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手紙  作者: ゆうき
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鈴のお願い。

手紙・・・

あなたとは手紙でしか会えなかった。

寂しかったし泣く時もあった。

会いたかったでも会えない。

寂しい思いでいっぱいだった。

いつか大人になったらまた会えるあなたに。


私は二宮鈴。

彼氏は小学校の頃は学校が同じだったけど親の転勤で遠くに行ってしまった。

名前は山田亮太。

離れてからはずっと文通していた。


亮太からの手紙・・・

鈴へ

元気?俺はめちゃ元気。

親の転勤で離れてごめん。鈴にめっちゃ会いたいのに会えないよ。

地図を見るとこんなに近くにあるように見えるのになんで俺達会えないんだろうな。

鈴も元気でいてくれたら嬉しいな。


鈴からの手紙・・・

亮太へ

私だって元気だよ!

なんで亮太があやまるの?だってしょうがないじゃん。

千葉行ってみたいな~!

一回家族旅行で行った事があるの!

一回亮太と二人で行ってみたいな!


こんな手紙を毎日毎日送っていた。

ある日こんな手紙が届いた。


鈴へ

俺好きな人ができたんだ・・・

やっぱ遠距離恋愛は辛いしどっち共そっちの学校で好きな人つくろうよ!

ごめんやけど俺はそうしたい。

鈴の事好きだよ!でも遠距離恋愛はどっち共辛い思いするだけだと思う。

だから俺達別れよう。


亮太へ

何でそんな事言うの?

遠距離恋愛でもいいじゃん!

私は亮太の事が大好き!亮太以外の人を好きになれないよ!

絶対亮太とは別れないからね!


鈴はそれから手紙を書かなかった。

亮太も同じ。

亮太も手紙を書かなかった。


鈴はこんな生活を送っていた。


???

「鈴ー!一緒にさ今度カラオケとか買い物一緒にいかへん?」

「今そうゆう気分じゃないんだ・・・」

???

「そうなんだ・・・」

「ごめんね・・・さき・・・」

さき

「いいよいいよ!」

「また今度遊ぼう~!」

さき

「わかった!」


さきはフルネームで櫻井さき。

私と一番の大親友。

彼氏の事も知ってるし隠し事なんて一切していない。

亮太の生活は・・・


???

「亮太このごろ元気ないじゃん?」

亮太

「そう?」

???

「そうだよ~!あ!もしかして彼女に振られてんじゃ・・・!」

亮太

「違うよ~!でも彼女とちょっとあっただけ・・・」

???

「俺は彼女もいねーし勉強も運動もできない最低な男だ!」

亮太

「そんな事ねーよ!涼は優しいよ!」

「照れるよー!」


涼フルネームで神崎涼。

亮太の大親友だ。


それから一ヶ月。

亮太と鈴の関係はよくなかった。


やっぱ「遠距離恋愛」を甘くみてた。

二人の絆があればどこにいたって一緒。

でも絆が私達にあるのかわかんないよね。

その絆が見えたらその絆の線にたどって亮太に会いにいけたらいいのに。


ある日手紙が届いた。

それは亮太からだった。


鈴へ

ごめん急にあんな事言って。

俺すっげー考えた。

一回俺の所に遊びにこいよ!

それからさまた話そう!・・・色々書いてあった。


私は嬉しかった。

さきにも話したしすごく喜んでくれた。

亮太に返事がきた。


亮太へ

嬉しい!

ほんじゃあ12月24日!

今クリスマス近いでしょ?

24日亮太と過ごしたい。

お願い!

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