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機械天使~魔法と科学と学園と~  作者: 紅きtuki
機械天使~魔法と科学と学園と~Ⅱ
32/75

魔女魔人編「断末魔の具現化」

「……それくらいにしたらどうだ? 断末魔。もう、周囲の人に迷惑をかけるな」


「周囲ノ人ニ迷惑ヲカケンナァ? 『裏切り者』ガ、ホザイテンジャネェゾ?」


「……Magus 『ルクスデウム』」


「ギャハッ! ギャハハハハハハハ!!! Re:Union『再結合』ォオオオ!!!」


 断末魔の足元に、黒い門の魔法陣が現れる。断末魔はそこに腕を突っ込み、門をこじ開け、中で何かを探す動作をする。


「コレハナァ……断末魔ァ……ソオゥ、俺ヲ具現化シタ様ナ存在ダァ。アヒャ、ヒゥヒャハハハ!! 幾久しい断末魔トナッテ、シネ!」


 断末魔はそう言って、腕を一気に引き抜く。足元の黒い門は消え、後に残されたものは、断末魔の手に握られる大きな鎌だった。

 断末魔の等身ほどある、大きな刃に大きな柄。その柄には色取り取りの宝石が埋め込まれていて、何重もの鎖とその鎖に繋がれた懐中時計が巻きついていた。刃は先は白い稲妻に覆われおり、異様な禍々しさを放っている。

 それに対して非禁禁忌は、平然と地に立っているだけだった。魔法名を唱えたにも関わらず、何も起きない。断末魔は、そんな事はお構い無しに駆け出す。瞬間移動に近いが、それ以下の速度で。

 その移動により発生した風が、葉乃愛と那由他の衣服を揺れ動かし、周囲の誇りや塵が扇状に吹き飛ばし、倒れながらも二人の戦いを観戦する那由他の目を痛める。

 そして断末魔は、瞬く間に距離を縮め、完璧に近いタイミングで斬りかかる。しかし非禁禁忌は何もしない。ただ、断末魔を強く睨み、その場に立つのみ。

 そのまま断末魔の鋭き鎌が、非禁禁忌を綺麗に切り裂……かなかった。と言うのも、鎌と非禁禁忌の直線状に、天使の翼の形をした光溢れる大剣が、忽然と現れたのだ。

 大剣は独りでに動き、鎌を弾き、断末魔を大きく吹き飛ばす。大剣は勢いを殺す事無く、そのまま激しく回転し、天使の羽を周囲に撒き散らしながら、非禁禁忌の手元へと帰って行く。


非禁禁忌の性格が最初の方と比べて、かなり変わってきたような気がする。

まぁ、いいかb

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