day 2-3 状況確認を試みる
初投稿となりますが、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。※投稿方法を勘違いしていましたので、修正しました。
・仕事中に吐血して、救急車で病院に運ばれた。 と、思ったら、変な事に巻き込まれた。 自分の能力を見られるから、異世界転移決定なのか?
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腕時計のアラームで目が覚めると、窓の外は薄暗くなっていた。 時刻は [ 18:00 ]
机の上は昼寝前のままだから、寝ているうちに夕飯を運んで来た形跡は無い。
ステータスを確認しておく。
( 能力 )
名 前:波乱万丈
年 齢:55
称 号:巻き込まれた病人
職 業:ENGINEER
レベル: 1
H P: 9/10
M P:10/10
筋 力: 7/ 7
知 力:12/12
素早さ: 8/ 8
器用さ:12/12
技 能:エンジニアリング
技 術:なし
昼寝をしても、生命力は回復していない。 少しは期待していたのだが。。。
「 病気が治ったんじゃない、と言うことですか 」
( コンコン )
「・・・・・・どうぞ」
あえてズラした返事を確認して、前回と同じ少女( だと思う )が入ってくる。 室内の音、外には聞こえるんだな。 監視用の穴もあるかも。
今回、食事が2セットある。
「 こんばんは。 夕食かな? 」
無言で空の器を回収してから食事を置き、机上のガラスの球に触れる。 部屋が明るくなった。 照明だったらしい、あのガラス球。
器と用済みの木の桶を持って、少女は部屋を出ていった。 が、すぐに空の桶と布を持って、ノック無しで入ってくる。 ( 早いな! )
「 仕事とは言え、迷惑かけるね 」
「 ・・・・・・ 」
無言のままメイド服を脱ぎ、壁にかける。 パンツ1枚になって、背を向けて床に座って食べ始める。
ものすごく痩せてるんですけど、ガリガリじゃん。 赤や青の痣もあるし、虐められてるのか、この子。
「 私の名前は波乱、ハ・ラ・ン。 君の名前は? 」
「 ・・・・・・ 」
「 椅子は君が使ってくれるかな、私は立っていても食べられるから 」
立ち食いは、おじさんの必修スキルだ。
「 ・・・・・・ 」
「 他の召喚者はどうしてるか知ってる? 」
「 ・・・・・・ 」
「 何も喋るなって、命令されてる? 」
( ビクッ )
食事の手が止まる。 ゆっくり振り返る少女の顔が少し震え、首に巻かれた革紐?が、薄く光っている。
「 食べながらで良いから、聞いてくれるかな? 」
「 ・・・・・・ 」
動かないね。
「 君に迷惑をかけるつもりは無いから、安心して。 」
ダメか?
「 私は、罪人だからここにいるのかな~、って思ったんだけど、罪を犯した記憶が無い。 ピンク少女・・・・・・じゃなくて、王女様を侮辱したつもりは無い。 」
「 ・・・・・・ 」
じーっとこちらを見たままだったが、食事を再開する。 首輪の光が消えたし、正解か?
「 奴隷の首輪 」
( ビクッ )
光らないね首輪。 これが奴隷の首輪か。 命令に、情報漏洩の防止が入っていそう。
自分に奴隷の首輪を付けられないよう、注意しておこう。
命令しているのは、誰だろ。 王女を " ピンク少女 " と言ってみたが、首輪は反応しなかった。
不敬罪は制限の範囲外なのか、王女以外が命令しているのか。
それとも、思ったより穴があるのか、奴隷の首輪。
きっちり夕飯を頂いてから、なにやら挙動不審な少女に、" 1人でベッドで寝ろ " って言ったら、素直に従ってくれた。 命令されることに慣れているのか、俺にも命令権が在ったのか。
もう寝ているみたい。
色々考えて疲れたし、一服したら寝ることにしよう。 エルフ少女の毛布が、ズレてるな。 かけ直してあげよう。 寝相悪いなこの子。 あ、左耳普通の耳だ、右はエルフ耳だったのに。 ハーフかな。
で、だ、ベッドが小さかったのは、この子用の部屋だったからか? だとすると、この部屋に入れられた理由が、更に判らなくなるんだが。
部屋の隅で寝ようと思ったら、灯りの魔道具を消し忘れてた。 手を伸ばしても届かなかったんだが、動くのが面倒だった。 そのままの姿勢で、消えろよって考えたら消えたよ。 便利だね魔道具。
気が付かれた点など在りましたら、読後の感想をお待ちしています。