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それぞれの過去

ひより「.....って、事があってさ...」

ひより「ヒロルは私を助けてくれたヒーローみたいな存在だった」

ひより「だからヒーローとルルが混ざってヒロルって呼んでるってわけ」

ひより「今の私がいるのはヒロルがいたからだし」

ひより「あの人に憧れて高校では生徒会に入ろうと思った」

ひより「だからさ...普段はこんな事恥ずかしくて言えないけどさ...」

私は笑みを浮かべ、言った

ひより「私...ヒロルの事が大好きだよっ!」


......

ネル「フフッ」

零「アハハ!」

僕達は思わず笑ってしまった

ひより「ちょっと二人ともひどくなーい??私これでも真面目だったんだけどー???」

零「フッすいません、あまりにもひよりさんのキャラじゃなかったもので」

ひより「どーせ私は一生真面目な話はできないですよーっだ!」

零「ハハッそんないじけないでくださいよ」

あぁ、本当になんてこの人はいい先輩なんだろう...

自分の話で空気を重くしたくないからこうやってキャラじゃない事も言って場を和ませてくれる

こういう所もルルさんから影響を受けたんだろうな...

ひより「ところでふたりともーー??」

ひより「私だけ過去の話をするのは不平等だと思うんだ」

零「え」

ひより「お姉さん、二人の話も聞いてみたいなー」

ネル「い、いやだー」

零「ひよりさん?それはあまりにも暴論がすぎる...」

ひより「ん?????何か言った????」

零「いえ...なんでもないです...」

この人は本当にルルさんに似てる!

ネル「私は断固拒否します!」

ひより「神谷君知ってたー?この性格でネルちゃん寝る時K...」

ネル「あぁー!!!ストップ!ひよりさーんストーップ!!」

ネル「言いますからっ!!」

零「....なんだってんだ...」


零「まず...過去って言ったって何を話せばいいんですか?」

ひより「んーー」

ひより「自分の過去で一番やばいと思うエピソードを話す!」

やばい...エピソード...

零「....あっ」

ひより「おっ、思いついたみたいだね」

ひより「それでは、どうぞっ!」

零「あ、あの...これはだめなやつです...」

ひより「だめなやつ?」

零「あの...言い方は悪いかもしれないですけど、ひよりさんは最終的にハッピーエンドだったわけじゃないですか?」

ひより「まぁ、そうだね」

零「僕の話はひよりさんと同じで聞いていて面白いものでもないし、ハッピーエンドでもありません」

零「それでも、聞きますか?....」

ひより「私は聞いてみたいな」

ネル「私も!零の過去興味ある!」

零「んーーー」

零「じゃあ話しますけど...」

零「本当に、引かないでくださいね??」

ネル「安心して、引かないよ!」

ひより「私の話も聞いてくれたしね..私も引かないよ!」

零「....じゃあ話す事にします...」

零「....ネルは知ってると思うけどさ僕って転校生なんだよ」

ネル「たしか...中学3年生の時に蒼葉中学に転校してきたんだっけ」

零「そう、僕は元々隣の県出身だったんだ」

ひより「そうなんだ、初めて知った」

零「僕は隣の県で弟と二人で暮らしていた」

零「僕は今じゃ信じられないかもだけど、あっちでは生徒会長で性格だって明るかった」

零「でも...僕はその学校にはいれなくなった...」

ひより「...それはなんで?」

零「あれはーーーーーーーーー」

僕の過去を少し話す事にした

全部を言えるわけじゃない、でも...この人達なら少しなら話してもいいと思えた

いつか全部話せる日が来るのかな笑

....来るわけないか

だってあの過去は....!


クラスメイト「神谷まじおもれー!!」

零「いやいや笑お前らのツボが浅いんだよ笑」

クラスメイト「はーまじ笑ったわ!」

クラスメイト「っと、もうこんな時間か...」

クラスメイト「お前生徒会だろ?」

零「あれ?もうそんな時間か...」

クラスメイト「お前生徒会長でおもろいとかまじなんでも持ってるよな」

零「まぁ、生徒会は大変だけどな」

クラスメイト「頑張ってこいよ!生徒会長!」

零「おう!」


そうして俺は生徒会室に向かい

零「うぃーお疲れ」

???「ケッやっときたか」

零「おー怖い怖い」

こいつは神谷一はじめ、俺の実の弟であり生徒会では副会長を担当している、ちなみにめちゃくちゃ嫌われている

零「じゃ、全員集まってる事だし始めるとするか」

はい!!


零「今日は文化祭についてだ」

零「仕事は前回役割分担した通りだから」

零「じゃあ各自初めてー」


会計長「それにしても会長はすごいですよね!」

零「?どしたの?急に」

会計長「だって仕事分担してるって言っておきながら4割会長じゃないですか!」

零「まぁー?会長だしねーー」

書記長「なんで謙遜すんだよ!会長はすげーよ!」

書記次長「会長かっこいい!」

会計次長「会長すげえ!」

生徒会が会長を褒めるムードに入っていると...

一「...っっ!!」

バンッ!

一が生徒会室の机を叩き出した

全員が驚き一の方を見ると...

一「くだらねんだよっ!」

一「お前達らこいつの事を知らねえからそんな事言えんだよ!!!」

一「知ってるか??こいつはなーーーーーーー」

バンッ

書記長「お前こそなんだよ!!」

書記長が立ち上がり一を責めた

一「っーーーーーー」

生徒会室は神谷零を褒めるムードから神谷一を責めるムードに一変していた

全員が一に冷ややかな目を向け...

それに耐えかねた一は...

一「クソッ!胸糞わりい、俺今日は帰るわ」

がチャリ

それだけ言い残し一は生徒会室を後にした

書記長「まじで空気読めてないなあいつ」

会計次長「本当に生徒会にいらない...」

俺は立ち上がり、みんなに向け深々と謝罪した

零「みんなすまん、一があんななのは兄である俺の教育不足だ」

零「本当にすまない...」

書記長「いやいやいや、会長は全く悪くないですよ!」

会長長「そうですよ!頭あげてください!っね?」

零「あぁ笑そうだな笑」


そうして生徒会が終わり俺は家に帰った

帰るとまず最初に俺はあるやつを呼び出した

零「おーい?一?いるんだろ出てこいよ」

一は二階から降りてきて

一「チッなんだよクソ兄貴」

零「あ、いたいた!でさ...」.

零「お前なんであんな事しようとしたわけ笑?」

一「あ?なんでお前にそんな事言わないとーーーーーー」

一「アガッ!」

俺は一を殴り飛ばし...

零「お前に口答えする権利なんてねーんだよ」

零「質問に答えろよ」

一「ハッ!お前の本性をあいつらにも教えてやりたかっただけだっつーの」

零「.....そっか!笑」

一「グハッ!」

俺は一を思いっきり蹴り飛ばした

零「...何勝手な事しようとしてるわけ?」

零「お前はなんの才能も持ち得ないカス弟なんだよ!」

零「生徒会だって俺の知名度で入ったようなもの、そんなカス弟が俺に楯突こうとしてんじゃねーよ」

零「お前生まれてこない方がよかったんじゃねーか?笑」

俺は一を殴る蹴るなどしてボコボコにした

一はボロボロになりながらも立ち上がり俺に言ってきた

一「あぁ、確かに俺はお前に全てを奪われた」

一「だから、今度は俺が奪う番だ!」

零「ハッ!やれるもんならやってみろよ!」

一「....」

その言葉に返答はなく一は部屋に帰っていった...


この家は元々両親と俺と一の四人暮らしだった、ではなぜ両親がいないのか?答えは単純で「殺されてしまった」のだ。俺が小学6年の時に家に強盗が入ってきて、そこで両親は殺されてしまった。そこからだ一が人を信用しなくなったのは、僕はなんとか一を支えようと頑張った。頑張って頑張って頑張って...俺も壊れた。支えようとしてそれに対応してるうちに俺の性格も歪んだ、お互いに性格が歪んでいる、そんな兄弟になっちまった...


次の日、朝目が覚めると

零「あー体だりい」

零「熱測ってみるか」

体温を測り

ピッー

そこに表示されていた数字は...

零「...38.2か...」

零「しゃーない、今日は休む事にしよう」

俺はその日は安静に過ごし1日を終えた


そして次の日目が覚めると

零「今日はどうだ」

体温計を手に取り熱を測る

ピッー

零「.....」

零「36.8か」

零「大丈夫そうだな、学校行くとするか」

この時俺はまだ知らなかった当たり前の日常が簡単に終わるという事を

俺はまだ知らなかった神谷一の「俺が奪う番」という言葉の意味を


零「言っている...意味がわかりません...先生!」

学校に行き、職員室で俺はそんな叫び声をあげていた

先生「だからさっきから何度もいっているだろう...」

そして先生はその衝撃的な事実を告げてきた

先生「お前は昨日で生徒会長じゃなくなったんだよ」

言っている意味が分からなかった

脳が理解を拒んだ

零「な、なぜですかっ!」

先生「昨日お前が休んでる時に神谷一が臨時生徒総会を開いたんだ」

先生「その議題は...」

先生「神谷零に生徒会長をやめさせるか否か」

零「賛成に過半数が投票したっていうんですか!?」

零「ありえないでしょ!?俺はイメージダウンになる事は何もしていない!むしろいいはずだ!」

先生「あぁ、最初こそ生徒全員何を言っているんだと言うムードだった」

先生「先生だって誰も賛成にいれるなんて思っていなかった」

先生「ただ....」

零「?」

先生「神谷一はある一つの事実を公表した」

まさかっ!?それは!?

先生「それはお前がーーーーーーーーー」

先生「というものだった」

クックソ...やられた...

先生「その情報により、賛成票は過半数どころか9割に達した」

先生「だからお前はもう生徒会長じゃなくなった」

先生「今日から生徒会室に来るな」

先生「わかったなら教室に戻りなさい」

零「分かり...ました...」


俺は廊下を歩いた

なんだってんだよクソが...

内心はとても感情が昂っていた

しかし教室の前まで来たため

俺はなるべくいつも通りを心がけ...

ガララララ

教室の扉を開けた

クラスメイト「.....」

クラスからはゴミを見るような目を向けられた

零「み、みんな!おはよう!」

零「どうしたんだよお前ら!」

零「ほ、ほら!昨日の話の続きでもしようぜ!」

そして俺がクラスメイトの肩に手を置くと...

クラスメイト「っっ!!触ってんじゃねーよ!!」

俺の手は弾かれた

零「えっ....」

クラスメイト「お前まじできもいよ、いいやつと思ってたのに...」

クラスメイト「裏であんな事やってたのかよ!」

零「ちっちがーーーーーーーーー」

クラスメイト「じゃあ何がちげえのか言ってみろよ」

零「そ、それは....」

クラスメイト「ほら...なんも言えねーじゃねーか」

クラスメイト「お前もう俺達に関わってくんなよ?」

それだけ言い残しクラスメイトは去っていった

零「....っっ!!」

悔しさからか怒りからか唇を噛んだ

少し血の味がした

一の「俺が奪う番だ」という言葉が頭の中でぐるぐる渦巻いた

俺はあまりの居た堪れなさからその日は早退するのだった...


第三話 終了

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一に何をバラされたんだ!?
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