二十六話 王との対面
僕とスーサーは、城への侵入が成功したのだった。
また一日が始まった。
僕たちは、起きてすぐに進むことにした。
スーサーは言った。
「そろそろだぞ」
僕は言った。
「わかった。どこに着くんだ?」
スーサーは言った。
「玄関の隣の部屋だったはずだ」
僕は言った。
「わかった。王はどこにいるんだ?」
スーサーは言った。
「一番奥にいるはずだ」
僕は言った。
「地下か?」
スーサーは言った。
「地下ではなかったはずだ」
そういってスーサーはまた歩き始めた。
僕は付いていくしかなかった。
~~~~~~~数分後~~~~~~
スーサーは立ち止った。
「ここだな。」
僕は言った。
「ここが部屋の真下なのか?」
スーサーは言った。
「あぁ。確かだがな」
僕は言った。
「でも開く場所なんてないぞ?」
スーサーは言った。
「いやあるよ」
僕は言った。
「どこにあるんだよ」
スーサーは言った。
「確かここに・・・」
と言って壁を触った。
その瞬間、天井が開いたのだった。
僕は言った。
「お前。何で知ってるんだよ」
スーサーは黙って、返事もしなかった。
(何で無視するんだ?)
スーサーは言った。
「早くいくぞ」
そういって上ったのだった。
僕は言った。
「僕登れないんだけど・・・
手伝ってくれない?」
スーサーは言った。
「そっか。お前魔物だったか」
と言って僕のことを抱っこしてくれた。
その時、ご主人のことも思い出した。
~~~~~~~昔~~~~~~~
僕はご主人に言われた。
「なあ。智安。今から散歩でも行こうか。
車を使ってな」
僕は言われるがままついていくことになった。
数時間後。僕が嫌いな場所『病院』に着いたのだった。
(こいつ。嘘つきやがったな)
僕は損なことを思いながら、エコー台に乗せられ
爪を切られたり、注射を打たれたりした。
そしておろされるときに、ご主人に抱っこしてもらったのだった。
そして病院を出て、ご主人が最初に放った言葉は意外なもので印象的だ。
「智安。お前は俺が嘘をついたと思っているだろう。
でもな。人という動物は『嘘をつく当たり前』な動物なんだよ。
嘘をついたことない人間もいるかもしれないが、それは少数派に当たるだろう。
だからな。もし人間に生まれ変わったときは、『疑う』ことを大切にしろ。
たとえどんなに親切にしてくれる奴だとしても、どんなに長い間一緒に居たやつだとしても
常に疑う視点を持て。まあお前が人間に生まれ変わるのかはわからんがな」
僕はそういわれたことを今でも覚えている。
僕は今だからこそその意味が理解できるようになったと思う。
~~~~~~~~~~現在~~~~~~~~~
僕はそんなことを思っていながら抱っこされていた。
そしておろされた場所は、とても広い『ホテル』のような場所だった。
(すげー。きれいだな)
見渡すとちゃんと掃除された形跡があることが分かったのだった。
スーサーは言った。
「よし。行くぞ」
僕は言った。
「あぁ。行こうか。王の場所へ」
スーサーは言った。
「まあ。戦わないと信じたいがな」
そういって歩き始めたのだった。
僕たちは部屋を出ると大きな廊下につながっていたのだった。
(うわー・・・広)
僕はそんなこと思いながらスーサーに付いて行った。
スーサーは言った。
「この廊下は確か、たくさんの人が通るんだ。気をつけろな」
僕は言った。
「あぁ。わかっているさ」
僕たちは歩き始めたのだった。
~~~~~数分後~~~~~
僕たちが歩いている遠くに人がいるのがわかったのだった。
スーサーは僕を抱っこして、一つの部屋に隠れた。
そして少しづつ近づいてくる足音に僕はビクビク震えていた。
そして少し経ち、足音が消えたことを確認しドアを開けた。
スーサーは言った。
「ほらな。人が通るだろ?」
僕は言った。
「めっちゃ怖いな」
スーサーは言った。
「まあ。見つかったら多分だが処刑だからな」
僕は言った。
「え・・・」
スーサーは言った。
「知らなかったのか?」
僕は言った。
「そんなの知らないよ。聞いたこともないし」
スーサーは言った。
「でも戻る選択肢はお前にはないんだろ?」
僕は言った。
「あぁ。もちろんさ」
そういって僕たちはさらに奥に進んでいった。
~~~~~~数分後~~~~~
僕たちは、王がいる部屋の少し前まで来たのだった。
スーサーは言った。
「まあ。いるかわからんが多分いると思う。
気をつけろよ」
僕は言った。
「まあ。戦わないように気を付けるよ」
スーサーは言った。
「一応俺が後ろを見るさ」
僕は言った。
「戦いになったら僕が先頭になって戦おうか」
僕たちはある程度の作戦を決め歩き始めた。
僕の心はバクバクしていたのだった。
僕たちは、王がいるであろう部屋の前に着いた。
スーサーは言った。
「じゃあ開けるぞ」
そうしてドアが開いた。
そこには誰もいなかったのだった。
(は?どこにいるんだ?)
スーサーは言った。
「あれ。いないな」
僕は言った。
「ここに居るはずなんだよな」
スーサーは言った。
「あぁ。そのはずだ」
僕は言った。
「いないってあり得るのか?」
スーサーは言った。
「いや。あり得るかもしれないな」
それを言った瞬間、ドアがゆっくりと閉まった。
「おい。ドアが!」
そうスーサーは叫んだのだった。
僕は言った。
「やばい。閉じ込められる」
もう遅かったようだった。
僕たちは、王の部屋で閉じ込められたのだった。
(やばい。見つかったら殺されるのに・・・)
「三空意識」
謎の声が聞こえた直後、僕たち二人は違う空間に来てしまった。
そこは何もない場所だった。
スーサーは言った。
「攻めてくるぞ」
奥にはだれか座っていた。
僕は言った。
「なあ。僕たちは話に来たんだが何でいきなりこんな空間に越させられないといけないんだ?」
謎の声は言った。
「お前は正気なのか?
そんな者を連れてきて」
僕は言った。
「そんな者って?」
スーサーは言った。
「いや。あいつは戦闘態勢のようだぞ」
謎の声は言った。
「戦闘はするしかないみたいだな。
なあ久しぶりだな。逃亡の秘書であり王の息子『スジーサー』よ」
僕は言った。
「スジーサーって誰のことだよ」
謎の声は言った。
「あぁそうだったか。お前は今は偽名で名乗っているんだっけ?
まあ過去を知っている者にはすぐわかるさ」
僕は言った。
「お前。スーサーのことを言っているのか?」
謎の声は笑いながら言った。
「ほかにだれがいるというんだ?
お前は知能が足りないようだな」
僕は言った。
「スーサー。本当なのか?」
スーサーは黙っていた。
謎の声は言った。
「じゃあ対話という『死をかけた戦い』を始めようか。
なぁスジーサーよ。あの時家出した秘書よ」
僕たちは情報が不確定なまま、戦闘が始まるみたいだった。
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