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レクシア -de quodam lexicone fabula-  作者: Nekke
第1章 図書館編
4/8

0004 魔法

 私は今、「初級魔法大全」を読んでいる。

 もちろん、分体を使って。

 どうやら、分体の生成にはMPを使うけど、分体の維持にはMPを使わないみたい。

 ついでに生成した分体を索知で調べたら、こう表示された。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

レクシア 種族:魔物/辞書 年齢:13歳 性別:女

役職:無職 レベル:3

HP:30/30 MP:55/76

ステータス傾向:MP、魔法攻撃

属性傾向:闇

スキル:

索知:レベル2

分体:レベル1

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ここから分かることは、分体を索知したら本体側のステータスが表示されるということ。

 でも今は本を読めていることの方が重要だ。

 そう、あくまで調べたのは「ついで」だから!


 でもやっぱり、本を読むというのは素晴らしいことだと思う。

 ページをめくることで感じる本の重み、めくるたびに聞こえる「パラッ」という音、一枚一枚に染み込んだ本の匂い。その全てが「読書」という行為を昇華させる。




 …だが、その至福は突如として終わりを迎えるものだ。でもそれは、絶望を伴うものではない。次の本が読めるという、希望と喜びを伴うものだ!

 要約すると、「初級魔法大全」を読み終わってしまった。

 そして案の定、読み終わったら【初級魔法】が獲得できた…という訳ではなかった。だから、索知で調べてみると、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

初級魔法:

多くの魔法使いが通る道。戦闘に必要な基礎的な魔法を扱う。

威力は低めだが詠唱が短いため、牽制などに使いやすい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 いかにも普通の結果だ。でも、ひょっとしてスキルじゃない?ちょっとだけ、他のスキルと比較してみよう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

分体:

MPを消費して分体を生成する。

分体の最大数や性能は、スキルレベルに依存。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 やはり、少し違う気がする。ちょっとこれは、検証すべきかも。



 というわけで、今は図書館の中庭にいる。本がある場所で検証するのは本に被害が及ぶかもしれないから、

「もし庭のようなものがあったら、使わせてください」とノーモスさんに聞いたら、

「いいよ。この部屋から突き当たりを右だ」って言ってくれた。


 じゃあ、始めていこうと思う。まずは一番安全そうな水属性から。弾ける水をイメージして。

「アクアブラスト」

 …何も起きない。MPも消費されていない。


 あ、ここに呪文が書いてある。これを読めばいいのかな?

「水よ、弾けろ アクアブラスト」

 …やっぱり、何も起きない。もう一度見返してみよう。


 あれ、この記号はなんだっけ?右ページに、魔法陣のようなものが書いてある。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

魔法式:

水属性初級魔法「アクアブラスト」の魔法式。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 もしかして、これを使えば…

 そう思って、それに手を当てたまま唱えてみる。

 手を当てていると、不思議とイメージが掴めてくる。魔法式に沿って、水を飛ばして、弾けさせる。

「アクアブラスト」

 魔力が体を巡り、反対の掌から魔法が放たれた。拳大の水球が勢いよく飛んでいき、木にぶつかって大きく揺らす。


 すごい!人生初の魔法だ!木が少し抉れるくらいだと思ってたから威力は想像より低いけど!

 でも、少し疲れたのとMPも多分残り少ないな。今日はもう終わって、また明日にしよう。

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