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あなたはわたし。わたしはあなた。

わたしをまつあなたへ13

作者: みんみん

今朝は雨。昼間も雨だわ。冬の雨は春が近くなった印ね。昨日は寒くて一昨日は暖かくて。三寒四温だわ。

如月が今日で終わる。平成の今日か終わる。来年は元号○○元年2月28日となるのね。

天皇が交代するからと、行事が色々やりだしたわ。

昭和から平成は、ずっと、沈んだ感じだったの。昭和の天皇が病気でいつなくなるのか…日本すべてで待つような。

昭和64年になって、もうすぐ三学期が始まる日。天皇が亡くなったら冬休み明けのテストがなくなるのに…役場前の駄菓子屋に買い物をして帰宅したら「平成」と小渕さんが掲げていた。

もちろん、学校はあるし、テストもあった。

私の日常はそのまま流れていく。

時代は昭和から平成に。

平成になって、すぐ共通一次があった。最後の共通一次。

私はセンター試験最初組。マークシートの塗りには緊張したわ。

バブルの余韻もあったけど。平成になって、しばらく、戸惑ったわ。昭和が100年続くとか、元号はなくなるよ、とかデマがあったの。でも、昭和がいつまでも続くように感じていた。

バブルが弾け、不況に。私は短大に入って出て大企業の一般事務に採用され…みた学生になって就職で苦労して。

女性も働くべき…そんな世の中の流れ。高校の友人は、公務員を三年でやめ調理師資格を取り「将来喫茶店やるね」といいながら、結婚出産し「え?私は旦那に養ってもらうつもり」となっていった。私はなんとか職を得て働きだし、彼もできたが別れ…それなりのシングルライフを。

平成になっても昭和が色濃く残っていた。

あら、やだ、おばさん語りだね。

修正しなくちゃ。


あなたは、高校を出たら、自由。自由には責任は付きまとうわ。まずは、親に恥じないように生きましょう。出会う人から学んで。良いこと悪いことあるわ。

あなたはあなたを作っていく時期になるの。親や友人という世界から、未知なる人が溢れる社会へ。

やがて、あなたがあなたの家庭を作る人と会って、職も得て、大人になっていく。


ほら、春は、もうすぐ。


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