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機械天使~魔法と科学と学園と~  作者: 紅きtuki
機械天使~魔法と科学と学園と~Ⅱ
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魔女魔人編「短気な少女」

「非禁禁忌……とうとう、この地に足を踏み入れたのね。それは、人間を捨て魔人を選んだと言う事を意味する」


 辺りに大量のガラスの断片が散乱する道を、歩いてくる少女。周囲は無音で、散らばっているガラスの断片が踏まれる素っ気無い音だけが響き渡る。


「まぁ、もっとも、あなたなら魔神クラスと言っても過言ではない程の力を身につけているから、どちらにせよ、魔人には変わり無いわね」


 黒と赤と白を基調としたフリル満点のゴスロリ服に、小柄な体を包む少女が歩いている。

 短いスカートから大きく露出された太ももには髑髏のタトゥーが彫れており、さらに同じく大きく露出された上半身の腕や首には、黒やピンクのテープの様なリボンが結ばれていた。

 戦闘を終えた非禁禁忌は、そんなゴスロリ服の少女の話を無視し、地に刺さっている天使の羽がデザインされた純白の槍を引き抜く。


「あなたがここに、何のよう? 私は魔人復興の為を思って、ここで見張りをしているの。見張りである以上、あなたをこのまま見過ごす訳にはいかないわ」


 少女の問いかけに、非禁禁忌は何も答えない。ただ黙って、少女の横を通り過ぎるだけだった。


「私を無視する気? ねぇ、魔神である私を?!」

 

 形相を変えて怒りを露わにし、全身を使って語り掛ける少女。それに対して非禁禁忌は、歩みを止めると一言。


「……お前など、利用されているに過ぎない。残念だが、そんなお前が知る事はなにも無い」


 その言葉に、少女はとうとう我慢の限界を超えたのか、舌打ちをして


「その態度、後悔させてあげるわ!! そして、すべての魔法使いと根を断つ者と呼ばれる私の力を見せつけてあげる! Eternal Judgement『永遠の審判』!」 


 魔法名を唱え、非禁禁忌へと猛烈な勢いで攻撃を仕掛ける。

 

短気過ぎんだろおおおおおおおおおおおお。

もう少し、引っ張れば良かったなぁ、と反省中です。



最近、場面が変わりすぎて読みにくさMIXのような気がする。

読者、置いてけぼりだよ。ひどぅいよね。

そこも、反省しております。


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