数学のあるある問題〜わたくしは家を出て時速3キロで歩いているので、婚約破棄の話はやめてください〜
数学の問題とその解答作成に生成AIを使用しております。おつむの弱い二角を許してくださいm(__)m
マーガレットはマス男爵家の末娘である。
勝負服の黄色のドレスを身に着け、お出かけ前の最終確認をする。
「速度計測器兼時計と、その問題文っと」
腕には見た目は腕時計とほぼ変わらない速度計である。
昨今の技術進歩により様々な機能がついている。
「時間だから行ってくるわね」
「お嬢様、行ってらっしゃいませ」
玄関では使用人一同がお辞儀をして見送る。
心地よい風が吹く、絶好のお天気日和。
マーガレットは腕時計の機能である“魔導通信機”の発信ボタンを押した。
「マーガレット⋯⋯いえ、A子です。今、正門を出ましたわ。⋯⋯えぇ、時速3キロですわね」
? ? ? ? ?
【問題】
A子さんは家を出て、最初の30分間は時速3kmで歩いていましたが、その後は一定の速さで歩きました。
A子さんが家を出てから40分後、忘れ物に気づいたBくんが時速6kmで追いかけました。
Bくんは出発してから50分後にA子さんに追いつきました。
A子さんが途中から歩いていた速さは時速何kmでしょう。
? ? ? ? ?
マーガレットはしきりに腕時計の速度を確認する。
「いいわね、ぴったり時速3キロよ」
平坦な道。両側には木々が生えているが、太陽の光はしっかりと地面まで届いている。
歩き始めてすぐに魔導通信機がピロピロとなり始めた。
「あら、誰かしら?」
腕時計を見ると、ペーターと文字が浮かび上がる。マーガレットは舌打ちをして、“応答”を選んだ。
「わたくし、今仕事中ですの。あとにしてくれますか? ⋯⋯何もこんな時に昨日の話を蒸し返さなくてもいいじゃないですか」
ペーターの声を聞いて、昨日の怒りが再燃する。顔はすぐに熱くなった。頭は昨日に戻ろうとする。
「だ・か・ら、婚約は破棄だと言っているのですわ。わたくし、見ていたんですから!」
最近、ペーターの様子がおかしかった。
楽しく話をしているのに、時折口を閉じ考え込む姿を何度か見てきた。
それから話題が突然飛ぶことも増えた。
急に、ドレスのトレンドに詳しくなったり、髪飾りや宝石のことまで。
もともとマイペースでのんびりとした方でしたのに⋯⋯。
これはすごく変ですわ。
おっとっと。足取りが乱れてしまいましたわ。時速3キロよ。
わたくしは別れ話をしているように、ちゃんとペーターの異変を説明した。
それから自分の気持ちも。
「ですから、誤解ですって!? どの口でそんなことを言うのですか?」
話がヒートアップしていた。
歩くのは辛くもないのに、上がる息。
肩に力が入ってしまうが、心の中で唱え続ける。
(時速3キロ⋯⋯時速3キロ⋯⋯)
「時速3キロォー! っと、独り言ですわ。あら、ペーター様もお出かけ中ですか。それでは切りますね」
気がついたら、最初の30分が過ぎようとしていた。問題文を見て、再確認する。
「あら、速度を変更しなくてはいけませんね。ってペーター様、息が物凄い上がっているようですが、走っているのですか?」
ペーターに話を聞いてみると、マーガレットが先程いた実家に来ていたようだ。
やれやれ、仕事で良かった。
「えっ、『もうすぐ僕は問題文に出てくる』って、怖すぎなんですが⋯⋯」
マーガレットが問題文に目を落とす。
“A子さんが家を出てから40分後、忘れ物に気づいたBくんが時速6kmで追いかけました。”
「わたくしが家を出てから40分が経ちますわね⋯⋯いやいや、Bくん? またまたぁ〜」
すかさず後ろを振り返る。
誰もいない。セーフ!
「『でも、忘れ物を届けに行くんだよ』って? いやいや、それは問題文の都合というか⋯⋯いえ! 忘れ物が無いかというよりは⋯⋯大人の事情です、へへっ!」
我ながら、下手くそな笑顔を貼り付けている気がした。
妙に上がった頬を元に戻す。
「ですから、あなたが気がつく忘れ物はありませんの! どうぞお帰りください。時速6キロで追わないで!」
マーガレットは後ろを振り返る。
まだ見えない姿に安堵するが、速度は変えられない。
「く〜憎いわ! (解答になるから言えない)速度はこれ以上上げることは出来ないし〜! ⋯⋯ってまだ、通信が切れていませんでしたの? おほほ、ごめんあそばせ」
マーガレットは目をしょぼしょぼさせながらも、速度計をチェック。
なぜペーターがBくんなのかしら。
これ絶対追いつくやつですの。
だってじわじわと近づいてくるんでしょう。
時速6キロで!
わたくしは時速〇.〇キロですのに⋯⋯。
まぁ、強制的に言葉が隠れましたわ。
えっ? 地の文に心の声がただ漏れですって? これは緊急事態で仕方のないことですの。
だって、来〜る、ですの。
きっと、来〜る、ですって!
古いとか言わないでくださいまし!
だって⋯⋯。
マーガレットが後方を振り返ると、黒い点に見えるなにかが見える。
ついにBくんがA子の姿をとらえました!
強い、強すぎるぞBくん!
その差はすでに1kmを切ったー!
(なんだか地の文が実況していますの〜)
前を歩くA子も動揺しているようです。
何度も後ろを振り返って見ていますね。
これはA子をとらえて、追い抜く瞬間は近いですね。
(実況者増えましたわ! なんだかタスキをかけて新年早々に走るは〇ねえ〇〇んみたいですわ)
また強制的に言葉が隠れましたの。クイズみたいになってしまいましたわ。
「おっとっと、速度確認ですわ!」
マーガレットが速度を確認すると、空耳が聞こえた。
「A子ぉー! いや、マーガレットー!」
空耳じゃなかった。
なんだか、早歩きで迫ってくるの、怖すぎなんですの!
「速度かくにーん、良しですの!」
マーガレットの心は少しも穏やかではなかった。
後ろを振り返ると、服装まで確認できるほど近い。
「きゃー、近いですわ!」
あの、未来の自分がプログラミングした人型ロボットを過去へ送り込む。
そして過去の自分を守らせるあのロボットくらい確かな足取りで着実に近づいてくる。
(だめですわ、捕まったら、どちらかというと著作権で危険な目に合いそうですの)
そうは思ってもいられない。
ペーターの息遣いも聞こえてくる。
後ろから腕を振る風のようなものを感じる気がする。
マーガレットの手首に衝撃が走った。
とうとうペーターに捕まってしまった。
「きゃー、むりむり、怖すぎですの」
「マーガレット、話を聞いてくれ」
聞いてもなにも、問題文を思い出すマーガレット。
Bくんは出発してから50分後にA子と会うことになっている。
まだ50分経っていませんの。
「まだあと3分、追いつかない事になっていますの。速度かんにーん、良しですのー!」
「こちらも速度6キロ、よおし」
マーガレットはパニックのあまり涙声になる。
「マーガレット、昨日、一体何を見たんだい?」
マーガレットは昨日のことを鮮明に思い出す。
馬車で街中を走っていると、宝飾店の中に、仲睦まじいペーターとそのメイドの姿を見かけた。
彼女の左手の薬指にはマーガレットの誕生石の大きなサファイアがついた指輪が光っていた。
「⋯⋯君はスナイパーなのか? 馬車から一瞬でそこまで見れるとは⋯⋯」
「サファイアはカットと色ともに最高品質でしたわ!」
そこへ二人の魔導通信機が鳴った。
「「はい、承知いたしました。お疲れ様です!」」
通信機を切ると、手も足も、もじもじさせ始めるマーガレット。
爽やかな立ち振る舞いで、マーガレットを見つめるペーター。
「君以外に目移りするはずがないだろ。 メイドはたまたま君の薬指の太さと同じだったからさ。それとも試したメイドの薬指は切り落とそうか?」
「こわーーーーい!!」
ペーターはポケットから箱を取り出すと、ビーム光線を出さんばかりの角度で開ける。
「オープン・サプライズ!」
「一、十、百、千⋯ってネタがきわどーーーい!!」
もう一度、仕切り直して、格好良いポーズで決める。
「君の忘れ物は僕の気持ちさ。僕は君しか目に入らない。今もこの先も、僕の隣は君じゃないとだめなんだ、マイ スイートハート」
「あまーーー(ピーーーーーー)!!!」
オチまで強制的に隠された、だと!?
お読みいただきありがとうございました!
【答え】
3.5kmです。
ちなみにA子は一時間半歩きました。
勢いで投稿するのって楽しいですよね(*´ω`*)
ってネタが古いかな!??焦




