備蓄米って実は過去の遺物だった説
ぽっと思いついてしまったので筆を執ってるのですが、正直投稿すべきかは迷いました。
今回のお題はタイトルにある通り「備蓄米」です。
実はこれを書こうと思った数分前まで、私は「備蓄米は必要だよね」と思ってました。
だけど今は「ほぼ必要ないよね」に変わってしまいました。
別に何かを観たとか読んだとか聞いたとかではなく、本当にぽっと思いついてしまったんです。
そもそも備蓄米は、緊急時の備えだと思います。
だけどその緊急時ってどういう時を指しているんでしょうか。
日本全国が大飢饉に見舞われて畑が全滅した時でしょうか。
仮にその場合、日本で食糧不足になって餓死者が急増するのか。
多分しないと思うんです(政府がきちんと仕事をすれば)
何故かと言えばこの場合、外国から食料を支援してもらえば、もしくは輸入すれば解決するからです。
現に今年は外国の米がスーパーに並んでいた訳ですから。
これがもし世界中が大飢饉でどこに行っても食糧難だっていうのなら話が変わるかもしれませんが、それは地球滅亡のカウントダウンじゃないかなって思うんです。
それを想定して米の備蓄が必要だというのは度が過ぎています。
他に考えられるのは日本が世界から孤立した時でしょうか。
でもよっぽど馬鹿なことをしない限り、そんなことにはならないと思います。
考えられるとしたら他国に戦争を吹っ掛けた時とか。
日本の中枢が外国人に乗っ取られた時とか。
頭のオカシイ首相が10年くらいトップに立ち続けた時とか。
ただこれっていずれも「日本終了のお知らせ」であって、備蓄米の有無以前の問題です。
そこまで日本が腐ると備蓄米は国民の知らないところで外国に売られてる気もします。
つまり現代において緊急時って米不足とか飢饉とかいうレベルではなく日本存亡の危機なんです。
米不足とか飢饉くらいなら他国を頼れば良いし、喜んで頼ってくれって言ってもらえる日本である事の方が重要です。
あ、間違ってもらっては困るのは、だから食料自給率が低くても良いって話ではありません。
平時はきちんと自分たちの台所は自分たちで守るべきです。
減反政策とか頭オカシイよねって思ってる派です。
ちなみに調べてみたら備蓄米制度は1995年からだそうです。
意外と最近かなと思ったけど、考えればバブル崩壊後の不景気真っ最中の頃です。
確かにそれなら未来に希望を抱けず不安になっても仕方ないのかなとも思いますが。
でも現在は不景気だとは言われていても世界経済は(ある程度)安定していますのでやっぱり備蓄米に頼る必要は無いのかなと思います。
そして食糧法によると、農林水産大臣が「米の安定供給の確保のため必要がある」と認めた場合、備蓄米の売渡しや買入れを行えるそうです。
(意訳です。正確な法文は別途ご自身でご確認ください)
ある程度の基準はあるそうですが、最終的には大臣の胸三寸だということです。
言い換えると「米価格が1kg1000円を超えたら備蓄米を出します」みたいな具体的で明確な数値が決められている訳ではないのです。
この状態で今の大臣はちゃんと判断が下せるのか……とっても不安です。
さて。では改めて備蓄米はゼロで良いのかと考えた時に、ゼロは厳しいのかなとも思います。
不作のたびに外国を頼るのかって言われるとそれはどうなんだろうという話だからです。
なのでたとえばの案ですが。
公営の備蓄米業者が1年だけ米を保管して翌年には「備蓄米(古米)」として低価格で販売。その売り上げを次の備蓄米購入費に全額充てるとすれば、ある程度の備蓄米を確保しつつ低予算で回せるのかなと思います。
が、書いててこれ絶対利権がらみで悪事が横行するなぁと思ってしまいました。
残念ながら没ですね。
今の日本の政治家で国の予算をちょろまかすことを考えない人が居れば良いのですが。
それは希望的観測どころか、ただの妄想ですね。