才能のない僕らへ
正直、全ては才能で決まってしまうと思う
生まれつき顔が整っていたり、地頭がよかったり…
「努力でどうにかなるよ」
確かに君たちみたいに才能のある人間はそう思うかもね
でも僕らは努力じゃどうにもならないんだ
君たちとの差は今更努力したところで埋まらないよ
「それは甘えだよ」
そうかもね
でも努力ですべて決まるとしたら、君らとの差は尚更埋まらないよね
「そう言われると…」
ほらね何も言い返せないだろ
まあでもね、僕らも重要なことを忘れていると思うんだ
不登校で引きこもりでも将来、ユーチューバ―として成功する人がいる
ブラック企業から抜け出し起業で成功する人がいる
もちろん彼らは才能があったから成功した
だってそうだろ、成功には才能が必要なんだから
でもさ僕らはいつから自分には才能が無いって思い始めたんだろうね
不登校になった時?
ブラック企業に入社した時?
まあ、いつかなんて覚えてないけどさ
足の速さであの子に負けた時とかテストの点数であの子に負けた時とかにさ
思っちゃったんだよね
でもさ、本当のところどうなんだろうね
シュレーディンガーの猫って知ってるかな
このたとえで持ってくるのはちょっと違う気もするけど、いいや…
僕らには才能が有るし、無いんだ
難しい?
じゃあもっとわかりやすく言うね
才能が有るか無いか、それは死ぬまで分からないんじゃないかな
もしかしたら明日、ユーチューブがバズって有名になるかもしれない
もしかしたら明日、企業が成功してお金持ちになるかもしれない
もしかしたら明日…
だから悲観する必要は無いってこと
でも何かに挑戦していないと「もしかしたら」は来ないよ
そしてさ、答え合わせは最後でいいんじゃないかな?
皆、あきらめんなよ!