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再試合_決戦

⚠️童貞という単語が出ていますが、下ネタ・エッチな小説ではなく完全バトル小説になります。ご了承ください。⚠️


〜チャルエ 戦闘城 城内〜


領域発動により背景が青くなっていく。

これから始まるのは理不尽な決闘だ。


「忘れてたぜ、お前のこと」

「リベンジよぉ……このおバカさん!!」

「かかってこいうぉっ!?」


クイッと指を曲げると、タケルは強制的にアグアナの方に引き寄せられる。

すると右手に短剣を生成し構えた。


「こすい攻撃方法だなぁ!?色女ァ!!」

「うるさい!!」


ブルっと短剣にノイズが走り、動揺が見られた。

だがアグアナも馬鹿では無い。

対策は勿論取っているはずだが、ノイズが走ったままだった為、短剣が胸元に刺さるがダメージがあまり無かった。


「オラァ!!」

「ぐふっ……!!」


すぐに右頬にパンチを決め後ろに下がった。

傷は心臓に届かずに皮膚に少し傷が入った程度だった。

当然タケルは戦闘可能だ。これぐらいで怯む男では無い。


「お前の弱点は分かってる。いつでも来いよ」

「私の能力を忘れたのかしらぁ?その傷を根源(・・)として動くわよぉ……!!」

「なに!?」


ドクドクと受けた傷から異音がする。

目線を向けると、透明の液体がドバドバと垂れていた。

液体が垂れていると分かった瞬間、目眩と吐き気が止まらなくなった。


「私の能力は何も無い状態の人に対しては指図出来ないけどぉ……私が傷を付けた人には指図できるのぉ」

「傷を付けるのが元々の目的かよっ……!」

「その通り、貴方に傷から毒が溢れ出させたわぁ」


ドサッと膝をつき、呼吸と整えるが状態が改善しない。


「さて、どうするぅ?この状況ぉ」

「お前……!」

「くふっ……あっははははははははははは!!!!!無様ねぇ!!!!!!!」


気分が悪いのに、無理矢理立たされる。

するとアグアナがタケルの腹を思い切りぶん殴った。


「がっ……はっ!!」

「ざぁぁんねん!!!!!!吐けないわよぉ!!!!」


能力によって吐こうにも吐けなかった。

気持ち悪い感覚のみが身体中を駆け巡っている。

フラフラで立つのも厳しい状態だ。


「お前、そんな攻撃でしか俺を倒せないのかよ」

「……っ、何ぃ?負け惜しみか何かかしらぁ……?」

「違ぇよ、もっとカッコ悪ぃ勝ち惜しみ(・・・・・)だ」


ズズッと青色の背景にノイズが走る。

ノイズが走った時、気持ち悪さが残ると言うよりも無くなった。

この領域に入ってたら精神状態も操ってる状態になる。


気分悪ぃのを治す薬はこいつ本体。

メンタルが弱いし崩せば倒せる……!!


「お前はどうも対策の仕方が下手らしいな」

「下手な私にやられてるのはどっちかしらぁ……?」

「お前自身だろ。現にノイズも走りまくってる、このままじゃてめぇはてめぇにやられるぜ」

「だから何かしらぁ?結局負けるのは貴方よぉ。ボロボロになって私に殺されるんだからぁ!!!」


ノイズが走ったり治ったりする。

吐き気が治まらないが我慢してセリフを続ける。

動揺が隠せないアグアナは足が震えており、言動もオドオドしている様子だった。


「そんなに弱かったら……魔王様にも捨てられんじゃねえのかぁ?なぁ色女」

「捨てっ……!?」


ノイズが大きく走り、背景が通常と青色でぐちゃぐちゃになっている。

そこでタケルは確信をついた。

アグアナに対しての最大の弱い言葉は「捨てられる」だ。


「わ、私が捨てられる……!?」

「おう、なんか過去にあんのかは知らねぇけどな」

「そ、そんなはずはない!!私は魔王様に……拾われて育てられて……!!」


ノイズが激しくなり、青色の背景はほとんどない状態だった。

吐き気も目眩も無くなっている。

タケルは拳を握り、アグアナに近づいていく。


「私は……あの方に認められてるのにぃ……!!!」

「気に触ったんだったらすまねぇ。でもこんぐらいしないと俺も死んじまうんだわ」

「っ……お前ぇええええ!!!!!!!!!」


アグアナはその言葉を聞き、片手を刃そのものに変えてタケルの胸元に向かって刺してこようとした。

だがノイズのせいで何も効いていなかった。


「お前のやってる行いは魔王からは褒められるかもしれねぇ。でもな、俺達からしたら屑がやる行いだ」

「っ……!?」


タケルは右拳を上にし、左手でアグアナの胸元を掴む。

涙目になるアグアナに対して、少し罪悪感があったがそんなのは今関係ない。


「屑は正義で裁くもんだろ」


バゴォっと右頬を殴り、アグアナを吹き飛ばした。

髪が目元に重なり確認はできなかったが、涙が流れているのはわかった。


「でも、魔王は屑を捨てたりしねぇよ。魔王も屑だからな……」




〜チャルエ 戦闘城 屋上〜


風が強い屋上では、エテルナとオウガがお互い睨み合っていた。

青色の個体をふわふわと浮かせながら警戒しているエテルナ。相手がボルザーク族というのをおそらく知っているのだろう。


「貴方の能力は自強化と見ました。カイルお姉様の能力を弾き飛ばしたのはあなたが初めてですよ……!!」

「お前らとは格が違うんだよ。凡人は黙っておねんねしやがれ!」


地面を蹴り、エテルナの眼前まで接近する。

右手でみぞおちを殴り飛ばすが、与えた場所に青色の個体が張り付いていた。


「拳が当たってねぇ……!?」

「type:04!!」


与えた個体から無数の針が飛び出てくる。

危険と感じ逃げるが、完璧には避けれなかった。

右肩と左膝に針が刺さりダメージを受けた。

これだけで済んだだけ奇跡だ。

再びエテルナに向かって走っていく。


「はぁっ!!」


エテルナに向かって再び頬を殴り飛ばす。

立ったまま受けながら滑り、口から少しの血を吐いた。


こいつに個体を使わせねぇ……!!

まずはあの浮いている個体をぶっ壊す!!


「type:08!!」

「遅せぇよ!!」


エテルナは前にバリアを張り、攻撃を防ごうとするがオウガは既に後ろで拳を構えていた。

エテルナは歯を食いしばりながらオウガの方を見る。

その時何故かガルドの面影が見えた。


面影が見えたのもつかの間。オウガはエテルナの顔面に思い切り拳を入れる。

拳を入れたオウガは浮いている個体に目をつける。


すぐに体制を整え、拳を再び構える。

この調子でこいつを倒せばすぐにガルドやタケルの元に戻れる……そう思っていた刹那。


「extend.type:12……!!」


エテルナがそう言うと浮いている個体をから少しもぎとり、グッと握る。

オウガに刺さっている針から壊死する液体が身体中に走る。


「動か……ねぇ!?」

「痛い目を見なさい」


握っていた個体の手を右に降ると、オウガの右肩から下全てと、左膝から下全てが瞬く間に斬り取られた。

血は出ていなく、痛みもない。だが動きが制限され圧倒的に不利になった。

ドサッと倒れ、すぐに立ち上がろうとする。


「格が違う?それは貴方が下ってことですよね?」

「くそっ……!」


立とうとしても片膝が無い為、上手く立てない。

顔を上げると与えた顔面のダメージが回復していた。


「四天王を舐めすぎですよ……哀れな民族ですね」

「……」


最後の力を振り絞る。

激しく角が光りだし、ドックンと心臓の音が聞こえた。

エテルナはその音を聞きゾワっとした。

ファステル襲撃の時のガルドを思い出し、一歩引き下がる。


「……限定解除……」

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