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レクシア -de quodam lexicone fabula-  作者: Nekke
第2章 ルーメル編
12/21

0011 商人

 ここ数日、森で見つけた倒木のところを拠点に生活している。朝起きて、昼までに何体か魔物を倒して、昼に魔物を食べて、また狩りに行って、夜は自分を索知する。


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レクシア 種族:魔物/辞書 年齢:13歳 性別:女

役職:無職 レベル:9

HP:50/50 MP:107/112

ステータス傾向:

MP:SS

魔法攻撃:S

属性傾向:

闇:S

スキル:

索知:レベル5

 探識:レベル3

分体:レベル3

読書:レベル5

 御伽:レベル2

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 4日前にレベルが上がったけど、実はそれから上がってない。

 あの時は確か、【分体】と【索知】、あと【探識】のレベルも上がった。

 【分体】は、維持できる時間が延びて、4時間から12時間になった。

 【索知】と【読書】もレベル4で派生スキルを手に入れたから、【分体】もレベル4なのかな?次でレベル4だから、そうだといいな。

 ところで、【索知】のレベルアップでステータス傾向の表示が変わった。恐らく、特に優れたステータスや属性とその程度を見れるようになった。今はあまり恩恵を感じないけど、そのうち有り難くなってくるかも。

 【探識】の方は、スキル使用時の魔力塊がより透明になって、見えにくくなった。後ろからだったら当たった時も気づかれずに調べられるから、すごく便利だ。


 そういえば、あれからはレッサーホーンラビット以外には出会ってなくて、レッサーグレーウルフはいないみたい。本当に平和だ。

 …でも、レベルが上がってないのってそれかもしれないんだよね。だから、ちょっと変えていかなきゃ。


 ところで最近、倒木から東に行った草原のところに街道を見つけた。位置的におそらくルーメルに繋がってる街道で、これを北に辿ったら無事にルーメルに辿り着けそう。大まかな距離と北東にあることしか知らなかったから、結構嬉しいかな。


 だからしばらくは、その街道を周回ルートに加えている。…とは言っても、これまではまだ何か起きるわけでもなかった。

 だから、今日を最後にそこを回るのをやめようと思っていたんだけど…


 鉄と汗と、焦げた布の匂いがする。街道の方から、何やら喧騒が聞こえてる。どうしたんだろう?

 そう思って近づいたら、商人のような格好をした人たちが緑色の肌の人型の魔物たちに襲われてた。商人の格好の人二人を、剣を持った護衛っぽい見た目の人が守ってる。…でも、ちょっと分が悪そう。助けに行ってみよう。


 気づかれないように後ろから近づいて、まずは【探識】で調べる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ゴブリン 種族:魔物/亜人種 年齢:2

レベル:5

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ゴブリン 種族:魔物/亜人種 年齢:3

レベル:6

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ゴブリンチーフ 種族:魔物/亜人種 年齢:6

レベル:11

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 緑色の魔物は、やっぱりゴブリンだったみたい。というか、ゴブリンチーフって本当に強いな。レベル11って、私でも見たことないや。勝てるかな?


 まあいいや、とりあえず助けようか。

「ファイアボルト」

 今は森の中じゃないから、火の扱いについては大丈夫。菱形の炎が、矢のように飛んで弾ける。

「ギャア!」

 直前で気づいたゴブリンは、持っていた棍棒で防ごうとしたが、間に合わなかった。大きくのけ反って、大の字に倒れる。

 そこでようやく気づいたのか、他のゴブリンたちが焦ってこっちを振り返ろうとしてる。

 …でも、その隙を見逃すのは悪手だ。もう一発、ゴブリンチーフを確実に倒しておきたい。

「ダークボール」

 黒い闇が、勢いよく飛んで行く。そして、脳天に当たり一撃で仕留めて…

 とはならなかった。ゴブリンチーフは思ってたより速く、ヒュッと身を交わして避けられた。


「ギャギギャ!ギュア!」

 よく分からない捨て台詞みたいなのを吐いて、残りのゴブリンと一緒に一目散に森へ逃げて行った。


「…あの、君は誰だね?ぜひお礼をさせておくれ」

 あっ、そういえば人助けをしている最中だった。ちょっとぽっちゃりしたその商人は、立派な口髭を蓄えていた。

「ああ、確かに名前を名乗る時は自分からでなければね。私は…」

 そこで区切って、続ける。

「各地を巡っている、メリダ商会のバルトンだ」

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