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錬金術師(アルケミスト)の世界革命  作者: 悠々自適
第2章 妖精郷の脳筋(?)妖精
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錬金術師、妬まれる

これまでのあらすじ

1クラス全員が異世界召喚される

→あぶれ者の中心人物が行方不明になったことで、あぶれ者達が国から亡命する

→その中心人物、魔王ではなく天使の方が悪かったことを知る

→かつての魔王達の縁を辿りながら鍛え、惚れた女の子を助けに国へ戻ろうとする

→魔王の孫娘に惚れられる

→妖精の住む森へとやってきた

「…太さん‼剣太さん‼」

「うおっ!?え、何!?」


手紙が届いたのか気にしていたら心配そうに、そして不満げな紺さんに肩を叩かれて呼ばれていた。

コルド・ティターニアさん達も


「小梅さんが私とお祖母様に会ったときのように妖精女王陛下とお祖父様を再会させるために剣太さんに声をかけていましたが、ボーッとして固まっているので何事かと思いましたよ…………高町なずなさん、ですか?」

「えっ!?あ、いや、うん、まぁ、はい……何でわかったの?」


言って、無神経だったかな?と思い、実際不機嫌そうに唇を尖らせた紺さんが拗ねたように言う。


「ずっと貴方に惚れたときから見ていますからね。高町なずなさんのことを考えるときは目が輝いていますからわかりますよ。えぇ、わかりますとも。」


あぁ、うん。鈍感と前田達に言われている僕でもわかる。これはやらかした。へそを曲げられた。

ううーん……どうしたらいいのさ、この場合の機嫌取りって。


前田なら気障な台詞を吐いてからキスで済ませるんだろうけど、あいにくそんなことができる技量も度胸もない。

というかそもそも、前田は参考にならない。彼女達2人が骨の髄までベタ惚れしているからできる行動なんだし。


球磨川はインテリ脳筋だから、こんなときはわざとスルーして関わらないことにするんだろうけど、僕にはそんな胆の図太さはない。

というか、よく考えたらこっちもダメだ。あんなに日頃敵意ある視線に敏感な戦闘狂なのに、九十九里浜浦風さんのラブビームを全く気付いていない、僕以上の鈍感が頼りになるはずがなかった。


なんてこった。我が親友にして悪友にして盟友たる2名、恋愛方向において全く役に立たない。


「ふふふ。まるでお姉ちゃんに怒られているお兄ちゃんみたいですね、お二人は。」

「ほほう?その話しぶりからして、“魂を見透かす魔王”陛下と“女神に最も近い魔王”様のことッスか?」

『そだねー。鈍感だからくーちゃんがアプローチしてもさい君は華麗にスルーするもんだから、くーちゃんはとにかく拗ねる。それに対してどうして?何故?どうしたらいい?と頭を悩ませていたからねぇ、ラブラブバカップルになる前のさい君は。』

「そうですそうです。周りの方々は私を含め、呆れ果てているやり取りでしたね。茶枳姉様はなんとも言えない顔で憤慨していましたけど。」

「ほっほー。つまり目の前の 2人もバカップルになるかもしれないってことッスね。」

『どーだろうねぇ。けー君、ベタ惚れしてる女の子がいて、その子の為だけに、別にそこまで執着していないとこに戻ろうとしているからねぇ』


そんな僕を見ながら懐かしそうに会話しながらニヤニヤする小梅さんとコルド・ティターニアさん、そしてその話を促すロクサーヌ・アスタロスさんに頭が痛くなる。ストレートに好意を示してくる紺さんのことで今でもわりと頭悩ませてるのに……


「小梅さんも女王陛下もロクサーヌさんも変なこと言わないでください。それに剣太さんとのことはしっかり骨抜きする予定ですから放っておいてください。話を戻しますよ。

ほら、剣太さんも早くお祖父様をお呼びしてください。」


淡々と機嫌悪そうに僕達全員に文句を言いつつ指示をする紺さん。こういう時、彼女の話の軌道修正力にはとても助かる。

ただ、その、骨抜き発言だけはなかったことにしていただきたいです。気持ちは嬉しいけども。


『あー、はいはい。けー君、前にやったみたいに地面に(わたし)を刺してもらえるかな?』


小梅さんの指示に従い、刀を刺すと前のように小梅さんが霊体として現れ、平塚才人さんも同じように現れた。

にしても、相変わらずお二人とも獄卒風の衣装なのか。


「や、この姿でもはじめましてだね、コルドちゃん。」

「よぉ、久しぶりだな、コルド。」

「お兄ちゃん‼」


コルドさんは勢いよく平塚才人さんに飛びかかりかけたが、寸でのところで止まる。


「危なかった……今のお兄ちゃんは見えてて話せるだけで、触れないんだった……」

「おー。お転婆で無鉄砲だったコルドが成長してる‼」

「お兄ちゃん‼」

「おー‼あの女王陛下が遊ばれてるッス」


平塚才人さんの言葉にクール系に戻っていた女王陛下は再び妹分に戻っており、ロクサーヌ・アスタロスさんに笑われていた。

なんというか、思っていた再会のさせ方ではなかったけど、この森を行き先にした結果が成功してよかったぁ。


そう。僕が寄り道としてここに寄った理由は、平塚才人さんをコルド・ティターニアさんに再会させることだったのだ。

まぁ、500年ぶりの再会をさせたい、という考えだけでなく、妖精郷とコネが作れそうだし、知識としてあっても経験が少ない魔法魔術関係のことを知るならそれを専門にしている種族に頼るのがいいという判断、あとは妖精と契約できたらいいなぁ、という打算があるのは全く否定できないけど。


半年以上更新がなくてすみませんでしたぁ!!

ちょっと学業が忙しく、また、レースしたりチェイテピラミッド姫路城を登ったり、冥界に行ったり、百重塔を2つ登ったり、レイテ沖を突破したり、チョコを生産したりと忙しかったんです。

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