6/8
塗り潰した日付
黒く塗り潰した今日の日付
また言い覚えのある台詞を
負け惜しみように言う
一人きりの部屋で
いつもの独り言が部屋の壁にぶつかる
針になって僕の胸元に返ってきて
拾ってくれる人が居ない事を
昨日、僕は知った。
大人になるにつれて
身体や考え方が成長していっても
長所はあまり伸びずに
短所ばかり成長していったみたいだ
あまりに苦しくて眩しくて
見続けると気分が悪くなるから
もう現実は見たくない
人を馬鹿にして
自分を正常に見せるのも
本当は間違ってるって解ってた
僕は知っていた筈なのに
昨日も一昨日も
黒く塗り潰されたカレンダー
錆びた画鋲が外れかけている
邪悪な僕を隠そうとしても
風に吹かれると見え隠れするみたいに
いつかの教科書みたいに
僕自身を黒く塗り潰した毎日
でも次は包み隠さないで
白も黒もさらけ出していける筈だ
明日が新しい僕を知らせる




