神は無慈悲なり
やっちゃった...
学校に行かなければならないのに、どうしても別の道に入ってしまう。
母親に怒られ、嫌われ、そのわけもわからない。
こんな気分では学校へは行きづらく、母親のいる家にも帰れず──どちらにせよ学校サボったためただで帰れはしないが──、どうすればいいのだろうか。
そう思いながら、学校の逆の道を歩く。
しばらく歩くと、公園に着いた。小さい頃よく亜里朱と遊んだ公園だった。
「懐かしいな」
どうせ行けるとこもないしな、ここで時間を潰すか。
隅のベンチに座り公園を眺める。
人が出入りしているようには見えず、寂れに寂れてしまっている。
(小さい頃はやんちゃしてたな...)
たしかあの滑り台では、砂場で遊んでる俺めがけて亜里朱がボールを投げてたな。あっちのブランコは、亜里朱が勢いよくこいでそのまま俺めがけて飛んできたっけ。そのせいで頭うってたんこぶ作ってたな...
「...」
えぇっと...あ、あの平均台は俺が乗るたびに亜里朱に叩き落とされてたやつ...。
(うん、思い出に浸るのはやめよう。)
悲しくなってきた。
それからは、本を読むなりスマホでゲームをやるなりして、時間を潰した。
4時を過ぎた頃そろそろ帰ろうかと迷い出した頃、人が来た。
「「あ」」
来たのは亜里朱だった。
「よ、よう」
「沙斗矢!こんなところで何をしているの?」
「あ、えーと...」
ヤバい。怒ってる...
「今日、学校を休んだって聞いたけど、まさかサボったの?」
「何で休んだって知ってんの?」
「陽くんから聞いた」
アイツ、余計なことを...
「い、いやこれには深いわけが...」
「へぇ~、どんなわけかな? 言ってみてよ。」
「あー、何となく?」
「は?」
「ごめんなさい」
土下座しかなかった。orzだ。
「...ほんとのことを言ってみなさい」
「あんなことがあったので、行きずらくて...」
「で本音は?」
「母さん怒られて?気が乗らなかったからです」
嘘は通じなかった。
「怒られた??何で?」
(「お前に告って散ってこいって怒られた」何て言えねー)
「そ、それは...」
「それは?」
「お、お前には関係ないだろ。いつもいつもずけずけと、鬱陶しいんだよ!」
すみません。めっちゃ関係あります...。
「な...」
珍しく、黙りこむ。その沈黙に頭が冷える。さすがに言い過ぎたと思い、謝ろうとするが。
「すまn「..か」」
「へ?」
「バカ!!!!!!!」
言葉と共に亜里朱の拳が飛んでくる。俺は、避けられず顔で受け止めてしまった。
「グハッ!」
そのまま、亜里朱は、走り去って行った。
立ち直るのに数秒を要し、なんとか立ち直り追いかけていった。
「うわぁ!」
「ヘブッ!」
が、公園を出たところで人とぶつかってしまった。
「痛っ あ、す、すみません大丈夫ですか?」
「あ、はいなんとか...」
不味い早く追いかけないと...
「すみません、後でまたちゃんと謝りますから」
そう言いながら、走ろうとする。
「は?」
しかし、地面が急に光出した。そんな異常事態に足が止まる。
「なんだこれ!」
ぶつかってしまった人といた人たちが騒ぎ始めた。ぶつかってしまった人をあわせて男子二人と女子二人だった。
光は明滅し、だんだん強くなっていく。
「不味い!」
この光がなんなのか予測できてしまった。
「こんな時に‼」
普段なら喜んだものの今は、今だけは不味い。
「クソ!」
光から逃れようと足を動かす。
しかし、急にカメラのフラッシュのごとく強くなった光に目を眩まし、また足を止めてしまい、そして光に飲まれた。
「しまっt」
俺の意識はそこで途絶えた。
あーあ...




