表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/192

day 19-3   お食事会

初投稿となりますので、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。 ※誤字・誤記等を一括修正修正しました。


・変なことに巻き込まれ、気が付いたら牢みたいな部屋の中。 魔道具の改造で、新しい技術を手に入れる。 いつの間にか命を狙われ、命が危ないらしいんで、ラナを専属護衛にしてもらった。 やっと、魔道具大量改造の機会がきたんで、MPコストを計算してみたが。



|||||



午前中の作業だけで、魔道具改造のレベルが上がった。

やはり量は力だ、器用貧乏の道をまっしぐらな気もするが。


   名 前:波乱万丈(はらん ばんじょう)

   年 齢:55

   称 号:巻き込まれた病人

   職 業:ENGINEER

   レベル: 1

   H P: 9/10

   M P:10/10

   筋 力: 7/ 7

   知 力:20/20

   素早さ: 8/ 8

   器用さ:25/25

   技 能:エンジニアリング

   技 術:魔道具操作 ≪ 魔道具破壊 ≫ ≪ 魔道具解析4 ≫ ≪ 遠隔操作4 ≫

             ≪ 魔道具改造5≫



技術のレベルは、" 5 " で一人前らしいから、やっと一人前。

んでも、レベルは1なんだが。


 「 で、アリウム、量産を始めたもう一つの理由は何なんだ。 」  


食後の、コーヒー&一服タイム中だ。



 「 偽物を排除するのよ! 」


グッとやると、プルンとなるんだよな。 本人には言わない、言えばセクハラコース確定だ。

それにしても排除ね、物騒な話しだな。



 「 これだけ作ってるんだから、かなりの金額を投資してると思うの。 」


 「 そうなのか。 どの程度出回って居るのか判らないから、何とも言えんが。 」


そう言えば、特許庁の話はどうなった。



 「 投資額が増えた所で本物を出して、投資を無駄にしてやるの。 お父様の許可も在るから、援助した貴族にも覚悟して貰うわ、お金的な部分でね。 」


と言うことは、援助しているのは反国王派なのか。

んで、改造できるのは俺だけ( アリウム談 )のはず。 売っているのは、デッドコピーと。

取り締まって良し。



 「 それとね! 」    はいはい。


 「 裏の理由もあるの! 」    ついでに、反国王派を粛正するのか。

 

 「 波乱の技術のレベル上げよ! 」    そっちか。



 「 舞踏場のシャンデリア、由緒ある物なの。 失敗は許されないの。 だから--- 」


アリウムの言ったことを要約すると、『 貴重なものだから、失敗して壊したら大変。 失敗の可能性を減らすために、波乱の技術のレベルを上げよう。 』


だと、話が長いんだよな。 言いたいことを要約して、要点だけ話しなさい。

んでもだ、


 「 それを本人の前で言ってる時点で、裏じゃないだろ。 」


なぜ驚く。 アリウムがワタワタしてる。 天然は、見ていて楽しい。 



 「 ん? 」


おじさんは、やることはやるんだ、話しながらでも休憩しながらでも。

レベルが低いから、MPを無駄には出来ない。 満タンまで回復して、オーバーフローなんてもったいない。


でだ、大きな魔方陣1枚当たり0.4MPで、10枚だから4MP減るはず。

2MPしか減らない。 はて、計算をミスったか。


 「 波乱? 」



 「 ちょっと、MP消費の計算が合わなかったんだ。 」


 「 計算? 改造するときの? 」


 「 ああ。 前は1枚当たり・・・・・・。 そう、" 前 " は、だな。」


技術のレベルが変わったのか。 うっかり変化点を見落とした。

技術レベル上がったんだ、計算をやり直さねば。



|||||



ベランダで、夕飯の準備中。


食堂でドクターの診察後、ひと眠りしてからなんで時刻は 《 19:20 》。

夏季が近いとはいえ、こちらの感覚ではかなり遅いようだ。


食事は、ラナ達が部屋まで運んでくれた。 準備もお任せだ。 んでも、何人分だこれ。


やっと得られたチャンス、多少無理した。

ラナとメイドさんに、肩を借りて移動することになったが。 


今ラナは、氷嚢(ひょうのう)モドキをぶら下げた棒で、頭を冷やしてくれてる。

レジ製の正方形のシートに、氷と水を入れて紐でまとめて簡易作成。

急に動くと水が漏れるが、なに、動かなきゃ良いんだ。


まず、ラナが持ってくれてる棒を、ベランダの手すりに固定して。

ノンビリするのは、それからだ。 もうチョイ待っててね、ラナもメイドさん達も。



頭がボーっとしてる、が体調は悪くない。

目の充血無し、目眩無し、平衡感覚正常、食欲もある。 体温は---、体温計が無いから不明。

鼻血も出てないし、脳内出血は無いだろうとドクターの診察。

 

午後の作業で、また1上がり今日だけで、魔道具技術のレベルは7に。

フラフラにはなったが得たもの在る、良しとしよう。


 「 お待たせ。 頂こうか。 」


 「 はい。 波乱様どうぞ。 」


ラナが、料理を盛った皿を渡してくれる。  んでも、量が多いぞこれ。



 「 あんがと。 ラナも食べなさい。 」


 「 はい。 」  おっと、こぼれる。


そのまま、膝に乗ってくるラナ。 なるほど。

量が多いと思ったが、ラナの分も入っているのか。 と言うか、ほぼラナの分だなこれ。


護衛してくれたメイドさん達と一緒に、みんなでお食事タイム。 おじさんは、美味しい物は皆で食べる派だ。 みんなで楽しくお食事、良いもんだ。

暑くなってきたが、虫が集まってくることはない。 虫が来ないことが、これほど快適とは。


おっと、ラナが口を開けて待ってる。


 「 はい、あ~ん。 」


美味しそうに食べるラナを見て、思う。 食事だけで、ここまで体型が変わるものだろうか。

体型がと言うより、もっとこう 「 波乱様、どうぞ? 」 頂きます。


願わくは、こんな穏やかな日が続きますように。 神様にお願い・・・・・・は、しないでおこう。

こんな時は、そう、星に願いをだな。 今日も星が綺麗だ。

明日できることは、明日に回そう。 おじさんの、残り時間は若者より短いのだから。

なに、答えは星が知ってるよ。


気が付かれた点など在りましたら、読後の感想と評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ