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day 20   何者だ

初投稿となりますので、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。 ※誤字・誤記等を一括修正修正しました。



・変なことに巻き込まれ、気が付いたら牢みたいな部屋の中。 魔道具の改造で、新しい技術を手に入れる。 いつの間にか命を狙われ、命が危ないらしいんで、ラナを専属護衛にしてもらった。 やっと、魔道具大量改造の機会を得て、魔道具改造技術のレベルがアップ。



|||||



 「 凄いな。 」


昼食後に、訓練場に来ている。

ラナと護衛メイドさん達も一緒だ。


アリウムに依頼された仕事は、午前中に完了した。 魔道具改造の技術が上がり、消費MPが減ったのが大きい。 レベルアップは、必須だな。


今日は、舞踏場の、由緒ある、大切な、シャンデリア改造のため早目に終業。 

午後はゆっくりお休みして、明日に備える。



んで、訓練を見学に来た。 

目の前で、他の3人が訓練を実施している。 騎士団を1人で翻弄する河原君、聖女白川さんのフォローも素晴らしい。 2人を指揮するのは、ドクターだ。 



レベルが上がらなくても、これだけ強いのか戦闘系召喚者。 やっぱし、召喚者特権って在るんだな。


 「 河原君の剣の動きが、見えないんだが。 」


 「 波乱様、3人ともお強いですね。 」


 「 そうだねラナ。こんなに強くなってるとは、思わなかったよ。 」


彼らは何者なんだ。 いや、知ってるけれども。



 「 波乱さん、来ていたんですね。 」


 「 疲れてませんか、ドクター。 」


 「 いいえ、これ位ならウォーミングアップですよ。 」


騎士団の方々座り込んでますが。 いったん休憩らしいが、その後まだやるのか。



 「 ドクター、レベルアップはしていないんですよね。 」


 「 ええ、基礎レベルの方は1のままです。 技術のレベルは6を超えてますよ。 」


一人前と言われる、技術レベル5は超えたと。 一人前の賢者? 訳わからん。

メイドさん達が、休憩の準備を進めている。 携帯用冷房の風を、ドクターに当ててるな。

冷蔵庫からは、冷たいタオルと飲み物が出てきた。 有効活用してくれているようだ。


 「 助かってます。 これから、まだまだ暑くなるようですし。 」


そいつは、良かった。



 「 最初の一歩ですからね。 ここで、(つまず)く訳にはいきません。 」


戦闘が待ってるんだから、当然か。 その先も、在るんだろうし。

ここは、適材適所だ。 無傷で乗り切って頂きたい。


でだ、


「 ドクター、魔法について聞きたいんですが--- 」



|||||



 「 んじゃ、ドクター。 」  2人にも挨拶しに行くとしよう。



 「 お疲れ。 調子どうです。 」


 「 だいぶ慣れたっす。 これなら、行けるっすよ。 」


 「 頼もしいな。 2人を守ってくれよ。 」



 「 おいっす! 任せてくれっす。 」


 「 高位治療魔法(ハイヒール)楽しみにしてくださいね。 」


白川さんが眩しい。 河原君、うん頼んだ。


でだ、


 「 魔法について聞きたいんだけど--- 」



|||||



 「 結局判らん。 」


 「 波乱様。 どうされたんですか? 」


 「 魔法がね、判らないんだ。 」


周りでは、護衛メイドさん達がデザートを食べている。 《 19:10 》 まだまだ、デザートパーティーは続きそうだ。



今日の訓練を見て、気になったことがある。 ドクターや白川さんが操る魔法、ファイアボールやウインドカッター。 発動後に、軌道を変更し誘導してた。 2人とも、念動力が無いことは確認済み。


軌道変更は、自分が発動した魔法しか誘導出来なかった。 つまり、火や風に、固有識別信号が付いている事になる。 炎や風だけが、飛んでいるんじゃ無いと。


冷房とは言ってはいるが、冷気以外も飛んでいるとなると。 危ない。

舞踏場で、大量の体調不良者は出したくない。



風の魔道具は安心だ、空気を移動するだけだ。 心配はしていない。

問題は冷却だ、どんな仕組みなんだ。 


冷却の魔道具 = 魔法陣の前の空気を冷却 = 分子の運動を遅くしていると予測。

排熱が無いから、熱交換はしてないし。


ただ、冷却の範囲が判らん。 特定の分子の運動のみなのか、すべての分子なのか。

窒素だけだと使い道は無い、窒素爆弾なんか作るつもりは無いし。 んでも、酸素だけなら面白い。 冷却を強くすれば、純酸素が取り出せるし。


んで、聞きまくったんだが。 誰も判らないんだと。

自分が使ってる魔法で判らないなら、使えない俺に判る訳が無く。


 「 どうしよ。 」  胃が痛くなってきた。


 「 あ~ん。 」


 「 あんがと、ラナ。 」


んでもね、1口頂くと



 「「「「「 波乱様、どうぞ。 」」」」」


もれなく、メイドさん5人分、もう5口付いてくるんだよ。 

断ると悲しむから、もちろん頂きますよ。 頂きますけど、その前に。

 

 「 ラナ、ポーション持ってきてくれる。 」


胃の痛みを取ってから、頂くとしよう。


気が付かれた点など在りましたら、読後の感想と評価をお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] ここまで読みました。派手な展開はないが のんびりと徐々に進む話は良いですね。 楽しく読ませてもらってます。
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