魔女魔人編「司る者の支配権」
「オモシレェ……ソウシテ生長ラエルカラコソノ、断末魔ダァ……アァ?! ソウダロォ?!!」
断末魔は鎌を激しく回転させながら、非禁禁忌に向かって投げる。
それだけで、強烈な風が生まれ、コンクリートで出来た周囲の建物を傷つける。さらにその被害は建物だけでなく、近くに倒れている葉乃愛と那由他までにも及ぼうとしていた。
だが、非禁禁忌がその二人を見捨てるはずが無かった。
その証拠に、非禁禁忌は二人を風の刃から守るため、天使の大剣を投げ、二人に前に設置したのだ。
しかし、それでは非禁禁忌の身が危ない。あの非禁禁忌だ、風の刃で傷つく事は無いだろうが、本体の鎌を食らっては無傷ではいられない。
「……武器の魔術師。そう呼ばれた時もあったな」
非禁禁忌は一言呟くと、鎌の平の部分を片足で蹴り抑える。
鎌が地面に叩きつけられたその瞬間、鎌は綺麗に断片化された。それはまるで発光するガラスの破片のように、周囲へ散らかっていく。やがてそれは、空気以外に物質に触れると、雪のように静かに消えていいった。
「……残念だが、お別れだ」
非禁禁忌がそう呟いた途端、断末魔の体から力が抜け、その場へ倒れこむ。
もうその瞬間には断末魔の背後で大剣を構える非禁禁忌の姿があった。
あけましておめでとうございます。
相変わらずの進行スピードですが、なんとか決着までは書く事ができました^^;




