだ、MPが回復してないね。 今は・・・・・・"2"だね。 」


2人のメイドさんが、心配してくれた。

能力値を確認すると、まだ2。 回復はしてるんだが、回復スピードが遅い。 おじいちゃんの診察を受けた時から、約9時間で1の回復。 調子は戻ってないな。



 「 MPが0の時に、MP使おうとしたって聞いてますけど、本当ですか? 」


 「 そうだね。 」


ラナに聞いたのかな。


 「 そんなことしたら、死んじゃいますよ? ラナが、泣いちゃいますよ? 」


 「 今度から、気をつけるよ。 」



怒られたけど、あの時は仕方が無かったんだよな。 血を流しながら無理だって言っても、聞かなかったしな、アリウム。 説明しただけじゃ、納得しなかっただろ、多分。

んでも、奴隷は主人が亡くなるとって売りに出されるとか言ってたな。 メイドさんで奴隷なのは、ラナとリナだけだ。


 「 ラナ。 ちょっと良いかな。 」


せめて、ラナだけでも解放出来るようにしておくべきだ。



 「 条件追加:私が目の前で亡くなる、もしくは亡くなったと聞かされた場合、解放する。 」


 「 波乱様! 」


 「 今は王宮?から、代理で主人登録されてるからね。 今なら、解放条件追加出来る。 」


 「 波乱様。 」


 「 私も気をつけるけど、最悪の場合は逃げるんだよ。 いいね。 」



 「 ・・・・・・。 」


 「 まぁ、危険な目に遭うことは無いと思うけど。 もしもの時に備えてね。 」



俺の部屋、扉の両側には護衛の兵士? 衛士?が立ってる。 夕飯の時、クリスさんから連絡が在り、今日から護衛が付くんだと。 アリウムの話が有った後だから、あいつが何かやらかしたんだろう。


 「 それにしても、護衛が付くような部屋に居て怖くないのか。 」


 「 護衛さんが居れば、安心ですよ。 それにこの子は、『 待って待って! 』 」



今日来たメイドさんの1人、今日の護衛の兵士の片方が気になってるらしい。 俺の部屋の護衛、今日の当番が誰なのか判るんだそうだ。 恐るべし、メイドさんの情報ネットワーク。


んでも、面白い。 護衛を1人ずつ部屋に招待して、交流を深めて頂きましょうか。 なに、その間俺が替わりに立ってればバレ無いでしょ。


 「 波乱様、護衛される方が護衛してどうするんですか? 」


駄目か。



 「 そうですね。 替わりに--- 」


その手が在ったか。 ナイスだラナ。


 「 では、そう言う感じで。 」



|||||



[ 21:30 ] ベランダで、寝る前の一服中。


交流会は上手くいった、と思う。 後は、若い2人に任せれば良い。

上手くいけば、一生懸命護衛してくれるだろうし。 メイドさんネットワークも、今まで以上に利用出来そうだし。 んでも、純粋に上手くいって欲しいと思う。


若い2人の将来がどうなるか。 明日の楽しみが増えるってのは、良いものだ。

少しは、夢見が良くなると期待しよう。




気が付かれた点など在りましたら、読後の感想をお待ちしています。

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[一言] 推敲 >あっしたち8人は夕方からキャットウォークで待機する。 ↓ 他は標準語なのに一人称だけが訛ってるのは統一性がないので ↓ あっしたち→私達、自分たち、俺達、我等、僕たち、小生たち、儂…
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