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day 8-1   新しい仲間と新しい魔道具

初投稿となりますが、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。※投稿方法を勘違いしていましたので、修正しました。


・変なことに巻き込まれ、気が付いたら牢みたいな部屋の中。 何とか出所してドクターと看護婦さんに再会。 最悪の場合に備え、夜の脱走時用に簡易式の懐中灯作ったんだが。 灯りばっかりで、他の魔道具無いのか。



|||||



ラナに起こされた。 [ 06:30 ] 何時もより早いな。


 「 賢者様がお呼びです。 食堂までおいで下さい。 」


何か在ったのか? 急いで支度を済ませて、食堂へ移動する。 寝癖は気にしない。


食堂には、ドクターと白川さんが待っていた。 メイドさん達も一緒だ。

リナには朝から睨まれてるけど。


おじさんは、身に覚えの無い恨みを買うことがある。 誤解を修正しようとしてはいけない、ほとんどの場合状況は悪化する。



 「 おいっす、ドクター。 何か用ですか。 」


 「 今朝、救急隊員の一人が合流すると連絡がありました。 もうすぐ来るようですので、同席していただけますか? 」


 「 了解。 」



待つことしばし、救急隊員が入ってくる。 顔色が悪い、真っ青だ。


 「 お待ちしてました。 河原(かわら)さん。 」


 「 先生、お久しぶりです。 」


河原(かわら)さんって言うんだね、この救急隊員。 顔色だけじゃなく、声も弱々しいな。 何があったんだ?


 「 河原さんが、4番目です。 」 


 「 4番目? 」


 「 召喚者としての、適正検査の結果です。 」

 「 適正検査? 」



ドクターが、河原さんを椅子に座らせた。 診察しつつ、現状を説明している。 私に出来ることは無い。


 「 河原さん顔色悪いですよ。 具合の悪いところはないですか? 」


白川さんも心配そうだな。 ドクターと看護婦に任せれば、大丈夫だろう。


2人の診察で、軽度の疲労と軽度の栄養失調、ストレスによる体調不良と判断された。

部屋で休ませることとなり、メイドさんに連れられて食堂を出て行った。


お世話はメイドがやるそうだ、ドクターがいるのに。


 「 彼の体調はどうなんです? ドクター 」


 「 単なる疲労だと思いますが、ストレスも在りそうですね。 」


 「 何があったんでしょうか? 」


白川さんは、あの部屋に入らなかったからな。 ドクターもか。


2人に、部屋の様子や食事内容を説明しておく。 もちろん、迷宮化してあった廊下の情報も。


必要最低限のカロリー無いと思うよ、あの食事。 それが7日間で、しかもトイレが桶って。

ハニートラップについては黙っておく、確定じゃないから。


 「 随分酷い扱いですね。 まるで牢屋だ。 」


 「 ドクター、私は牢だと感じました。 少なくとも、お客様扱いではなかったですね。 」


白川さんは沈黙している。 何か考えているっぽいけど、基本的人権が~って言い出すんじゃないだろうな。 無いと思うよ、ここには。 


全員でお見舞いに行こうとしたら、クリスさんに却下された。 治療師に診せて、ポーションを飲ませたから大丈夫だそうだ。



2人とも、今日は図書室に行かないらしい。 ショックだったのかね。 私は体験済みだから、大変だったろうな~って思っただけ。


ところで、もう一人はどうした。


|||||



部屋に戻ると、新しい魔道具が用意されていた。 見た目は、箱,板のついた箱,少し大きめの箱。


ラナが、使い方を説明してくれた。 自分なりの解釈では、卓上扇風機,卓上コンロ,小型冷蔵庫となる。



卓上扇風機は、20cm位の立方体、少々平たいか。 魔石は上部にいれて、交換するようだ。

起動すると風は出る。 出るんだが、1m離れると、風が広がってしまって涼しくない。 それで、卓上専用なのか。 フィンでも付ければ良さそうだ。


卓上コンロは、板の部分が発熱する。 箱の部分に、火属性の魔石を入れる。 部屋で、料理を作るつもりは無い。


小形冷蔵庫を持とうとして・・・・・・持ち上がらなかった。 ギックリ腰になるところだった、危ない危ない。


熱を伝え難い素材で出来ている、と聞いていたが、これほど重いとは思わなかった。

ラナは軽々持ち上げていたが、これがステータスの差か。 凄いな、ステータス。


でだ、魔石交換タイプは面白そうだ。 魔石から魔方陣まで、なにやら模様のような、パターンが続いている。


これは魔石 → 魔方陣への、魔力伝達回路ではなかろうか。 その先が、魔方陣の入力部分のはずだ。

両者を比較してみると、先頭部分に似たような模様が見つかった。 


卓上扇風機は □ □ □ ・・・・・・ 、卓上コンロは △ □ □ ・・・・・・。 冷蔵庫は手つかずだ、重いんだよ。


属性が指定されているのか、魔石を入れ替えると動作しなかった。 となると、入力部の最初の模様は、入力する魔力の属性指定で確定か? 次は入力部を表しているのかも。


ここを書き換えられれば、熱が出る保温庫は出来そうだ。 お弁当は、いつでも温められるな。 冷たさが出る扇風機は、風が出なくなるから無理か。 両方指定すれば行けるか。


とは言え、魔方陣の書き換えは出来ないからな、さてどうしよう。


|||||


ラナと腕相撲をしてみた。 冷蔵庫の件が気になってたからな。 

ちなみに私の筋力は7、ラナに聞いたら、


 「 女性の数値を聞くのは失礼です! 」


って、怒られた。 頬っぺた膨らませていたけど、150歳ね~。


ラナの筋力は、7よりは高いそうだ。 結果は惨敗。 見た目10代の、150歳に負けました。


ラナが昼飯だと教えてくれたんで、食堂へ行こう。 飯だ飯。

気が付かれた点など在りましたら、読後の感想をお待ちしています。 

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