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day 6  懐中電灯作れるか?

初投稿となりますが、よろしくお願いします。 舞台設定を簡単に、出来る限り狭い範囲で進める予定です。 戦闘シーンや格闘シーンが苦手ですので、極力少なくしていきます。 ※投稿方法を勘違いしていましたので、修正しました。


・ドクターと看護婦さんに再会。 3人で能力値を見比べた。 召喚されたものの、何やら嫌な感じがしているのは、共通認識だった。 後、私には魔法も錬金術も使えないらしい。



|||||



 「 もうじき、救急隊委員の1人が合流出来るようです。 」


ドクターの一言は、朝食時にもたらされた。 2人ともじゃなくて1人?

毒味用のパンを、ラナの口に押し込みすぎたのは、きっとドクターに責任が在る。


 「 どちらの人が? って言うか、もう1人はどうなっているんです? 」

むせているラナに、スープを飲ませつつ聞いてみる。


首を横に振った。 何だかな~。



食後、図書室に行く2人と別れて、自室に向かう。 今日は、魔道具の修理だ。

まともな参考資料が図書室に無かったから、実習あるのみ。


ドクター付メイドのクリスさんに、図書室で壊した魔道具の修理をしたいと申し出た。 クリスさん連絡役だからね。


そしたら、道具一式を運ばせるから、部屋でやれって。 魔道具部屋とか、魔道具工房に行けると思ったんだが。 


ついでだから、20cm位のメガホンも要求した。 鎧に使っているような、表面が滑らかな金属で作ったやつ。

メガホンが判らなかった様なので、紙に簡単な図を書いて渡した。 あと、灯りの魔道具のパーツも一緒に。


これだけ在れば、懐中電灯もどき位は作れるだろう。




出来たよ、簡単だった。 メガホンの口を付ける部分に、魔石を付けた魔方陣を付けただけ。

魔石が直接光るタイプだったんで、メガホンと魔方陣に4箇所づつ穴を空け、紐で結ぶ。


以上。 3つ作るのに1時間掛からなかった。


動作確認して問題無し、簡易的な懐中魔石灯の出来上がり。 時間が余ったんで、工具で加工して光りの収束を調整した。 夏休みの、自由工作並の出来映えだ。


魔方陣には、小さな魔石が固定されていた。 この程度の魔石は交換はしないで、再充填するってラナが言ってた。 小さな魔石はその方が早くて安いらしい。


もしくは、使い捨てだって。 そういえば、クレアさんも " 壊してもよい " って、言ってたな。



で、修理の方だが、これは出来なかった。 灯りの魔道具を分解してみたら、魔方陣の一部が潰れていた。

魔方陣が絡んでくると、お手上げですな。


んでも、何処が壊れたんだろ。 入力部か、出力部か、それとも魔力 → 光り の変換部か。


 「 どこが入力で、どこが出力だ~。 」


先の尖った専用工具で、魔方陣をガジガジやってみる。 接触不良なら、復活するかもだし。

何か音がしたな。


( 能力 )


   名 前:波乱万丈(はらん ばんじょう)

   年 齢:55

   称 号:巻き込まれた病人

   職 業:ENGINEER

   レベル: 1

   H P: 9/10

   M P:10/10

   筋 力: 7/ 7

   知 力:16/16

   素早さ: 8/ 8

   器用さ:16/16

   技 能:エンジニアリング

   技 術:魔道具操作 ≪ 魔道具破壊 ≫ ≪ 魔道具解析1 ≫


魔道具解析か、便利そうだな。 ”1” はレベルか。 ≪ 魔道具破壊 ≫には、レベル表示が無いから、魔道具だったら何でも壊せる、のか?


壊した魔道具を解析してみる。


壊れた灯りの魔道具(プラス): 発光,風魔法の実行


風魔法の実行? ウインドカッターのような殺傷魔法、じゃないな。 音を集める系だな、多分。


ラナの首輪を解析してみる。 本人に説明して承諾は得た。 見るだけなら、危険は無いらしい。 


奴隷の首輪 : 登録者の命令実行,自殺防止


もっと詳しく知りたいんだが、詳細は不明。 魔法の中身とか、命令の内容までは判らないな。

まだ、レベルが1だからだよな、多分。


もっと、魔道具を解析してみますか。



夕飯後は、日課となった星座観察だ。 バルコニーへの扉は、ロックがいつの間にか解除されてた。


ラナに聞いたら、北極星っぽい星は在るらしい。 んでも、見たことの無い星座ばかりで、少々味気ない。


月のような衛星も、異常に大きい訳ではない。 2個あるけどな。 ロシェの限界は、こちらでも通用するようだ。


 「 波乱さん、どうして星を見ているんですか? 」


 「 夜空を見ながら一服って、落ち着くんだよ。 それに、、、 」


それにだ、あちらの世界でも、同じ星を見ていてくれる人が、居るかも知れないじゃん。 そう思うだけで、何となく落ち着くんだよ・・・・・・話を変えよう。


 「 ラナさんは、星空見ないの? 」


 「 普通の人は、夜寝ますよ。 」

私は普通じゃないんだ。 ラナとの距離感が、少し広がった気がする。



 「 天文学者はいないのかな? 」


 「 てんもんがく、って、何ですか? 」


そこからか。 


 「 あの星はね、昼間に出ている太陽と同じものなんだ。 でも、すっごく遠くにあるから・・・・・・ 」


おじさんの話に、少々付き合って頂くとしよう。

気が付かれた点など在りましたら、読後の感想をお待ちしています。 

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