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機械天使~魔法と科学と学園と~  作者: 紅きtuki
機械天使~魔法と科学と学園と~Ⅱ
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魔女魔人編「介入する者」

「おいごらぁ! 誰が、開けて良いっつたぁ?!」


 永久機関は、たったの一歩で非禁禁忌との距離を寸前まで縮める。

 しかし、その僅かな隙間に、介入するかのように一人の少女が突如現れた。


「ほんと残念ね。無慈悲な運命が、ただ流れるだけだなんて」


 まるで、ガラスを破壊するかのように、空間を捻じ曲げ、その歪みから登場する黒いドレスの少女。空間は、比喩通り、ガラスの断片の如く散り、少女の周りは先鋭な暗闇に覆われていた。


「どいつもこいつも……」


 永久機関は、片手で額を押さえ、そのまま頭を何度か横に振る。

 少女は、笑みを浮かべながら永久機関に語り掛けた。


「この扉を開放する事は、あなたにとっても悪い事ではないと思うわよ? 少なくても、不利益はないわよね?」


 しかし永久機関は、怒りを隠しきれないと言った形相で少女を睨み付け、


「おい? せいぜい死ぬなよ?」


 拳を強く握り、殴る前の予備動作として、手を頭の後ろまで移動させる。

 しかし、今度はそこに、非禁禁忌が介入する。


「……もう終わりにしよう。Magus『ルクスデウム』」


 非禁禁忌の両手に握られる魔方陣により表れし二本の槍。天使の羽が刃に浮かび上がる美しい純白の槍だ。

 永久機関も、非禁禁忌が相手だと分が悪いのか、今までの無防備な体制から、整然とした構えをとる。


「ここで退くわけにはいかねぇんだよなぁ?」

かっこいい登場です。

伝わってたら嬉しいなぁ。

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