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異世界旅行譚 六人が行く!  作者: 朝宮ひとみ
旅の始まりから
75/171

番外・渡航について

●アーシャーイア(地球)からシェーリーヤへ

・年一回程度、最大十組ほどの候補者を募る。

・郵送してもらうか役所に出向いて書類を入手し、記入して送ると応募できる。

・応募多数の場合は抽選となる。逆に少ない場合の補充などはない。

・応募締め切りから選定結果が分かるまで1か月。

・渡航準備から完了まで最低5日最大30日。

・一度渡航すると5年間は戻れない。逆に戻ってきてから10年は応募できない。


●シェーリーヤから地球へ

・年一回、十組の候補者を募る。

・申し込み順に審査をしてその場で候補者に入るかどうか分かる。

・申し込みは国際機関の窓口ならどこでもできる。

・渡航準備から完了まで約30日。

・個人と家族単位での渡航がある。

・一度渡航すると1年間は戻れない。貿易などの業者で許可のある者のみ3か月ごとの往復が可能。


●共通

・準備期間中はすべての持ち物とともに『中間の世界』に送られ、過ごすうちに波動の調整がなされる。

その間に荷物の取捨選択、それぞれの惑星に関する勉強を行う以外は自由に過ごすことができる。

申請して通れば『中間の世界』に移住することもできる。


・転移先はそれぞれ受け入れを表明している20か所ほどの自治体の中から選ぶことになる。『中間の世界』滞在中に各自治体の資料や紹介などが見られるほか、条件を提示して最も近い自治体を探してもらうこともできる。交流開始時は5か所だったが少しずつ拡大中。初期は地球は日本(なぜか茨城と千葉のみ)とアメリカ(なぜか西海岸のみ)、シェーリーヤではアルネアメリアのみであった。


●渡航資格・条件

・地球人、多口種基準で14歳以上であること。応募の時点で超えていなくてはいけない。

 亜人種など、より短命な種族の場合10歳から。長耳族は70歳以上。

・犯罪歴がないこと。

・体重が服装込みで100キロを超えないこと。

・費用が一括で払えること。日本人の場合未成年10万円成人30万円家族単位だと50万円から。

・特定の疾病がないこと、特定の細菌やウィルスなどを保有していないこと

(準備中に検査あり)

・女性の場合、妊娠中や出産前後(中絶などの処置を含む)でないこと。


(家族単位の場合)

 夫婦のみの世帯か、夫婦と子供のみの世帯であること。三世帯以上の同居は不可とする。(研究が進めば撤廃の予定あり)

 二人以上十人以下。

 こちらは過去に軽微な犯罪歴があってもよいが考慮はされることと刑期を終えて五年以上たっていなければいなければならないことに注意。


●持ち込めるもの

・個人の場合体重の5倍までの重さまでの私物を持ち込める。家族であれば家族の合計の5倍に加えて2~300キロの余分がもらえる。

・特定の種類でなければペットや観葉植物なども渡航可能。ただしシェーリーヤの動植物は特定の業者以外取り扱い禁止。


●『転移魔法』の恩恵

・言語の調整 母国語と統制語間の意思疎通を可能にする。

 日本人の場合日本語で話せば統制語話者との意思疎通が可能。日本人が他の言語で話すと音の通りに聞こえるだけ。地球人同士でも互いの母語で話せば疎通ができる。

・人によっては波動の適正によって感覚が鋭敏になったりすることがある。


~~~~~~


●禁止事項

地球人に多いが、わざと太って物を多く持ち込もうとする人が複数組いた。ひと月ほどで20キロくらい太り、転移後に痩せるという恐ろしい手法である。失敗して太ったままの人ももちろんいる。なお、正確な重量を転移の前に測るので適当な数字を申告するなどはできない。


●そのほか

・転移先で死亡した場合、居住地が決まっていない場合は旅行人などの扱いで調べたり手続きがなされたのち、元の惑星せかいに送られる。居住地がある(現地の戸籍がある)場合はそれぞれの自治体に任されるし、家族や友人、生前の遺言などから希望があればできる限り沿った処遇がなされる。

次回は27日日曜日に投下する予定です。

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