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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

告白してきた彼女は愛を知らなかったので、今から練愛相談をします

作者:小さな古時計
夏木となり(16)はある日、飲食店で同性カップルの喧嘩を目撃した。
「頼まれたら、誰にでもキスするの?」
「そうだよ。」
躊躇いもなく言い放つその人物の冷たさから目が離せず、寧ろ綺麗だと感じてしまった。

それから1ヶ月後の4月。
となりの通う高校に318人の新入生がやってきた。

「へえ、夏木となり先輩か」

見間違うはずなど無い。あの時の彼女が立っていた。

「なんであなたが。」

「ずっと、話してみたかったんですよね」
「あの時から。」

あの時。それがいつかなんて口に出すのもはばかられる。あのたった、1時間にも満たないような時間。多くいる客の中の1人でしかない私をどう覚えたと言うのだ。

「私と付き合ってください」

同じ微笑と共に、彼女は更に爆弾を投下してゆく。
もう私の脳内は荒地だ。何もない。だからつい言ってしまった。

「あなたは愛を知らない」

それを聞いた彼女は一瞬目の形を変え、

「じゃあ先輩は知っているんですね?」

答えなかった。次に飛び出す言葉を察した。
止めることはしなかった。

「私に愛を教えてください」

この美しい少女に振り回されることはわかっている。それでも断る選択肢は持たなかった。

これは、世界一難しい恋愛相談。否、練愛相談である。
出会い
2023/03/12 12:00
再会
2023/03/12 19:18
予兆
2023/03/14 21:26
可笑しい選択
2023/05/28 12:00
屋上
2023/05/31 12:00
告白
2023/06/02 14:00
嘘吐き
2023/06/06 12:00
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