兄弟
夏祭りも終え、僕達は今日二学期初めての登校日だ
そんな中担任がこれからの話をしていた
担任「夏祭りはもうおわったんだ、これからは——」
しかし...
ボケッー
あぁなんで教師の話というのはこんなにも退屈なんだ
僕は担任の話を99パーセント聞き流していた
担任「お前達はもう受験も意識して———」
キーンコーンカーンコーン
零「はぁ、やっと終わった..」
時間はすぎようやく担任の話が終わった
八神「お前話聞かなさすぎだろ...」
八神「魂抜けてるかと思ったぞ」
後ろの八神が話しかけてきた
零「それは言い過ぎだろ」
八神「まじまじ」
零「まぁ、話聞いててもおもんないしな」
八神「で?お前はどうすんだよ」
零「?どうすんだよって何?」
八神「はぁ、お前まじ話聞いてないんだな」
零「なんか重要な話でもしてたのか?」
八神は僕にグッと顔を近づけてき
言ってきた
八神「文化祭だよ!!文化祭」
零「あー確かに二学期の始まったしな」
八神「今日の六限目にクラスの出し物何やるか決めるから各自考えておけって言われてただろ!!」
零「悪いな、聞いてなかったわ」
八神「はぁ」
八神「で?お前は何かやりたいものとか無いのか?」
零「別に無いかなー」
零「みんなが出した案で良さそうなのがあったら賛成するって感じでいーや」
八神「夢も希望も無い奴だな...」
そうして時間は経ち...
八神「じゃあこれから2年4組の文化祭の出し物について決めていくぞー」
六限目になっていた
八神「先生に代わり進行は文化祭実行委員の俺が進めていきまーす」
この学校では文化祭では各クラス実行委員を出す必要がある
実行委員は生徒会から来た連絡をクラスに伝えたり出た案を生徒会に通したりと普段の学級委員長の文化祭verのような役割だ
先程実行委員を先生が募集したのだが....
もちろん手をあげる者など誰もいなかった
そんな時八神が...
八神「じゃあ、俺やるよ」
と引き受けた為八神が実行委員だ
しかし八神は所謂陽キャでクラスの人気者なので話し合いがスムーズに進む
実行委員は適任だったのかもしれないな
そんな事を僕が考えていると...
八神「じゃ、何かやりたいのあるか??」
八神「案あるやつは手をあげろー」
八神が生徒に案の募集をかけた
すると一人の生徒が...
男子生徒「はいはーい!」
男子生徒「なんか飲食やるのは?焼きそばとか!!」
八神「んーあれってアニメとかだったらめちゃくちゃ簡単にやってるけど現実めっちゃ審査厳しいんだぞ?集団食中毒とかもあるならな」
八神「生徒会に案出したら飲食の体制次第では却下されると思うぞ??」
男子生徒「まじかー」
八神「まぁまぁそう気を落とすな」
八神「候補には入れといてやるから」
男子生徒「ありがとなー」
八神「じゃ、他に何かある奴いるか??」
女子生徒「はいはーい」
女子生徒「何か演劇やるのは??」
八神「まぁー準備は大変だろうが問題はない」
八神「候補に入れておこう」
八神「他にある奴いるかー???」
男子生徒「はいはーい!」
男子生徒「メイドカフェ!!!」
八神「お前は俺の話聞いてなかったのか?」
男子生徒「もちろん聞いてたよ!!」
八神「じゃあなんでメイドカフェとかいう提案が出てくるんだ??」
八神「飲食物扱う時点でダメに決まってんだろ」
八神「却下だ」
男子生徒「じゃあ、買ってきたものを提供するってのはどうだ!?」
八神「買ってきたもの??」
男子生徒「おう!」
男子生徒「買ってきたクッキーやら紅茶を提供するんよ!!」
男子生徒「これなら自分達で作らないから審査に引っかからないだろ???」
八神「まあまあまあ」
八神「女子が許可するかどうかだけどな...」
八神「まぁとりあえず候補には入れといてやる」
男子生徒「よっしゃ!!」
八神「じゃあ他何かあるやついるかー?」
八神がクラスに問いかけたが...
シーン...
八神「なんだお前らもうネタ切れか」
八神「んーー後二つぐらいは案出してほしいなぁ」
そんな言葉をこぼした八神は...
八神「あっ!」
何かを閃いたようで...
ニヤニヤしながら僕に視線を向けてきて
僕に一言....
八神「神谷君生徒会だよねー??生徒会でも通りそうな案考えて!!!」
零「は?」
気づけばクラスの視線は僕に集まっており...
....殺したろかなあいつ...
そんな事を心中で考えながら...
八神「で?神谷君案は何??」
僕は考えて...
考えた末にありきたりな答えを言う事にした
零「.....お化け屋敷とかいいんじゃないか?」
八神「...THE普通だね」
あぁ...死ね....
八神「まぁーこんなもんでいいかな?」
八神「じゃあ考える時間5分あげるから、その間に考えろー」
八神「5分後投票に移るからなー」
そうしてクラスにざわめきが起こり...
4分もあれば静かになってきた
八神「よし!そろそろいいかな?」
八神「じゃあやりたい奴に手上げて」
八神「まずは飲食から———」
そうして集計が終わり....
八神「......」
八神「飲食が9人の演劇3人のお化け屋敷20人のメイドカフェ1人...」
八神「て、事で...」
八神「うちのクラスの文化祭の出し物はお化け屋敷に決まりです!!」
零「.....」
まさかの僕の案が通った
まぁ、消去法と言えば消去法だが...
ちなみメイドカフェに挙げた一人はあの発案者だ
手挙げてる時、クラス全女子から冷ややかな目で見られていた
八神「じゃあ、役割とか部屋の構造とかは次回以降にしよう」
八神「今日はここまで!!」
八神「みんなお疲れ様!!」
八神がそう言って六限目が終わった
零「...八神のせいで酷い目に遭った...」
ネル「ハハッ、まあ案通ったんだからいいじゃん??」
ホームルームも終わり僕達は生徒会室に向かっていた
零「そうゆう問題なのか??」
そんな他愛のない会話を繰り広げ
生徒会室についた為ドアを開けた
ネル「お疲れ様でーす」
零「あれ?みなさん今日早いですね?」
零「何か大事な事ありましたっけ?」
そこにはいつも僕達より遅いシキさんやひよりさんがいた
ルル「.....」
ルル「まぁ、大事と言えば大事だな...」
零「?どゆことですか?」
ルル「....まぁとりあえず座ってくれ」
そう言われたため僕とネルは自分の席に座った
ルル「今日は文化祭についての会議」
ルル「だが...」
零「?」
ルル「みんなに、主に2年生組に伝えないといけない事がある」
零「なんですか?」
ルルさんは一拍おき告げてきた
ルル「今日からこの生徒会に会計次長としてメンバーが一人増える」
零「え?そんな話聞いてませんよ?」
ルル「...言っただろ?2年生組に伝えないといけないって」
ルル「これは3年だけで決めた決定だ」
零「なんでですか???」
零「生徒会メンバーが増えるなら生徒会全員で話し合うべきじゃないですか?」
ルル「......」
ルル「まぁまずは自己紹介が先だ」
ルル「入ってきていいぞ!!」
その人物は生徒会室前で呼ばれるのを待っていたのか、ルルさんが呼ぶとその人物はドアを開け顔を覗かせた
ガチャリッ
零「なっ!?」
僕は呼吸が止まった
本当にここが現実か疑った
零「な...なんでお前がここにいるんだよ!!」
その男は僕の言葉を遮るように自己紹介を始めた
???「はじめまして!」
???「この度会計次長として生徒会に加わる事になりました」
???「神谷一です!!よろしくお願いします!」
ネル「か....」
ネル「神谷....一?」
真っ先に声を上げたのはネルだった
一「そして...」
一「そこにいる神谷零の...」
一「実の弟です!」
ルル「なっ!?」
ひより「......」
シキ「......」
零「っっ!!!」
第十三話 終了




