異色な_仲間
⚠️童貞という単語が出ていますが、下ネタ・エッチな小説ではなく完全バトル小説になります。ご了承ください。⚠️
代表村:チャルエ
魔王城に行ける代表村の1つであり、【格闘村】とも言われる程格闘経験が多い人達がいる村。
村の人達は全員拳で語るらしく、魔法使い等がいないで有名との事。
その村にタケル達は踏み入れようとしていた。
「急に行きたくないんだけど」
「報酬金聞いてウキウキしてただろう」
オウガから今の話を聞き、タケルは歩く歩幅が短くなっていく。
「そうだ!じゃあ報酬金だけくれよ俺ら行かないから」
「……フーガ。」
するとオウガの後ろから拳を握って、こちらに向かってくるフーガが見えた。
すぐさま危険と感じたタケルはフルトロンの方向に向かって走っていく。
「先が思いやられる……」
「フーガとタケルは仲が良いのう!」
「本当にあの人ガル姉のリーダーなの?」
「もちろんじゃ、ああ見えて根性は一丁前にあるからのぅ。」
〜チャルエ 門前〜
フードをかぶりコツコツとヒールの音を立てながら、門前に歩いていく一人の女性。
門前に立っている1人の門番が女性に話しかける。
「君、冒険証を見せなさい」
「はぁい、どうぞぉ」
フードを自ら脱ぎ、門番が冒険証と顔を照らし合わせた。
「よし、通って大丈夫だ」
「ふふ、ありがとぉ」
冒険証を返し、再びフードを被ってチャルエに入る。
辺りは拳にグローブをつけてる冒険者、ファイトリングがある施設など。如何にも拳の戦闘が大好きな村だと伺える。
「まずはこの辺を散策ねぇ……ふふ、楽しみだわぁ……」
そういうと女性はチャルエの冒険者に、ある質問を聞く為周りを見渡す。
「すみませぇん、ちょっと聞きたいんですけどぉ」
「はい?」
一人で歩いていた男冒険者に話しかける。
女性は前かがみになり足を交互にしてお色気感をだし、男を誘惑するような言動を行った。
「な、なんの用ですか?」
「んふふ……ここに来たの初めてなんですけどぉ、村長さんってどこにいますかぁ?」
「え、えっと……ここを右に曲がったら着きますよ……!」
目のやり場に困る男は目を逸らしながら右に指を指す。
女性はそれを聞き、姿勢を正して男の手を握る。
「ありがとぉ。また会ったらお茶しようねぇ?」
「は、はい!」
そういうとハイヒールの音を立てながら指された方向に向かって歩いていった。
男は赤面しながらその場でしばらく硬直していた。
5分後、女性は村長の家を見つけた。
「ここねぇ?さて、場所が分かったから次はぁ……」
〜チャルエ 門前〜
前に女性が到着してから10分ほど経ち、タケル達が門前に到着した。
「汗くせぇのが漂ってくる……ジムかよここは」
タケルは来て早々文句を言う。もう死ぬほど休息日が欲しかったんだろうとガルドは苦笑いをする。
「うおお!みんな格闘が好きって本当だったのか!」
当然フーガが興奮し、早速チャルエの方に向かって走っていく。
門番に止められ、文句を言うフーガが見受けられた。
その姿はまさに職質だった。
「……冒険証ある?姉さん」
「そんなもんなくても私はボルザーク族だぞ!?顔パスで」「行けるかアホ」
食い気味で突っ込むタケル。
恐らくエルザルが襲撃された以来、セキュリティが強化されたんだろう。
タケルは冒険証を見せ、チャルエに入っていく。
次にガルド、フーガ、オウガ、レミィと次々に入っていく。
全員、チャルエに入村。
「次はここで配下待ちか?つーかなんで俺達に力借りたんだ?」
「確かにそうじゃったの、なんでワシらに?魔王配下を倒すならヌシら3人で充分じゃろ?」
タケル達に協力を依頼してきたことにガルドも違和感を感じていた。
確かにそうだ。この3人組はバランスが取れているのに、なぜタケル達に力を借りに来たのか……?
依頼をこなすだけなら3人組だけでいいだろ……とだんだんイライラしてきたタケル。
「私達は単に依頼を受けようとしたんだけどな!フルトロンに行く途中に占い師に声かけられたんだ!」
タケルはそれを聞いた時、ラエンが頭に思い浮かんだ。
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『冒険者さんですか?』
『そうだけど……』
3人組がフルトロンに向かっている時にある道で占い師ラエンと出会う。フルトロンからファステルに帰る途中であった。
『何の用だ?』
『すみません……今水晶玉が反応して見てみたらチャルエがエルザルみたいに崩壊する未来が見えたんです……』
その時オウガが水晶玉を見る。するとエルザルほどでは無いが崩壊している様が見えた。
『私の能力、常時発動型で意識していない時も勝手に発動するんです……フフ』
『チャルエに行って崩壊を防げってことか?』
『任せとけ!一人の不満はみんなの不満だからな!』
フーガがガッハッハッと笑い、ラエンの依頼を簡単に了承した。
ラエンはそれを聞くと顔が和らぎ、頭を深く下げた。
『ありがとうございます……ここは私の故郷なんです。どうか……』
『ちょ、ちょっと……頭下げないでくださいよぉ』
あわわとレミィはラエンの頭を上げさそうとする。
ラエンは頭を上げ、3人組の笑っている顔を見た。
ラエンは続けて口を開く。
『フルトロンに強力なパーティーがいます……その人の名前は……』
ーーーーーーーー
「スズキタケル」
ラエンめぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
俺の休暇を〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
涼しい顔をして内心死ぬほど憤怒しているタケル。
ガルドはそれを見て察していた。
タケルのこめかみに血管が浮いていた。
「もうすぐここは危険に晒される。1人バラバラになって怪しい奴がいたらすぐにとっ捕まえよう」
オウガが提案すると、タケル以外こくりと頷く。
「タケル、ヌシはワシと一緒にいろ。」
「……はぁ、そうだな。配下みっけたらぶっ飛ばせ」
スタスタと北の方向に歩いていく2人。
その後ろ姿を見て3人組はふっと笑う。
「よし、じゃあ俺達も分かれるか」
「おう!」
「……うん」
3人は目を合わせ合うとそれぞれ配置に着きに行く。
チャルエで東西南北魔王配下確保作戦(フーガ命名)を決行。
東にオウガ
西にレミィ
南にフーガ
北にタケルとガルド
それぞれ配置につき、全員覚悟を決めた。




