閑話&四点五話 この世界の基礎知識
僕は、尚次からこの世界についてを教えてもらうことにした。
尚次は話し始めた。
「まずどこから話すべきなんだろう。俺もな一応異世界転移者だから本で読んだり誰かから教えて
もらったことしかないんだよな。」
(さっさと話してくれ。日が落ちてしまうよ)
尚次は話をつづけた。
「じゃあまずは簡単なところから行こうか。お前さんがわからなかったであろうあの『言語』についてだ。
あの言語は一応この世界の共通語らしい。言語の名前は、『時よりの識』というらしい。俺も最初に聞いたときは何言ってるかわからなかったが、聞いてみたら『時が過ぎても一生の知識となってほしい』という意味が込められているらしい。そしてあの言語の元々は、この世界の勇者と言われている『ジュハル』が作ったとされているんだってさ。まあよくわからんがまあ『要約すると『勇者の教えの言語』ということ』だ」
(なんじゃそりゃ。あの変な言語、勇者からのものだったのか)
尚次は話をつづけた。
「じゃあ次は、そうだなこの世界の『魔物ランク』についてだ。
この世界には、EからSまでの魔物がいるらしい。Eは、植物が主に入っている。
Sっていうのは、勇者が倒すのにとても時間がかかるくらい手強い敵ということらしい。
まあこのランクも勇者基準ということだな。ちなみにさっきの雷角熊者はあいつは『Aランク』の魔物だ。
そして導盾熊者はあいつはたしか『AAランク』だ。」
(この世界、勇者基準過ぎるだろ。てかAランクとかAAランクを倒している分身ってすごく強いんだな)
そんな分身に感心しているときまた尚次は話をつづけた。
「じゃあ次は、何にしようかな。そうだ次は魔法の話にしようか。
この世界には、大きく分けて2つある。
まず一つ目だ。一つ目は、『自己強化魔法』だ。
この魔法は、特に『自付与魔法』がメインだ。
この魔法は、剣などの物理攻撃の物に有効な魔法だ。
自付与魔法の『タザーン』をつけると二段攻撃になったりする。
二つ目は、『直下魔法』だ。この魔法は、何かにつけて使うというのもあるが大体は直接相手に与える魔法だ。
でもな直下魔法にも大きく分けてたくさんの種類があるんだ。
『幻覚魔法』、『召喚魔法』、『重複魔法』、『解析魔法』、『分離魔法』の5つがよくよく使われている魔法だと感じるよ。
一つずつ説明していこうか。
まず幻覚魔法は、簡単に言えば『相手をだませる魔法』だ。
例を挙げると、相手の目の前にその人の大切な人を出して攻撃できなくさせたりな。
次に召喚魔法は、簡単に言えば『分身を出したりすることができる魔法』だ。
例を挙げると、意識すると分身を出したり一度倒した魔物の複製体が作れるということだ。
次に重複魔法は、まあ自付与魔法と少し似ているが簡単に言えば『魔法を一度に二回、三回とダメージを与えられる魔法』だ。
例を挙げるなら『ザイル』に重複すると爆発の威力が二倍になったりな。
次に解析魔法は、簡単に言えば『相手の弱点や属性、ステータスを分析する魔法』だ。
最後に分離魔法は、簡単に言えば『物に自我を持たせたりする魔法』だ。
例を挙げるとすれば、人形に自我を持たせて戦わせたりな。
これが大体の魔法の説明だ。
俺のおすすめ魔法としては、『召喚魔法』か『解析魔法』だろうな。
言い忘れていたが、魔法を覚えるのは『魔導書』というのを読めば大体は
覚えられる。でも自付与魔法は大体は鍛練で覚えられることが多い」
(俺の魔法って『召喚魔法』の一種なんだな)
尚次は話をつづけた。
「最後は国についてだ。大まかに分けると7か国ある。
一つ目、魔物の国『シリバス』だ。ここは、魔物が住む国だ。
二つ目、人々の国『サリエル』だ。ここは、巨大都市だ。
三つ目、落ちこぼれの国『シライス』だ。ここは、貧乏な人が多いイメージだ。
四つ目、工業の国『シジバレ』だ。ここは物を作る職人が多い場所だ。
五つ目、異人の国『サニー』だ。ここは今俺たちがいる場所だ。シライスより裕福な国的な存在だ。
六つ目、勇者の国『ヒルシ』だ。ここは勇者が生まれた場所であり死んだ場所だ。
七つ目、知識の国『サ・ヘル』だ。ここは世界の魔導書などが集まる国だ。」
(この世界は、いろいろな国があるんだな)
尚次は言った。
『これが今俺が知っている知識だ。話過ぎたもう朝になりかけている』
僕は景色を見た。
確かに暗い雲がから少しずつ光が見え始めている。
僕たちはすぐに寝た。