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ヒロインのための射的リベンジ!

ネル「はぁーー私の負けかぁ」

零「あれ?何個目か当てなくていいのか?」

ネル「当てるまでもないでしょ」

零「まぁ、確かに」

ネル「しょうがない、私が次行く出し物決めるよ」

零「任せたぞ」


そうして僕達が一年生フロアを歩いていると

零「やっぱいろんな出し物あるなー」

ネル「まぁー文化祭だからねー」

零「こっちには焼きそば、こっちにはジェットコースター?」

零「こっちには!」

零「あ....」

僕はその出し物に目が止まった

その出し物から目を離せずいると...

零「!!!!!!」

隣からものすごい殺気が放たれた

ネル「.....何?入りたいの?」

零「いや、別に....」

零「僕達ができなかった事をやってるクラスがあるんだなって思っただけだ」

そう、僕が目に留まった出し物は....

メイドカフェだ

ネル「....いや、いいよ入ろ」

零「だから、別に僕は行かなくていいんだぞ??」

ネル「いや私が行く店の決定権持ってるから」

ネル「ここにしよ」

ネル「私絶対に負けないから」

零「何と戦ってんだよ....」

そんな事を言いながら、僕達はメイドカフェに入るのだった


メイド「おかえりなさいませ!ご主人様!お嬢様!」

メイドカフェに入るとメイド服を身につけた女子生徒が出迎えてくれた

零「.......」

あまりにも現実離れした光景に僕は呆けていた

しかし....

零「!!!!!!」

またしてもとんでもない殺気が隣から放たれたため僕は現実に引き戻された

メイド「では、ご案内します!」

メイド「ついてきてくださいにゃん!」

僕達はそのメイドさんについていき

席に案内された

メイド「では、ご注文承ります!

零「......」

零「じゃあこの萌え萌えオムライスとコーラ一つお願いします」

ネル「.......」

ネル「じゃあ私は萌え萌えオムライスとオレンジジュースで」

メイド「ご注文承りました!」

メイド「少々お待ちくださいにゃんー!」

そう言ってメイドさんは立ち去り

零「.......なぁ?」

零「なんでそんな怒ってるんだ?」

ネルはずっとジト目でこちらを見てきていた

ネル「........」

ネル「別に怒ってないし」

零「それ怒ってる人の反応....」

ネル「怒ってないって!!!!」

零「はい......」

僕はそう言われてしまい

気まずい空間を料理が来るまで耐えるしかなかった

そして10分程経ち...

メイド「お待たせしました!」

メイド「萌え萌えオムライス2つとコーラとオレンジジュース一つずつですね!」

零「ありがとうございます」

そして僕が料理を受け取り食べようとした時....

メイド「では!美味しくなる魔法をかけますね!」

零「?はい」

メイド「では、私が萌え萌えと言うので、キューン!っと言ってください!」

零「....なっ!?」

メイド「萌え萌え!」

僕は何を言っているだと思いながらも

メイドさんがモーションに入ったため

考える時間などなく...

僕は———

零「キューーン!!!!!!」

もうどうにでもなれ!と思い

僕は全力でやってやった

それはもう手でハートを作り店で1番大きな声を出したぐらい本気でやってやった

メイド「はい!ありがとうございます!」

メイド「では、ごゆっくりどうぞー」

零「.......」

なぜだろう....

男として何かを失った気がする....

そんな事を思いながら顔をあげてみると

そこには.....

殺気を超え、もはや氷ぐらい冷たいどん引いた視線でこちらを見ていたネルがいた

ネル「随分と楽しそうだったね?」

零「.....そういうコンセプトだからな」

ネル「あっそ」

今のネルに何を言っても無駄だと思い否定しなかったが....

返ってきたものはとても素っ気ないものだった

零「.....早く飯食えよ冷めるぞ.....」

僕はそう言ってネルから逃げるようにオムライスを食べ始めた

爆速で食べ終え、僕は気まずさから逃げるためにネルが食べ終えるまでスマホをつつく事で逃げていた


僕達は二人共食べ終わり店を出て....

ネル「.....別に私も出したのに...」

メイドカフェのお金は全部僕が出した

零「たこ焼き奢ってくれたからな」

零「その分だ」

ネル「....メイドカフェって会計いくらだっけ?」

零「3000円だな」

ネル「たこやき800円ね??」

ネル「4倍くらい違うじゃん!?」

ネル「差額返すよ」

ネルは財布を懐から取り出したが...

零「あーいい、いい」

僕はネルの手を止めた

ネル「でも.....」

零「メイドカフェは僕が興味を示したから選んでくれたんだろ?」

零「それに....」

零「デートは男が引っ張るもんなんだろ??」

ネル「っっ!!!!」

ネル「そんな事言ってもさっきのがなくなる訳じゃないんだからね!!」

零「あぁ、分かってるよ」

いやぶっちゃけなんで怒ってるのか検討もつかんが

許せネル

時には嘘というのも大事なんだ

少し先程よりも表情が柔らかくなったネルと一緒にまた一年生フロアを歩き出すのだった


僕達は一年生フロアを歩き...

零「なぁ、ネル!」

零「これいかないか?」

僕は目についたものを指差した

ネル「?」

ネル「射的?」

零「そうそう!」

ネル「まぁいいけど....」

ネル「零、絶望的に射的下手じゃん笑」

ネルの小馬鹿にするような笑いが聞こえてきた

零「.....リベンジだリベンジ」

零「ほら、中に入るぞ」

ネル「はーい」


中に入ると....

中は薄暗く

少しライトで照らされていると言った雰囲気だった

中に入ると店主が出迎えてくれ...

店員「いらっしゃいませ2名様ですね!」

店員「コルク銃の空きができるまで、しばらくこちらにおかけください」

そう言われ、僕達は呼ばれるまで椅子に腰をかける事にした

案内して店員は去って行った

零「コルク銃って.....」

零「めちゃくちゃ本格的じゃん」

ネル「ね、思った」

ネル「リベンジには最適だねっ!」

零「.....圧かけるなよ....」


店員「ではコルク銃空きましたので、こちらにどうぞ」

店員に案外され向かった

店主「はい!五発500円ねぇ!!」

向かうと元気な店主が出迎えてくれた

僕達は店主に500円を渡してコルクの入った入れ物をもらった

そして早速僕達は射的を始めた

僕は特に欲しいものがなかったため簡単に取れる菓子類を狙っていた

しかし横を見てみると....

ネル「む〜!」

ネルが苦戦をしていた

零「お前ってまじぬいぐるみ好きだよな....」

ネルは夏祭りの時はクマのぬいぐるみ、今回はうさぎのぬいぐるみを狙っていた

ネル「いいでしょっ!私も女の子なの!」

零「誰も悪いなんて言ってなくてな....」

零「むずいぞ??」

ネル「いいもん!頑張るもん!!」

そう言ってネルはまたぬいぐるみに焦点を合わせ

一発、一発とコルクを放った

そして

そして.....

店主「あい、嬢ちゃん残念ー」

ネル「.......」

零「まぁまぁ、そんな落ち込むなよ」

ネルは見事に全発外していた

店主「惜しかったねー」

店主「もう一回挑戦していくかい??」

店主「それとも....」

店主はニヤニヤと笑い...

店主「彼氏君におねだりでもするかい??」

そんな事を言ってきた

隣にいたネルは...

ネル「か、彼氏!?」

ボッと顔を赤くし反応していた

ネル「そんなんじゃないですっ!!!」

ネル「変な事言わないでください!!」

ネル「もういいです!」

ネル「ふんっ!」

零「あっちょ!ネル!」

ネルはそう言ってクラスから出て行ってしまった

店主「.......」

店主「本当にごめんなさい....」

零「え!?あ、はい....」

急に性格が変わったぞ???

店主「客商売なんだから明るい性格で行けってクラス言われてるんですが....」

店主「少しやりすぎましたね.....」

零「いや全然大丈夫ですよ」

零「こっちで謝っとくんで」

文化祭の闇を見た気がする....

店主「お詫びと言ってはなんですが....」

零「?」

店主は景品棚に手を伸ばし

店主「先程の方が欲しがっていたぬいぐるみです」

零「......」

店主「あの....」

店主「この事はどうか秘密にしてもらえますか?」

店主「お客さんに無償で景品を譲渡してるなんて先生や生徒会役員の方にバレたら、出店規約違反で出し物出せなくなっちゃうので....」

零「じゃあなんで僕にくれるんですか?」

店主「今回の件は僕が悪いので....」

零「......」

零「よくその賄賂を僕にやろうと思いましたね....」

店主「え?」

店主は僕の顔をまじまじと見てきて....

店主「え!?」

店主「せ、生徒会役員!?」

零「....先生に報告していいか?」

店主「す、すいません!!本当に勘弁してください!」

店主「悪気はないんです!!」

店主は頭を下げて平謝りしてきた

零「ハハッ冗談だ」

零「君は確かにダメな事をしたが、それは善意からきたものだ」

零「それを通報しようなんて思わないよ」

店主「ほ、本当ですか!!」

零「あぁ、」

零「でも....」

零「一つだけお願いがあるんだ」

店主「?」

僕は500円玉をコルク銃が置いてある台に叩きつけ

零「もう、ワンプレーだ」

そう言うのだった


ネル「........」

恥ずかしくて逃げちゃったけど

零今どこにいるんだろ....

私は一年生フロアをウロウロし探し回ってたが...

零は見当たらなかった

そんな時....

???「あ、ネル!」

後ろから声をかけられた

私は声が聞こえた方向に顔を向けると...

そこには零がいた

零「全く....探したぞ....」

ネル「え.....」

私は零がそこにいる

という事実よりも驚いた事があり

ネル「それ....」

零「あぁ、お前に渡すために取ってきたんだ」

零「ほれっ!」

零は私にうさぎのぬいぐるみを渡してくれて...

零「リベンジ達成だなっ!」

と、微笑んでくるのだった


第二十二話 終了


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