生徒会大集結!
そうして会話が終わると
ガチャリッ
???「おつかれー」
生徒会室の扉が開けられた
ルル「あぁ、ひよりか」
ルル「お疲れ様」
ひより「あれ?後二人は?」
ルル「まだ来てないみたいだな」
ひより「ふーん」
ひより「じゃあ暇つぶしに神谷君と恋バナでもしようかなー???」
零「ひよりさん!?」
ひより「はっはっは、本当に神谷君はいい反応するなぁ」
この人はひより、生徒会では会計長を担当している
ルル「こらっ、後輩をあんまりいじめるんじゃない」
ひより「ごめんって«ヒロル»」
ルル「っ!その名前で呼ぶなといつも言っているだろう!!」
ガチャリッ
???「うぃーす」
???「お疲れ様です」
ルル「来たか」
シキ「悪いな、書記組で先生に呼ばれてたんだ」
ユノ「遅れました、すいません...」
ルル「あぁ、かまわない」
偉そうなのがシキ、生徒会では書記長を担当している
心優しそうなのがユノ、生徒会では書記次長を担当している
ルル「では、全員集まった所で会議を始めるぞ」
はい!!!
ルル「今日の議題は体育祭についてだ」
ルル「みんなも知っている通り、この蒼葉高校では毎年体育祭で生徒会企画を行なっている」
ルル「今日はその生徒会企画を考えたい」
ネル「しつもん!去年は何やったの?」
ルル「去年は教師VS生徒選抜でリレー対決をしてたな」
零「ありきたりですね」
ルル「まぁーこういうのが一番盛り上がるんだがな」
ルル「じゃあ何か案あるやついるか??」
.......
ルル「......まぁ、急に言われて思いつくわけないか」
ルル「よし、じゃあこうしよう」
ルル「1週間の期間を設ける、その期間で全員一つは案を考えてきてくれ」
生徒会全員が頷いたため....
ルル「じゃあ、今日はグループに別れて仕事する事にしよう」
ルル「私とネルは体育祭で必要なものの準備、書記組は先生方への報告用レポート作成、会計は予算案の作成、広報は生徒用保護者用の体育祭の宣伝プリントを作成してくれ」
ルル「では各自、仕事はじめ!」
そうして全員が仕事に移り....
ルル「ひより大丈夫か?大変じゃないか?」
ひより「んー?もう慣れたし大丈夫だよ」
ルル「そうか?きつくなったら無理せず言えよ?」
ひより「ありがとっ!」
そうだ気づいている人もいるかもしれないが...
この生徒会には会計次長がいないのだ
理由は単純で立候補者がいなかったからだ
そのため、会計次長の座は空席で6人で生徒会を運営している
そうして時間は過ぎ....
ルル「っと....」
ルル「もうこんな時間か」
ルル「今日はもう遅いし解散しよう」
ルル「みんなお疲れ様」
シキ「じゃ、俺帰るわお疲れー」
ユノ「お先失礼します、お疲れ様でした!」
書記組は一足先に生徒会室から退室し
ネル「じゃあ、私達も帰ろうか」
ネル「お姉ちゃんー?帰ろ??」
ルル「あぁ、すまないネル」
ルル「少し先生に報告しないといけない事があるから先帰っててくれ」
ネル「そう???」
ネル「じゃあ....」
ネル「かみやく〜〜〜ん???一緒に帰ろうねー?」
零「うげっ」
ネル「何その反応、失礼しちゃうね」
零「まぁ、いいけどさ」
ネル「やったね!」
ネル「じゃあ帰ろっか」
そして僕が帰りの支度をしていると
ひより「それ、私も一緒していい??」
ネル「ひよりさんもですか??」
ひより「もしかして....お邪魔だった笑?」
ネル「っ!!!何言ってるんですか!」
零「僕は構わないが...」
ネル「私も別にいいですよっっ!」
零「何に怒ってんだよ....」
僕達は生徒会室を出て廊下を歩いていた
零「そういえば、なんでひよりさんはルルさんの事をヒロルって呼んでるんですか?」
ひより「えっ、急だね」
零「ふと気になって」
ネル「あ、それ私も気になってた!」
ひより「んーー」
ひより「あんまり気持ちのいい話でもないよ?」
零「あっ、そうなんですか...」
ネル「ひよりさんがいいなら...」
零「ちょっ!ネル!!」
ひより「フッいいのいいの」
ひより「じゃ、お姉さん頑張っちゃおうかなーー??」
零「......」
ネル「.......」
僕達は聞くモードに入り
ひよりは話し始めた
ひより「あれは私がまだ中学生だった時の話」
ひより「私いまでこそこんな性格だけどさ....昔は臆病で弱くてどうしようもない人間だったんだ」
ひより「だから私いじめに遭っちゃってさ...」
ネル「えっ....」
ひより「私もまだまだガキでさ、怖くて逃げて不登校になっちゃったんだよ」
ひより「本当にバカだよね」
ネル「そんな事は....」
ひより「でもさ、その中学校には私以上のバカがいたんだよ」
ひより「その人は私が中学生の時の生徒会長でね」
ひより「もちろん私だって顔と名前ぐらいは知ってた
、でも別に関わりはなかった」
ひより「そんな人が急に家に押しかけてきてさ...」
ピーンポーン
ひより母「はーい」
ひより母「どなたですか???」
生徒会長「すいません、ひよりさんに用があってきました」
ひより母「.....」
ひより母「...すみません、ひよりは今人と話ができるような状態じゃありません」
ひより母「お引き取りください」
生徒会長「もしも...」
ひより母「?」
生徒会長「もしも、ひよりさんを不登校から解放させると言ったら?」
ひより母「えっ!?」
生徒会長「......」
ひより母「....ここがひよりの部屋です」
コンコンコンッ
ひより母「ひより?お客さんよ?」
ひより「....いやだっ...人と話したくない!!」
ひより母「.....」
ひより母「.....すみません、ひよりもこう言ってる事ですし、ダメそうです」
ひより母「今日はお引き取りください...」
生徒会長「....ひよりさん?入るよ?」
ガチャリッ
そう言い生徒会長は私の部屋に無理矢理入り...
ひより「っっ!!何勝手に入ってきてっ!!」
ひより「って....」
ひより「.....生徒会長???」
生徒会長「.....」
生徒会長は無言で私を見つめてきた
生徒会長「すいませんお母さん、少し席を外してくれますか?ひよりさんとお話ししたいので」
ひより母「え、えぇ分かりました」
そう言ってお母さんは階段を下っていった
私は仕方なく生徒会長を自分の部屋に招きいれ...
生徒会長「申し遅れました、私、生徒会長をしている、«ルル»と言います」
ひより「....知ってますよ、集会で顔ぐらい見ます」
ひより「で、関わりもない生徒会長がなぜうちなんかに?」
ルル「....まず、謝らせてほしいです」
ひより「何を」
ルル「ひよりさんが不登校になったのは、生徒会長の私の監視が行き届いてなかったのが原因です」
ルル「本当に....すいませんでした....」
そう言ってルルは深々と頭を下げてきた
ひより「ちょちょっ!頭を上げてください」
ひより「....私は別にそんな事を望んでなんかいないんですよ!!!」
ひより「もう、放っといてくださいよ....」
ルル「そういうわけにはいきませんよ...ひよりさん、もう一度学校に来てみませんか?」
ひより「っっ!!!」
ひより「学校に行って!何をすれと言うんですか!またいじめられて、なんなら逃げたって言われて今まで以上にいじめを受けるかもしれない...」
ひより「それでも生徒会長は学校に行けというんですか!!!いじめられにいけというんですか!?」
ルル「......」
ひより「もういいんです.....」
ひより「もういいですから....帰ってくださいよ...」
ルル「....ひよりさんに一つ、大事な事を伝え忘れてました」
ひより「....大事な事?」
ルル「えぇ」
そうしてルルは驚くべき事を告げてきた
ルル「ひよりさんをいじめていたた人達は全員退学になりました」
ひより「えっ....」
私はひどく動揺した
ひより「でっでもどうやって!」
ひより「私が先生に相談しても、うやむやにされて結局いじめは続いた」
ひより「先生方も対応がめんどくさくて、私の味方なんてしてくれなかった...」
ひより「それをどうやって...!!」
ルルは笑みを浮かべ
ルル「いやはや大変でしたよ笑」
ルル「私はいじめで不登校になった生徒がいると分かった瞬間、その日の議題をいじめについてという議題にした」
ルル「そこでひよりさんのいじめを取り上げ、色々と調べると面白い事にたくさんの証拠が出てきてね」
ルル「それを生徒会活動報告として先生に提出すると」
ルル「生徒会から提出されたものだから、教師陣もうやむやで終わらす事ができず大事として動いた」
ルル「そしてあいつらに下された処分は....」
ルル「退学」
私は目を見張った
本当にこれは現実なのかと
ひより「で、でも!私今までいじめられてたから友達とかいなくて....」
ひより「結局学校に行っても孤独な事に変わりはないし..」
ルル「?友達?」
ルル「ここにいるじゃん!«ひより»!」
ひより「っ!?」
ひより「友達に...なってくれるの?...」
ルル「当たり前だ!!私の目が光ってるうちは誰にも手出しなんてさせないからっ!」
ひより「.....あ...れ...?」
気づけば私の頬には一本の雫が伝っていた
ルルはそんな私を優しく抱き留め
ルル「もっと早く気づけなくてごめんね...」
ルル「今まで耐えてきた分、全部吐き出していいから」
私はルルを抱きしめ返して
ひより「うっ.....うっ...」
ひより「うわわああああんっ!!」
私は人生で初めて«友達»の前で泣いた
やがて一本の雫は大粒の涙へと変わり
止まる事を知らなかった....
第二話 終了




