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day 21   微と並の謎

初投稿となりますので、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。 ※誤字・誤記等を一括修正修正しました。


・変なことに巻き込まれ、気が付いたら牢みたいな部屋の中。 魔道具の改造で、新しい技術を手に入れる。 いつの間にか命を狙われ、命が危ないらしいんで、ラナを専属護衛にしてもらった。 魔道具改造技術のレベルがアップしたが、戦闘職とは比べるまでも無く。 壮行会の準備は順調。



|||||



暑くて目が覚める、 《 06:30 》 ふだんなら、まだ寝ていられる時間なのだが。

起きてしまおう。 二度寝すると偏頭痛になり易い。


ベランダで一服、そろそろ髪を切りたくなってきた。 今度ラナに頼んでみよう。

ナイフの使い方、上手そうだしな。


魔道具の反応は---右ヨシ左ヨシ。 廊下、上の階、下の階に変な奴は居ない。

今日も安全第一で行きましょうかね。




|||||



 「 おもしろい。 」


朝食後に舞踏場に来た。 舞踏場の、シャンデリアを改造するためだ。

もちろん、アリウムとラナ&護衛メイドさんズも一緒。


シャンデリアには、棒を使用したスイッチを追加済み。

追加した棒で、問題無く点灯できた。 もっとも、棒は壁の裏側で、表面には板だけが出てるんだが。


シャンデリアを点けてみた。 今までの光の魔道具とは、色が違った。

電球色( オレンジ )と昼光色( 青っぽい白 )の中間。


それとだ。 魔道具鑑定では、 ≪ 光の魔道具 : 上発光 ≫。



これで分かった。


≪ 冷房の魔道具 : 弱,中,強 ≫ や ≪ 冷房の魔道具 : 1,2,3 ≫ が出来て、≪ 冷房の魔道具 : 並,上,特上 ≫ が出来なかった理由。


微や並はレア度だな。 なぜ " (れつ) " じゃないのかは不明だが。

さすがに、レア度は改造出来ないと言うことか。



昨日の改造で、20cmの魔法陣で0.2MP減った。 200cmなら2MPだな。

その後、改造のレベルが1上がったから、1MPになるはず。


このシャンデリアに使われてる魔法陣、言い伝え通りなら約2Mだから200CM。 天井の模様と比較して、シャンデリアの大きさは200cmちょっと。 魔法陣は、シャンデリアより小さい。 言い伝えは正しいだろう。 今の最大MPが10だから、十分足りる。



   名 前:波乱万丈(はらん ばんじょう)

   年 齢:55

   称 号:巻き込まれた病人

   職 業:ENGINEER

   レベル: 1

   H P: 9/10

   M P:10/10

   筋 力: 7/ 7

   知 力:20/20

   素早さ: 8/ 8

   器用さ:27/27

   技 能:エンジニアリング

   技 術:魔道具操作 ≪ 魔道具破壊 ≫ ≪ 魔道具解析4 ≫ ≪ 遠隔操作4 ≫

             ≪ 魔道具改造7≫


能力値確認、MPは満タンだ。



 「 さぁ、波乱始めましょう。 」


 「 了解、アリウム。 」


今回魔法陣には直接触れないから、スイッチとして後付けした棒を経由して改造だ。



少し暗く改造する予定。 スポットライトを、有効活用したいからな。 100%と80%と60%か、もう少し暗くして、75%と50%か。 明る過ぎるとスポットライトの意味が無い、暗すぎると踊る時に転ぶか。 転ぶかな? 大丈夫だろ、補助照明も設置済みだし。


よし、100%、75%、50%で行ってみるか。 時刻は《 09:10 》さあ、始めよう。


今日は、目のチカチカが酷いな。 偏頭痛が、来なけりゃ良いんだが。

で、だ。 これは何なんだ。 



|||||



真っ白な視界に、魔法陣。 魔道具鑑定で、≪ 光の魔道具 : 上発光 ≫ 。


魔法陣が少しずつ崩れ、文字になる。 文字だよな魔法陣の、意味は分からないが。

出来れば、おじさんにも判る文字にしてくれると助かるんだが。


そうそう、これなら判る・・・・・・ブロック図? フローチャートか? 混ざってるな。

こうなってたんだな、魔法陣。


スタートして、入力確認。 これはif文か。 点灯の入力が在れば、下の " 点灯 " を実行と。

無ければ上に戻って入力待ちか。

んで、点灯中は消灯の入力待ちループ。 消灯指示で、ループを抜けて下の " 消灯 " を実行でエンド。 単純だな。 この程度なら、おじさんにも判るのだよ。


それでは、と。 消灯の指示待ちループを下に移動して。 入力確認を挿入して、点灯入力が在れば下の " 75%点灯 " を実行と。 無ければ " 100%点灯 " を継続。 消灯の入力が在ったら---、消灯指示へ繋がればよいか。 


" 50%点灯 " も追加して、完成だな。


確認しよう、特にループは注意が必要だ。 無限ループは、避けたいからな。

どのループでも、 " 消灯 " の入力で消灯する、ヨシ。 点灯指示の3回目以降は、50%点灯を維持、ヨシ。 指さし確認でミスをなくす、古い方法だが有効だ。



 「 完成だ。 」


視界に色が付き始める。 視界が元に戻った、んだが。


 「 見たことが在る天井だ。 」


何で天井。 目だけ動かして状況確認。

俺の部屋だな。 太ももが重いのは---、ラナか。


喉が渇いた、関節が痛い、なんでこうなった。



 「 波乱様! 」


あ、ラナが目を覚ました。 顔色悪いな、目のくまも酷い。


 「 おはようラナ。 んで、飲み物と状況説明を頼む。 」


あ~、すまないが泣く前に飲み物をくれるかな。 喉が渇いて倒れそうだ・・・・・、ベッドに寝てるから、もう倒れてるのか。




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[一言] >微や並は、レア度又はグレードだな。 なぜ " 劣 " じゃないのかは不明だが。 さすがに、レア度やグレードは改造出来ないと言うことか。 グレードは等級として、レア度は希少度で、微と並だ…
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