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縄張り_発動

⚠️童貞という単語が出ていますが、下ネタ・エッチな小説ではなく完全バトル小説になります。ご了承ください。⚠️



〜チャルエ 東サイド〜


「……は?」


オウガは今の言葉が衝撃的すぎて頭が回らなかった。


領域(テリトリー)……」


女性はそう言うと、女性を中心に一気に背景が青くなっていく。


「ここの領域は私と貴方の場所。周りからは見えないわぁ」


コツコツとオウガに近づく女性に対し、やっと状況が理解出来たオウガは後ろに引く。


「そしてもう1つ……」


女性は人差し指をクイッと曲げると、オウガは女性に強制的に引っ張られた。


「なっ!?」

「ここは私がルール(・・・・・)。逆らえるものなら逆らってみるといいわぁ」


女性はそう言うと、腹に蹴りを入れ吹っ飛ばす。

コツコツとオウガに向かって歩いてくる。


「てめぇ、魔王の配下か……!?」

「えぇそうよぉ?名前はアグアナ……あなたに教えてもどうせすぐ死ぬから教える必要はなかったんだけどぉ」


膝をついて腹を押えているオウガに対し、顎に蹴りを入れる。

オウガはその時、何か違和感を感じた。

そう、常時発動型の全知全強が……発動していない(・・・・・・・)

オウガはその時1つの答えにたどり着く。


領域……ルール……。

まさか……ここにいる奴はこいつのルール(・・・)によって能力が無効化されているのか……!?


「惜しいわねぇ」

「……!?」


オウガは心を読まれており、激しく動揺する。


「それも正解の一部ぅ……それに加えてぇ…」


アグアナは手を上にかざすと、巨大な剣を出現させた。


「私の思ったことがそのまま具現化されるのよぉ?」


ピンっと音を立て剣がオウガの方に向かっていく。

巨大な剣のくせに、動きが物凄く速い。


能力が発動していない為避けるのも精一杯だ。


「ちっ!!」

「ふふっ、さて、魔王の配下と改めてご対面だけどぉ……どうやってこの状況を切り抜けるぅ?」


そういうとアグアナは今の剣を大量に生成した。

今の剣の攻撃がキリもなく飛んでくるのはシャレにならねぇ……!


「何か手は……!」


すると突然、村の警報が鳴り始めた。

アグアナとオウガはハッと気づき、辺りを見渡す。


『緊急!緊急!村長が胸を撃たれて重症です!誰か!誰か回復魔法を持っている冒険者は今すぐに村長室へ!繰り返します!……』


オウガはアグアナの方を見る。

アグアナはニヤリと口角を上げていた。


「お前、まさか……!」

「正解〜。でも気づかれるのが予定より早かったわぁ。作戦通りに動いてるから、また今度遊びましょ……」


するとアグアナから周りに通常の背景が広がっていく。

周りの変化を見ている間に、アグアナはどこか逃げていった。


「あ、おい!……ぐっ」


叫んだ頃にはもうどこかに行ってしまっていた。

追いかけても仕方がないし、体が痛むがオウガはすぐさま村長室に向かって走っていった。<hr>


〜チャルエ 北サイド〜


警報を聞きすぐさま中心にある村長室に向かっていく2人。


「ガルド!この警報って!」

「配下が現れよったのぅ……とにかくワシは村長室へ直ぐに向かう。ヌシは周りに誰か逃げていくやつが居ないか確認していくんじゃ」


そう言うとガルドはビュンとスピードを上げ、村長室へ直行した。


「おう、頼んだぞガルド!ちっ……やっぱり配下がもう着いてたのか?」


タケルの方向は誰1人怪しいヤツはいなかった。

それどころか一通りが少なかったのである。


それはそうと、今ガルドとオウガが村長室に向かっていっているはずだ。

フーガとレミィと合流して情報共有もしなきゃな……!


「タケル!」


村の十字路で待っていたフーガが見えた。

見たところ怪我はなさそうだった。


「ガルドは……あぁ、先に向かったんだな」

「あぁ、恐らくあんたらの兄貴とガルドで真っ先に向かってるだろうよ」


息を切らしながら状況を説明するタケル。


「私達が来る前にもう配下は来ていたって事?」

「多分そうだ。じゃないと犯行が早すぎるぜ」

「確かに……。私達が来てから配下が到着して……村長室探して……村長殺って逃げるなんて、スピード力があるガルドか兄貴にしか出来ない」


しばらく沈黙が続く。可能性は低いが配下ならやりかねない動きだ。


「俺達が今考えても仕方ない、早く村長室に向かうぞ」

「そうだな」


走ろうとした瞬間、左からフードを被った女性が北の方向に向かって走っていく。


「……フーガ、先行っててくれ」

「……タケル?」

「急用だ」


そういうとタケルは今のフードの女性を追いかける。


「ちょっとタケル!急にどうしたんだよ……?」

「姉さん!今の警報……!」


西からレミィが走ってきた。

その姿を見てフーガは少し安心した。


「……あれ、タケル達は……?」

「……」


フーガは今のタケルの行動を口には出せなかった。

自分でも今理解ができていないからだ。

無理にレミィに伝える必要は無いと思い、村長室がある方向を向く。


「……すぐ戻ってくるよ。先に私達で行こう」



〜チャルエ 北サイド付近〜


タケルはまだ見えているフードの女性を追いかける。


そっちには壁しかないのに……なんで村長室から離れていくんだ……?

しかもこいつは村長の危機を何とも思っていない(・・・・・・・・・)

出口の無い方向に急いで向かうのは……ちぃと怪しいんじゃねえのか……!


すると女性は左に曲がり、路地裏に入っていった。

一通りも少ない上に路地裏に行って今の状況を避けるつもりで北に行ったのか?


タケルは女性が曲がった方向に目線をやると、女性がこちらを見ながら腕を組みながら壁にもたれかかっていた。


「……いぃ!?」

「ねぇ、君ぃ……。お姉さんと遊びたいのぉ?」


胸元を強調するポーズを取り、誘惑をする。

そう、この喋り方はオウガと戦ったアグアナだ。


「誰が……遊ぶかよ!!」


タケルはアグアナに拳を入れようとするが、当然アグアナは後ろに下がる。


「お姉さんに魅力がないのかしらぁ?」

「悪いな、童貞に誘惑は効かねぇよ」


拳を構え、アグアナの次の行動を待っている。


「ふーん……まぁいいわぁ。手っ取り早く貴方を殺してここから逃げるわぁ」


領域(テリトリー)

ブヴヴンと周りが青くなっていく。


「……こいつは!?」

「さて……お姉さんと刺激的な遊びをしましょ」

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