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合理主義者の選んだ道

校内放送「文化祭1日目、終了時間となりました」

校内放送「各クラスの人達は出し物をやめ、体育館に集合してください」

校内放送「閉祭式を行います」

そんな校内放送が流れて

教室からお化け役をしていたクラスメイトがぞろぞろと出てき、僕達は体育館に向かう事にした

ちなみに、出てきたクラスメイトにロッカーの事を聞いたところ「出てくる時にそんなものは見ていない」と、言われた


全校生徒が体育館に集合したところで

閉祭式が行われた

シキ「お前達今日楽しかったかー!?」

全校生徒「いえーーい!!!」

シキ「あ?全然聞こえねーぞ!」

シキ「お前達楽しかったかー!?」

全校生徒「いえーーーーいいい!!!!」

シキ「明日も楽しめるか!?」

全校生徒「いえーーーいいいいい!!!」

シキ「よし!お前ら明日も全力で楽しむぞ!」

シキ「ユノ、頼む」

ユノ「今日は各クラス出し物の片付けをした後、各クラスで解散してください」

ユノ「明日の開始時間は事前に説明した通りです」

ユノ「ではみなさん1日目、お疲れ様でした」

ユノ「明日も楽しみましょう!」

ユノ「これにて閉祭式を終わります」

シキさんとユノによる閉祭式が終わり、みんな片付けや明日の準備のため各クラスに移動した


僕とネルもクラスに行き片付けをした

しかし、お化け屋敷は飲食店などのように大した片付けはない

部屋に破損がないかの確認、衣装の確認、会計確認、明日の打ち合わせなどをしてすぐ解散だった


そのため僕達も帰宅しよう!

とは....

ならなかった

なぜなら僕達はこれから生徒会室に行かないといけないからだ

今日の反省、明日の打ち合わせをしなければならない

そのため僕とネルは生徒会室に向かい...

中に入った

ルル「あぁ、神谷とネルか」

ルル「お疲れ様」

零「まぁお疲れ様って言われるような事してないですけどね笑」

ルル「ふむ、たしかにそうだな」

ルル「かける言葉が違ったな」

ルル「楽しかったか?」

零「はい!めちゃくちゃ楽しかったです」

零「ありがとうございした!」

ルル「あぁ、それなら良かった」

ルル「ネルも楽しかったか?」

ネル「うん、楽しかったよ」

ネル「帰ったら土産話期待しといて」

ルル「あぁ、そうする事にするよ」


ルルさんとの会話も終わり、僕は聞きたい事があるのを思い出し、僕はその人物に声をかけた

零「そういえば....」

零「シキさんってああいう事できるんですね」

シキ「?ああいう事?」

自席に座りながらスマホをつついていたシキさんがこちらに顔を向けてくれた

零「あの、楽しんでるかー!みたいな煽りですよ」

シキ「逆になんでできないと思ったんだよ」

零「シキさんってなんかこう....」

零「文化祭!みたいな全員で盛り上がるぞ!みたいなイベント嫌いそうじゃないすか」

零「いつも間違えてる事は間違ってるってハッキリ言うし...」

シキ「あのなぁ...」

シキさんは大きなため息をついて

シキ「お前は俺の事をなんだと思ってるんだ?」

シキ「俺は別に盛り上がる事自体を悪だなんて思っちゃいねえ」

シキ「むしろ良しとすら思ってる」

シキ「俺が嫌いなのはその道が間違いだと知っていて...」

シキ「その選択をした結果最悪な結末になると分かっていてもなお、自分の感情を優先して、正解の道を蹴ってまでも間違いの道を歩むやつ」

シキ「俺はそういう輩がきらいなだけだ」

シキ「文化祭は盛り上がる場だ」

シキ「そんな中冷める発言をする方が俺のポリシーに反する」

零「シキさんはなんでそんなにも合理性を大切にするんですか?」

シキ「.......」

シキさんは少し寂しげに笑い

すでに太陽が沈み月が昇り始めてる窓の外を見つめ...

シキ「俺はもう戻れないんだ....」

シキさんは何かに追われているような、悔しそうに歯を食いしばり

シキ「次間違えた道を選んでしまったら...」

シキ「俺は....俺は...」

シキさんはこちらにバッと振り返ってき...

僕がいる事を思い出したかのように

シキ「悪い...忘れてくれ」

誤魔化した

零「....どういう事ですか?」

僕は聞いてはいけないと心では分かっていても

シキさんのあんな表情初めて見たため、僕は思わず追求してしまった

シキ「....お前にも過去があるように、俺にも言えない事情とやらがあんだよ」

零「え、えぇ?」

シキ「まぁ、簡単に言えば...」

シキ「過去は戻らない」

シキ「感情で動いて失敗して後悔するぐらいなら、俺は感情を殺してでも合理的に動いて正解の道を進む」

シキ「それが俺の人生だ」

僕はシキさんのその言葉に素直に感心してしまい...

零「シキさんはすごいですね」

零「正解の道が分かっていたとしてもそれを行動に移せる人間なんてほんの一握りですよ」

零「自分の心の中にある何かがその行動を邪魔する」

零「なので僕は素直にシキさんの事を尊敬します」

零「僕は感情で動いて失敗した側の人間なので...」

シキ「......」

シキ「それは———」

シキさんが何かを言おうとした

その時.....

バァン!!

生徒会室の扉が勢いよく開いた

生徒会室にいた全員が驚いてそちらに視線を向けると...

ひより「ご、ごめん!片付け長引いちゃって!」

そこには息をきらして生徒会室に入ってくるひよりさんの姿があった

ルル「.....これで全員揃ったな」

ルル「じゃあ、時間も遅いしぱっぱと話して早く解散するぞ」

そうして僕達は今日の反省、明日の打ち合わせなどをして....

ルル「よし、こんなもんでいいか」

ルル「他に何か聞いておきたい所があるやつはいるか?」

.......

ルル「よし、じゃあ今日はもう解散にしよう」

ルル「明日も重労働だからな、今日は早く飯食って風呂入って寝ろよ」

ルル「じゃないと明日持たないからな」

ルル「じゃ、明日も頑張ろう」

ルル「解散!」

生徒会長のそんな宣言と共に生徒会メンバーはぞろぞろと生徒会室から出ていった

そのため僕も帰る準備をして帰宅しようとすると...

シキ「なぁ神谷」

後ろからシキさんに声をかけられた

シキ「今のお前には分からないだろうけどな...」

シキ「これだけは覚えててくれ」

零「?」

シキ「お前は何も悪くない、悪いのは全部俺だって事をな」

零「......」

シキさんはそれだけ言い残して、僕の隣を通って生徒会室から出ていった

僕はそんなシキさんを見て....

零「なんですかそれ....」

そう小さく呟き、僕も生徒会室を後にするのだった


ちなみに、家に帰ると深夜の2時までネルの土産話が終わらなかったため、よほど楽しかったんだろうな笑と思いながらも、明日仕事中倒れないようにしないとなぁなんて事を考える寝不足確定な私、一条ルルであった


第二十四話 終了



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