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閑山自撰詩篇

タバコの効用

作者: 竹井閑山

ジャーナリストがタバコを吸わなくなってから

あるいはデスクが受動喫煙の害を排するようになってから

記事が硬くなったといわれる

私はまだ自分の抽き出しを完全に開け切れてないが

紫煙がそれを円滑にしてくれるなら

命と引き換えにしたっていい

ベランダの柵に足を引っ掛けためらってる君よ

君があたら落そうとしている命は

何物にも交換できやしない

損得勘定どころでないのは承知のうえで

死刑囚みたいに最期の一本を所望してみたまえ

案外いい薬になるかもしれないぜ



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