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七話 悪災日の最終準備

僕は、嘘をついていたにも関わらず、尚次は協力してくれた。

尚次の協力もあり、住民を集めてもらった。

そこで安全確保のことをしゃべった。

住民は、『俺たちの村だから、俺たちが守る』と協力的な表現をした。

結果的に、僕を先頭・指揮として住民みんなで悪災に対抗することになった。

『分身行け!』

『了解!』

大変な一日が始まった。


僕は、住民に作戦を話した。

「魔法を使えるものは魔法陣に行ってくれ。そして物理系が得意な奴は前衛陣に行ってくれ。

そして魔法陣の一部と前衛陣の大半は、柵を作って村を囲むでくれ。そして最後だ。

戦えない方の女性は、ご飯を用意しててくれ。絶対に負けることはないからたくさん作ってくれよ!」

僕は住民にそう告げた。

住民は言う。

「わかりました!颯爽と準備して参ります!」

この村にいる者たちは一斉に動き始めた。


僕も一つやることがある。

僕は、魔法剤ポーションを作ってみるんだ。

魔法剤は、回復がメインだ。

回復の魔法剤に必要なのものは三つある。

『薬草』:メインになるもの。

『動物の骨』:砕いて少し入れるもの。

『魔力』:少し入れるだけでプラスの効果が得られたり回復の効果が上がったりするもの。

これで一番集めづらいのは、動物の骨だ。

でももう集め終わっている。

僕は、住民に作戦を話す前に分身に集めてに行ってもらったんだ。

僕は、分身に問いかけた。

「おい。どのくらい集まった?」

分身は言った。

「大体50人分くらいは集まりました。」

僕は言った。

「わかった。そろそろ帰ってきていいぞ」

分身は言った。

「了解です。」

分身はそういうと僕の前に現れた。

そして骨を置いた。

なぜ分身と話せるかっていうと分身っていうのは、出した人といつでも話せるんだ。

分身は言った。

「これで十分ですかね?」

僕は言った。

「十分だよ!」

分身が言った。

「報酬はいつもらえるんですか?」

僕は言った。

「今日はたくさんの肉が歩いてきてくれているだろ?

そいつらの20パーセントをあげるよ。」

分身は言った。

「わかった!合計でどのくらいの量なんだ?」

僕は言った。

「100匹くらいだよ。だからそれの20パーセントは20匹だ」

分身は納得した感じだった。


僕はさっそく作業を始めた。

(えっと本で読んだ内容だと...)

僕は、本で読んだ内容を真似して作った。

最初の方は失敗していたけど、どんどん失敗しなくなっていった。

「完成だ!」

僕はそうつぶやいた。

僕が失敗していた理由は、量に対する魔力の多さが原因だった。

でも僕は、魔力をたくさん入れないと面白くないから耐えられるくらいの魔力量に調整した。

そしたら成功したのだ。

完成したといっても僕は、まだ一つしかできていない。

僕はここから複製を始めた。

僕は、できるだけ作ったときの感覚を忘れないうちにやり始めた。

できるだけさっきと同じ結果にするために工夫した。

~~~~~~~~~~10分後~~~~~~~~~~

多少失敗はあったものの『30本』成功した。

そして作っているうちに新たな職業を得られたと思う。

得られたのは21本目の時だった。

「智安。あなたは『魔薬者やくざいし』になりました。』

僕はもらったものの使い方がわからないから使わなかった。

僕は、職業をもらったりしたがどちらにしろ30本も魔法剤ができたのは

いい出来だと思った。

僕は、回復メインの魔法剤を作り終わった。

僕は思った。

さっきもらった職業があれば素材がなくても作れるのではないかと思った。

僕は一度能力内容を確認した。

「魔薬者:一度作った魔法剤を複製できるもの」

(やっぱりそうだ。複製できるんじゃないか)

僕は早速複製をしてみた。

複製をするためには容器が必要ならしい。

僕は適当な容器に複製してみた。

複製してみるとちゃんとしたクオリティーだった。

(これなら、無限に作れるじゃないか)

僕は、20本くらいプラスで作った。

僕は、理想以上に作れたのでそれを運ぶために尚次の場所に向かった。


尚次は今、柵の指揮者をやっている。

尚次の場所まで歩いている間に思ったことがある。

そう、すごく村の整備が進んでいたのだ。

(これは予想以上に早く終わるかもな)

僕は10分くらい歩いてようやくついた。

尚次は指示をしていた。

「そこはもっと、頑丈に作れ!そこが壊されたら村は一瞬として血の海だぞ」

僕は尚次に言った。

「指示をしてくれているんだな。」

尚次は言った。

「そうだな。仕事だからな。てかお前さんは何をしてたんだ?」

僕は言った。

「回復メインの魔法剤を作っていたんだ。

作っている間に新しい職業も手に入れたよ!」

尚次は言った。

「職業ってなんだ?」

僕は言った。

「魔薬者だよ。魔法剤を複製できる魔法らしい」

尚次は言った。

「マジか。それって専門職だぞ。」

専門職っていうのは、そういう家系に生まれた人や鍛錬した人しかもらえない職業らしい。

僕は言った。

「魔法剤を30本くらい手作りしただけだよ」

尚次は言った。

「確かに。確率でもらえるけど30本でもらうのって超レアだぞ」

尚次は言った。

「てか合計でどのくらい魔法剤はできたんだ?」

僕は言った。

「50本だよ」

尚次は言った。

「それは今どこにあるんだ?」

僕は言った。

「そうそう。その話をしようと思ってきたんだよ。

僕は、犬だろ?あんな重いの運べないんだよ。だからさ運んでくんないか?」

尚次は言った。

「じゃあここの指示はどうすんだよ」

僕は言った。

「運んでいる間は、僕がここの指示をするよ」

尚次は納得してくれた。


僕は代わりに指示をしていた。

でも僕は、自分だけやってないことが嫌になった。

だから僕も少しでも手伝うことにした。

僕は柵の木を噛んで、持って行った。

「ありがとうございます」

僕は言った。

「だって僕だけやっていないのは不平等だろ?」

僕はそれから何本も運んだ。

尚次が帰ってきた。

「おい!お前さん何してるんだ?」

僕は言った。

「手伝っているんだよ」

尚次は言った。

「一番上の立場の人がなんで手伝っているんだよ」

僕は言った。

「なんで、立場が上だからと言って手伝わない理由にはならないだろ?」

尚次は言った。

「立場が上の人は見ていることが多いのにお前さんがやっている行動はそれに当てはまってないって

言っているんだ」

僕は言った。

「なぜ型に入らないといけないんだ?」

尚次は少し黙り込んだ。

僕は、そのあとも手伝った。


柵の準備が早めに終わった。

雷角熊者が来るまであと約2時間くらいあるようになった。

僕は住民を集めていった。

「武器を持つ者たちに聞きたい。なにで戦うつもりなんだ?」

住民は答えた。

「桑とかで戦おうと思っています」

僕は言った。

「それではちゃんとした戦いはできないだろう」

住民は黙ってしまった。

僕はつづけた。

「僕は一応剣くらいなら作れると思う。一つ協力してほしいことがある。」

住民の一人が言った。

「なんですか?」

僕は言った。

「君たちが使いたい武器を教えてくれ。」

住民は言った。

「わかりました。間に合いますか?」

僕はご主人からのもらい言葉を言った。

「間に合わないことを考えるんじゃなくて間に合うためのことを考えるんだ。

大丈夫だ。作れるはずだ」

僕はそういってそこを立ち去った。


僕は早速取り掛かった。

僕は本で読んだことを真似した。

剣というのは骨でもできるのだ。

僕は、さっき分身に集めてきてもらった骨を利用してつくることにした。

僕は、今日手に入れた職業を使うことにした。

あの職業の強みは、『一度作るだけ』で複製というものだ。

僕は、加工ができる魔法剤を作り始めた。

加工メインの魔法剤は、衝撃的で作り方を覚えている。

必要なものは二つだけだ。

『武器にするもの』:今回は骨

『武器をこれに化したいもの』:今回は石

僕は早速始めた。

骨は十分ある。

僕は、分身に集めてきてもらうことにした。

「分身よ。石を集めてきてくれよ」

分身は言った。

「すぐに集めてきます」

そういって走っていった。

僕はその間、骨を並べて使えそうなものを分別した。


~~~~~~~~~20分後~~~~~~~~~


僕の分身が帰ってきた。

「これくらいでいいですかね?」

そこには100個くらいの石があった。

僕は言った。

「十分だ」

僕は早速作り始めた。

魔法剤を作るのは簡単だ。

石を砕いて、水と混ぜ、魔力を込める。

僕は最初から成功することができた。

あとは、職業『魔薬者』で増やすだけだ。

僕はたくさん複製した。

そしたらそんなに石いらないんじゃないのって思うかもしれないけど

石を使い道はある。

僕はさっき分別した骨を石で叩いて砕いた。

僕は、形を整えてそこにさっき作った魔法剤をかけた。

そうすると一つ骨が石化した。

僕はそれを何度も作った。


僕は結果的に10本くらい作った。

10本っていうのは手作りでって話だ。

僕は、10本目で職業を手に入れたのだ。

名前は確か、『鍛造者ソーベースト』だ。

まあ簡単に言えば、魔薬者の剣バージョンだ。

そんなことをしているとそろそろ時間だ。


僕はすぐに作った剣を持って行った。

住民は僕が作った剣を持った。

そして僕はみんなの前で大声で言った。

「この村の犠牲は『ゼロ』だ。そしてたくさんの戦った経験を積め。

でも死ぬことは許さない。お前らの死が誰かの悲しみとなっている。

だから絶対に死ぬな」

住民は声を合わせていった。

「シャー!!」

みんなの士気が上がった。

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