『みんな待ってるよ、頑張ろう』という気持ち悪い言葉
日本はいじめを受けた者がその場を去ることが一般的だったりします。
学校しかり会社しかり。まあ、会社なんかは逆転があったりもしますが学校は大体がいじめられた側が場所を追われる羽目になります。
海外だといじめをしている方が実は支援が必要な人なんじゃないかという事で転校なりで引き離されるんですけどね。
まあ、日本は色々分かった後に加害者側が世間にえぐいくらいタコ殴りされるというフェーズが来るのですが基本的に誰も幸せにならない感じです。
さて、今回はそのいじめられた側が去ろうとした際に『みんな待ってるよ、頑張ろう』とかいう気持ち悪い言葉が飛び出す事がある。これについて少し話そうと思います。
字面だけ見ると『俺達がついてる。頑張ろう』と非常にポジティブに見えます。
全てが悪いとは言いません。言葉自体はとてもいいものです。
ただこれ、誰が言うかによって無茶苦茶気持ち悪くなるんですよね。
今世間を騒がせている某野球部でも加害者側がこういう言葉を放ったそうですね。
声明の中で自分で言ってるのでまあそうなのでしょう。
若さゆえの未熟さも感じますが、何というか『本気で気持ち悪い』ですね。
どうしてかというと簡単に言うと『お前らがやっといて何言ってんの。しかも上から目線?』なんですね。
何でしょう、青春ドラマの見過ぎでしょうか?
例えばお互い殴り合ってガ〇ダムばりのレスバをしまくってお互い倒れた末とかだったら何かワンチャンありそうですが現実はそうじゃないですよね。
はっきり言って一定のラインを越えてしまった段階で修復は不可能なんですよ。
被害者側は致命傷受けてるんです。せめて自分の人生の為にも大爆発に巻き込まない様去ろうとしてるのに何ガソリンとライター抱えて突っ込んできてるんだろうなぁと。
結果としてこれ、学校側が逃げに入ってるので結果として生徒達は加害者も被害者もどっちも幸せにならない泥沼展開になろうとしているわけですね。
私が昔辞めた職場でも出ましたよこの言葉。退職を申し出て理由もしっかり伝えて……その末に『みんな心配してる。だからフロアに行こう』。心配してるのは業務が滞る事でしょうに。
もし、話を聞いた主任達がもっと真摯に受け止め、味方してくれる様な姿勢を見せてくれたら何か違ったかもしれませんが話をしていてわかってしまったんですよね。『戻れば地獄が大きな口を開けて待つだけ』。3時間以上の軟禁後、きっちり意思は貫き通し辞めましたよ。
『お前は何処に行っても通用しない』と言われましたがね、今は新しい職場で1年弱、管理職候補です。
もう何て言うか、『いい人のふりするなよ』と思ってしまう今日この頃でした。
私も色々歪んでるなぁ……