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名もなき物語  作者: 多頭龍
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尋問中(受ける側)

「で、どうやって倒した?」

「え、えぇっと...」

俺は今、ギルドマスターの部屋で部屋の主に尋問を受けている。

「今のお前はLv32、倒す前は、Lv15と言っていた、とてもではないがあのアルケミードラゴンは倒せない。なのに倒したと言う。これはどう言うことだ?」

「いや、だから首を刎ねたんですよ」

「ふざけるな! あの太さのしかもあの鱗を貫いて斬れるわけないだろ!!」

「ほんとに斬れたんだからしょうがないだろ!」

「だから特殊なスキルでもない限り出来ねぇって言ってんだろ!!」

そして、このような問答を繰り返している。

斬れた理由なんて俺が知りたいわ!

「そもそも、もしお前が特殊なスキルを持っていたとしてもだ、そんな剣で斬れるわけねぇだろ!」

ギルマスは、錆びた剣を指して言う

「俺が知るか!」

知らんもんは知らん。

「...冒険者の中にお前はただ、横取りしただけではないかと噂になってる」

「は? 横取り?? 誰から???」

「知らん! ただそういう噂がたっていると、そのまま報酬を出すわけにはいかないんだよ」

「っな!? アレだけ死にかけて報酬なしって言うのか!? ふざけんなよ!!」

俺は、全力で怒鳴る。

「だから! どうやって!! 倒したか!!!聞いてんだろ!!!!」

向こうも怒鳴り返してくる。

「だから、首を刎ねたんだよ!」

「それをどうやったんだよ!」

「この剣でスパッと」

そういえばあのとき、豆腐みたいに簡単に斬れたな。

「出来るか!!」

「だから出来たんだよ!」

「何で枝すら斬れそうにないその鈍でドラゴンの首を斬れるんだよ!」

「知るか!!」

こやつ、クドイ。

「やった本人が知らないってどう言うことだよ!」

「知らんもんは知らん! もういい、報酬要らねぇから素材返せ」

そのまま防具屋に持っていけば防具を作ってくれるだろ。

「無理だ。お前が倒したという証明ができなければ、素材も渡すわけにはいかん」

「な、ふざけんなよ! それじゃあ盗人じゃねえか!」

「だから、どうやって倒したか聞いてんだろ!」

ヤバい、またループが始まる。

「ギルドマスター、そのままだと時間の無駄ですよ」

そこで俺の後ろに居た、女性が口を出す。

この人はサブマスターらしい。

ちなみにギルドマスターも実は、女性だ。ガサツ過ぎるが...。

「だからといって、どうにもならんだろ。 この周辺にあんな芸当ができるやつは、居らん。居たとしてもドラゴンの素材を放置するような真似はしねぇだろ」

そんな高テクなことだったのか。

「つまりは、こいつがやったってことだ。だが、Lvは低いし、装備は貧弱だ。特殊な方法でやったとしか思えんだろ」

俺がやったってことは信じてたのか。

「だが、こいつは、ただ首を刎ねただけだと言う。 あり得んだろ?」

「そうですね。特殊なスキルを持っていれば可能でしょうが、その剣では難しいでしょうね」

「だから、出来たって言っているだろ」

「ありえねぇって言ってんだろ!」

「いちいち怒鳴らないでください。やかましいですよ、ギルマス。」

「くっ、だが!」

「よほど特殊なスキルでも持っているのでしょう。そう言っているのですから」

「...まさか、このガキがLv極のスキルを持っているとでも言う気か?」

「そこまで言う気h「あ、持ってますよ」...は?」

「あ゛?」

「へ?」

「...」

「...」

「...」

「「「え? 」」」

アルケミードラゴン

錬金術を使う、変わったドラゴン。

縄張りに籠って、術を磨く。

沙斗矢に錬金術を使わなかったのは、相手が弱すぎて使う気にならなかったから。


ちなみにアルケミードラゴンとは、沙斗矢が首をチョンパしたドラゴンです。

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