腹の虫がなく頃に
腹が減りすぎて防具屋を出た俺は、自力で探し回る余裕もなく通りすがりの男性(女性はハードルが高い)に話しかける。
「すみません、この近くに食事をとれるところはありませんか?」
「ん? あぁ、あるよ。この村は、村の癖に何から何まで揃ってるからね。何が食べたいんだい?」
どうやらこのあたりには複数の食事処があるらしい。
「えっと、運動して疲れてるので、安く沢山食べられるところがいいです。」
逃げたり、逃げたり、たまに投げたり、流されたりと人生でもここまで動いたのは、せいぜいマラソン大会くらいだろう。
「なら、ゴブリン食堂だな」
「ご、ゴブリン!?」
ゴブリンが作るの!? ゴブリンで作るの!??
「ま、こんな名前だがゴブリンは、関係ないぞ。質よりも量を重視した店でな。といっても、十分うまいが」
なんだ。それならそこにするか。
「そうなんですか、ありがとうございます。そこにします。その店は、どこにあるんですか?」
今の俺には、量が必要だ。 (グゥ~~~) 迅速に!
「それならそこさ」
男の人は、俺のすぐ横にある店を指す。
近!?
「あ、ありがとうございます」
「気にすんな、この村は無駄に広いからな。迷子に気を付けろよ」
「気を付けます」
そういい、男の人と別れた俺はすぐに店にはいる。
時間が遅くなったのか、人は、あまりいなかった。
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
「一人です (グゥ~~~) あ、」
しまった。
「うふふ、お一人様ですね。こちらの席にどうぞ。それと、今日のオススメメニューならすぐにお持ちできますよ」
ウェイトレスのお姉さんは、微笑みながらそう言った。
は、恥ずかしい...。
「あ、ありがとうございます。じゃあ、それで...」
「かしこまりました、少々お待ち下さい」
ウェイトレスはそう言い、去っていく。
「やらかした...」
先のやり取りを思いだし、悶絶する。
こ、こんなときこそ落ち着こう。そ、そうだ!ステータスだ。あの狼擬き倒したから、レベルも上がっているはずだ。
「ステータス」
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名前:城花 沙斗矢
種族:人間
年齢:15
Lv14
HP 92/135
MP 40/40
SP 163/146+20
STR:25
VIT:16
AGL:45+20
DEX:30
MAG:10
LUC:0
スキル
はねる Lv極 脱兎 Lv5 言語変換 Lv- 投擲 Lv2
速度上昇(小) Lv2 体力強化(小) Lv1
称号
異世界人 召喚のオマケ 勇者(笑) 呪われた者
逃げるが勝ち 強者殺し
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「な!...」
え?なに、アイツそんな強かったの?
でもなんか倒せちゃったんだけど...。あれ?実は、俺強い??
「いや、無いか...」
このスキル構成で強いわけ無いか。
たぶん、脱兎がうまく働いたのだろう。称号にも《逃げるが勝ち》ってあるしな。もしかすると、剣の錆も毒として働いたのかもな。
「お待たせしました」
いろいろ考え込んでいたら、料理が来たのだった。
「ま、ステータスについての考察は後でいいか」(グゥ~~~)
先ずは飯じゃ。
スキル
脱兎Lv5
逃げるさいAGLにスキルLv×3倍補正。スキルレベル上昇にともない、2倍から3倍上昇。
投擲Lv2
ものを投げるとき命中と飛距離、速度に補正。また、重いものでも投げることが出きるようになる。
速度上昇Lv2
動く速度にスキルLv×10の補正。
体力強化Lv1
SPにスキルLv×20の補正。
称号
呪われた者
何かに呪いを受けたもの。
逃げるが勝ち
逃げに逃げ続けたもの。逃げても0.1%だけ、経験値がもらえる。
強者殺し
自分よりも圧倒的に強いはずのものに打ち勝った証。自分よりも強い相手と戦うさい、全パラメーターに1.2倍の補正。
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Reステータス解説
ちなみに沙斗矢くんは、この解説内容を知らない(はず)です。




