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名もなき物語  作者: 多頭龍
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辺境のそのまた辺境から来た男

飯を済ませた俺は店の外に出る。ちなみに今日のオススメメニューは鳥のステーキだった。値段の割に味がよく、量も多かった。更に、ペコーシと呼ばれている炭酸飲料みたいな飲み物が飲み放題で、満腹になったため元気が湧き出てくる。

「次は防具を探さないとな…」

なるべく軽めの装備がいいな…。とりあえず、最初に行った店は後回しにして他の店を探してみることにする。

「おっ、良いのがありそうな店だな。」

飯を食べた店を出て左、歩いて数分のところにその店はあった。しかし、何故かわからないが店の看板らしきものがない。何という名前の店なんだろう…、そんな事を考えながら扉を開け店の中に入る。

「おう、いらっしゃい。」

「ど、どうも」

中に入ると店の店主らしき人が声を掛けてくる。スキンヘッドで頑強な身体にタンクトップといった格好で、いかにもって感じだ。

「ん?兄ちゃんここら辺では見かけねぇかっこうだな?」

「あ、はい。ここから遥か遠くの辺境のそのまた辺境から来たもので。

「ハッハッハッ、面白い事言うねぇ。ちょっと安くしてやるから、じっくり見ていってくれよ。」

「誠ですか!ありがとうございます。」

嬉しくて普段使わないような言い方になってしまったが、ラッキーだ。さて、どんな防具があるかな…


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