転生ぼっち

　齢１５歳の人生を不慮の事件で閉じる事になった主人公。

　生まれてこの方一人の友人も作れず、最期は通り魔に刺されようとする見知らぬおじさんに盾にされて死んでしまった不遇に、心を痛め同情する女神様により、異世界へと転生を果たす。

　年齢は亡くなった時と同じ１５歳、前世で遊んでいたゲームのアバターを使って、ギブンと名乗る。

　転生は抽選同然に選ばれるのだが、今回は命の管理者〝女神ネフラージュ”によって、人生のやり直しの機会が与えられる。

　ギブンは女神の並々ならぬ同情で、他の転生者よりも多くのギフトを授かることになった。

　チートのさらに下駄を履かせた能力で、冒険者としての再スタートを切る。

　しかし前世から受け継いだ記憶と性格はそのまま、対人恐怖症も引き継いでおり、それが原因で人とまともに話せず孤立してくのだった。